前略。大宮アルディージャ／渡辺代表さま。 大宮アルディージャVS清水エスパルス戦

まずは現地に行かれたファン／サポのみなさん、お疲れさまでした。。。気をつけて帰ってきてください。。。

私は現地に行けず、仕事が一段落して携帯をチェック。。。愕然としました。。。得点者の中に、大宮の選手名がない。。。
もう一度戻ってみて見ると、３－０。これ何かの間違いじゃないか？？本当に思いました。そして記録を見るとイエローカードの数。。。試合展開を想像してしまった。もちろん後半に入ってから。。。

どこかのサイトで「今日の清水は予選敗退だから、主力じゃない」みたいな文面を目にしました。そんなわけないだろ！って私は思ってました。平日の日本平。予定通過は難しくても、ホームに駆けつける清水サポのため、長谷川監督が練習試合みたいな展開をするわけないじゃないか！って、思ってたんです。逆の事を考えればわかります。ホーム試合とは、地元ファン／サポのためにあるのだし、選手たちもそれを意識してプレーするのですから。

で。

率直な感想は、「今の大宮アルディージャでは、決勝トーナメントに行くのは申し訳ない」という意味で、サッカーの神様が下した決断だと思います。日本のサッカーといえども、最高峰のリーグJ１のカップ戦に、今の大宮アルディージャは行ってはいけません。カップ戦は、「強い」チームが勝ち残ります。これは個の能力が高いという意味だけじゃありません。チームとしての力が、証明されてしまう場だと思います。その点では、現状の大宮アルディージャでは、決勝トーナメントに出場するに相応しくなかったのだと思います。
誤解がないように書きますが、これは選手たちだけの責任じゃありません。もし選手たちの責任だとしたら、それは過去の２試合です。私もブログで書きましたが、ホームでのマリノス戦（雨の試合）、とホームの清水戦、逆転負けしたものです。
その時の心境は、選手たちが十分反省し、次への糧にしているので蒸し返しません。

じゃあ他にないが足りなかったか？というのと、やっぱり選手層でしょう。つまり監督の選択肢がスタートラインから少ない事。（これは選手が怪我をしたという部分もあります。選手たちが怪我をしたくてしたわけじゃないといいますが、怪我をしないのもぎ技術だと思います。この議論は欧州でも活発になっていて、怪我をさせられたから私はチームの低迷に関係ないというのは理由になりません。これは一般社会でも同じです。その意味では、怪我中の選手たちにも責任がある思いますが。今は回復する事を第一に考えて、復帰を待ち望んでいます）
おそらく今夜の試合。今夜くらいは、ロバートのコメントは本心だと思いました。怪我人続出で、選択肢がなかった。
これ、ロバートだけを責められません。チームのフロントの危機管理能力の薄さだと思います。
プロサッカーをビジネスとするから、死者は出ませんが。これが違う分野のビジネスで、このような結果をもたらしたら、死者がいっぱい出てる事でしょう。立場や環境が違えど、危機管理能力の低さが、ここまで大宮アルディージャだと思います。

そういう意味では、この結果は「大宮アルディージャ全体」の人災だと思います。原因は、フロントだと思います。
私は感情で言っているのではありません。今夜試合に負けたから言っているのではありません。

私は思います。選手たちの「現場」は、限られた環境の中でシンカの息吹きを始めていると思うのです。あの人員でよくやっていると思います。個々の経験の差があり、負け試合もありますが躍動していると思います。その躍動の中には、監督業も少なからず入っています。つまり本来なら、監督が大枠を決めて選手たちに概要を伝え、ゴールのための方法論を自由に選手たちに活動させる。そういう枠組みがあるはずなのに、ロバートはそれが出来ていない。だからそれを補うために、選手たちが動き出した。監督を親、選手を子供をすると、子供が親の分の役割まで担っているのが今の大宮アルディージャなのです。それでは、偏りが出て来る。歪みの出て来るし、疲弊してきます。本来、味方の監督やチームフロントが、お荷物状態になっているんです。

はっきりいいましょう。どうして、フロントは現状の選手たちに、もっと戦う環境を提供してあげないのですか？？

あまりに選手たちがかわいそうです。いや、ロバートもかわいそうかもしれない。こんな恥をさらされて、さっさと辞任させればいいのに。生殺しですよ。


今の選手たちに必要なのは、もっと安心を与えてくれる監督です。いや換言すれば、サポートしてくれるチーム体制だと思います。選手たちはね、そんな事いいませんよ。現場はね、結果が全てだからフロントにはいいません。でもそれを汲み取ってあげるのが、チームフロントでしょ？


今夜の負けは、いいきっかけです。早急に、チーム体制をリセットしてください。選手たちはとっくにリセットして走り出しているんですから！！



渡辺代表。私は、貴方の姿勢が好きだ。最高責任者が責任を取らなく、曖昧にするこの世の中。貴方は、率先してマスコミの前に出向き、自分が広告塔となってチームの宣伝をしている。戦国時代でもリーダーが率先して戦場に向かうから、部下の指揮が上がるというもの。しかし部下の人たちは指揮が上がっているのだろうか？全部とはいいません。怒鳴られながらも夜中まで汗をかくチームスタッフをいるでしょう。しかし結果はこうです。
そこで、渡辺代表には組織改革のリーダーシップもとってほしいと思います。自分が就任した時に、以前からいる古株の専門家に仕事を任せるというもしかたないかもしれませんが、今こそ渡辺色を出す時だと思います。大会社だから、辞令が出ていると思います。大宮アルディージャに在籍する任期も決まっているかもしれない。だからその間に、数値目標として「大宮アルディージャ誓い」を標榜したのではありませんか？

あの誓いは、J２で達成できてもいいのですか？違うでしょ？J１だから意味があるんでしょ？
去年、終盤に大宮アルディージャは連勝し残留しました。何故ですか？J２じゃできない、J１じゃなきゃできない何かがあったから戦ったんでしょうが！（ふと、J１初年度のナビスコ杯を思い出します。片岡のヘッドが決まり、ベンチに駆け込んでくる片岡の姿が。。。）

全ての責任を背負う覚悟だから、渡辺代表は行動していると思います。だったら断行してください。多くのファン／サポは、渡辺代表の行動が理由あり、そして苦渋だとしても選んだ選択だったとしたら、理解するのではありませんか？


これは、大宮アルディージャの歴史の中で、非常に問われている分岐点だと思っています。
世間と同じように、大企業病で問題を先送りにし、傷口を広げるか。つまり決断の遅さによって犠牲者を増やすか。
責任を覚悟で、次に進むか。　

渡辺代表！　シュートを打ちますか？　
サッカーとは得点しないと勝てないスポーツです。得点にはシュートする意思が必要なんです。

渡辺代表～～！