障害者ダンス発表会には、盲人Ｔシャツを着てはだめと言われた。盲人が盲人Ｔシャツを着てはいけない理由。

僕が僕であるために

今日はどようび、朝早く、家をでて、大阪豊中市から、堺市へ。泉北高速鉄道泉が丘駅ちかくのビッグアイへ。ビッグアイとは国際障害者交流センターの愛称。

そのセンターで1月14日日曜日、1500隻の大ホールをかしきっての障害者ダンス演劇発表会。障碍者がこんな大きなホールのステージにに出演者としてたてるのはうれしいね。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。以前、スポーツジムのエアロビクスダンス教室に参加してみたけども、まったく不利がわからず。

目の見える人なら、ダンスの先生のふりつけを、鏡にうつる先生のふりをみて、その場で理解できる。でも、視覚障害者だとそれができない。ことばの情報だけだと、とても不十分。ふりつけをおぼえるよりも、リズムにのることすらむずかしい。

そんな視覚障害者の私でも、ダンスがおどれる、おしえてもらえる、しかも、発表会のステージに立てる。そして、視覚障害者でもこうやって、ちゃんと丁寧に教えてもらえれば、みんなにまじってダンスできるんだぞ。それをアピールできる。

そう思って、ダンスワークショップに申し込み。レッスンをうけてきた。そして、いよいよ、来週がリハーサル。

ここで、大問題、なんと、発表会の本番では、衣装はなく、自由な服装でもよい。でも、文字がはいっていたり、キャラクターデザインのものはだめとのこと。

そこで、問題になるのが、私がいつも来ている、黄色の盲人研修生Ｔシャツ。旨と背中に、それぞれ、でっかく、たて書きで、漢字２文字のゴシック文字の盲人という２文字。

特に政治的メッセージでもないので、大丈夫だろうとおもっていたら、この盲人Ｔシャツも本番ではだめとのこと。そして、白杖もだめ。介助者がそばにいるので、大丈夫とのこと。

それだと、盲人がダンスしているってことがわからないと思うんですと、行ってみても、ダンスの先生は、ダンスで表現してください、ダンスはステージにあがれば、障害があろうがなかろうが関係ありません。ダンスで表現してください。

たしかに、先生の言うこともうなづける。

さて、私は、どうすべきか、盲人Ｔシャツを脱いでステージにあがるべきか。そうなると、私はなんのためにステージにあがるのか、別の目的を見つけないといけない。うーん悩むね。

私がどんな決断をしたか、くわしくは、以下の盲人ウエカジチャンネルをご覧あれ。

毎週土曜8時　ライブおはなし配信　盲人ひとり　黄色の盲人Ｔシャツを着て障害者ダンス発表会に出てはいけない理由を考える　その他　イギリスの病院連携職員絵黒について


尾崎豊 僕が僕であるために