バッテン バツバつ 体罰 執行
今日は、平日の月曜日。平日だけども14時開演の劇団四季のミュージカル、エルコスの祈りを見行く私。大阪堺市、泉が丘駅近くの、国際障碍者センタービッグアイの大ホール。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。あまり利用しない駅なので、ガイドヘルパーさんの手引きをうけて外出。
今日のミュージカルは、ファミリーミュージカルということで、夏から来年の3月までおこなわれている劇団四季によるファミリー向けミュージカル。その招待券をもらったので行ってきた。ガイドヘルパーさんの席もあったので、一緒に見てきた。
今回のミュージカルは、音声ガイドもあって、とてもよかった。客席には、ゆーじかるの会場ではあまりみかけない、生障害ををもったこどもたちと、支援者、家族がおおくつめかけていた。
デスペア的ファミリーミュージカル エルコスの祈り のポイント
1、日産自動車の労働組合
開演が14時だけど、その20分前から、ステージでおじさんやおおばさんが壇上にあがってセレモニー。大阪府庁の人や、大阪市役所の人が感謝状をおじさんに渡している。
このおじさんは、日産自動車の労働組合の大阪地方の議長。労働組合員。
日産労連では、組合員から毎月1人100円を集めて、それを福祉基金につみたてて、そして、今日のようなミュージカルを主催しているとのこと。今年で48回目。昭和51年からこういった取り組みをしているよう。
すごいね。労働組合は、昔はこういった社会貢献活動や地域活動にも積極的だったけど、最近は組織率がさがって、こういった活動ができなくなっているのよね。でも日産は、昔からずっとこうやってイベントを労働組合が自主的にやっているのね。
そういえば、最寄り駅から、このビッグアイまでの連絡通路には、組合員らしき人がたっていて、あいさつをしてくれたね。きっと労働組合ンの人が、仕事を休んで組合活動の一環、社会貢献活動として、スタッフとして従事しているんだろうね。受付も、たくさんんの組合んらしい人が応対していたね。ありがたい。
私がもし車を買うときは、日産の車を買おっと。
2、赤ん坊の泣き声と音声ガイド
受付で、赤外線の受信機とイヤホンを受け取る。これが音声ガイド装置。スタッフに聞くと。客席の中は赤外線の電波がとんでいて、その電波を受信したら、イヤホンから音声ガイドが流れるとのこと。音声ガイドの解説者は、この会場にいるのではなく、なんと遠く離れた東京から遠隔ビデオで、音声解説をやっているとのこと。びっくり。
遠隔音声ガイドなので、タイムラグあるかなとおもったら、全然なかった。すごいね。これは、可能性がひろがるね。今までは、こういったお芝居などに音声ガイドをリアルタイムにつけるときは、その会場にいて、別室から音声ガイドをしなくてはいけなかったけど、ネットが発展した現代では、遠隔地にいるガイドの人が、ビデオ画面をみて解説してくれるのね。これは、今後可能性がどんどんひろがるね。東京のスタッフとネット環境さえあれば、どんなお芝居でも音声ガイドつけることが可能になるね。
音声ガイドのおかげで、ミュージカルをたのしめた。事前に、あらすじやキャスト、舞台装置なども音声ガイドで説明してくれたのでイメージがつきやすかった。
左耳にはその音声ガイドイヤホンを耳に。一方の耳からは、舞台委の音声、そして赤ん坊の泣き声が聞こえる。
客席の前のほうは、障碍児やその支援者などがすわっている。そこから、赤ん坊の泣き声や、脳性麻痺の人のうめき声などが聞こえる。じつに、多様性のある客席。一般的なミュージカルやコンサートではあまり聞こえない鳴き声やうめき声。みんなおもいおもいにみて、自分が声をあげたいところであげて、自分が拍手したいところで拍手していた。
私なんかは、ここで拍手してはおかしい、とおもって躊躇してしまうようなところでも、はあたからみれば、へんなタイミングで拍手するなとおもわれるようなところでも、拍手をするこども。いいね。本来、あるべき姿だね。まわりがどうこうではなく、ステージから受け取った感動やおどろきを、拍手やうめき声で、そのままダイレクトにレスポンス。これが本来の観劇スタイルだろうね。
今日の公演は、1部55分、休憩20分、2部50分と、長いお芝居だったけど、みんな最後までみていたよう。
ただ、2部になると、赤ん坊の泣き声がなくなる、だっこしたママが、鳴き声が迷惑だとおもいこんで、客席の外にでていったよう。いやいや、その鳴き声こそが、このミュージカルには必要なんです、その鳴き声を私はとても聞きたいんです、その思い伝わらず、2部の公判では赤ん坊の泣き声きこえず。残念。
3、物語
物語は、問題児があつめられた管理教育の施設が舞台、そこに登場した、お手伝いロボット、エルコス。このエルコスはロボットだけど、人間よりも人間らしい心をもっていて、エルコスが、その施設の問題児たちの心をひらいていくというストーリー。
ありふれたストーリーだけどとてもよかった。
特に、エルコスのセリフ、
人間の一番すばらしい部分は、許すことがでるということです。
人間は、忘却の海に、その素晴らしい部分をおきわすれていっているので、それをひとつひとつ集めるのが、私の使命、ロボットの役目です
人間らしいエルコスが、自分をロボットだといいうところが実に感動的だね。いやいや、あなたのほうが人間だよと言いたくなった私。
こういったストーリーがわからないこどもででも、体罰ロボット、恐竜みたいなロボットがでてきたり、金に炉の金庫がピカピカ輝きながら開いたり、エルコスが霧の中に消えていくシーンなどはおもしろかっただろうね。
いいミュージカルだった。毎年、やっているのなら、毎年、みたいね。
兵庫県立ピッコロ劇団も毎年12月に音声ガイドつきのファミリーミュージカルをやっている、ピッコロ劇団と劇団四季、日産労連。これからもこの3つの団体に注目していこっと。
詳しいエルコスの祈りの感想レポは、以下の盲人ウエカジチャンネルを見てね。
ミュージカルおわって16時8分。ガイドヘルパーさんがいてくれたおかげで、自宅には18時に戻れた。これが盲人ひとりだけだと19時にも自宅にもどれないだおるね。ありがたいねガイドヘルパーさん。12月3日、今日はガイドヘルパーの日。
ミュージカル ライブおはなし配信 盲人ひとり 音声ガイドつき 劇団四季エルコスの祈り @ビッグアイ を見てきました。 忘却の海から拾い集めるのが私の仕事
今日は、平日の月曜日。平日だけども14時開演の劇団四季のミュージカル、エルコスの祈りを見行く私。大阪堺市、泉が丘駅近くの、国際障碍者センタービッグアイの大ホール。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。あまり利用しない駅なので、ガイドヘルパーさんの手引きをうけて外出。
今日のミュージカルは、ファミリーミュージカルということで、夏から来年の3月までおこなわれている劇団四季によるファミリー向けミュージカル。その招待券をもらったので行ってきた。ガイドヘルパーさんの席もあったので、一緒に見てきた。
今回のミュージカルは、音声ガイドもあって、とてもよかった。客席には、ゆーじかるの会場ではあまりみかけない、生障害ををもったこどもたちと、支援者、家族がおおくつめかけていた。
デスペア的ファミリーミュージカル エルコスの祈り のポイント
1、日産自動車の労働組合
開演が14時だけど、その20分前から、ステージでおじさんやおおばさんが壇上にあがってセレモニー。大阪府庁の人や、大阪市役所の人が感謝状をおじさんに渡している。
このおじさんは、日産自動車の労働組合の大阪地方の議長。労働組合員。
日産労連では、組合員から毎月1人100円を集めて、それを福祉基金につみたてて、そして、今日のようなミュージカルを主催しているとのこと。今年で48回目。昭和51年からこういった取り組みをしているよう。
すごいね。労働組合は、昔はこういった社会貢献活動や地域活動にも積極的だったけど、最近は組織率がさがって、こういった活動ができなくなっているのよね。でも日産は、昔からずっとこうやってイベントを労働組合が自主的にやっているのね。
そういえば、最寄り駅から、このビッグアイまでの連絡通路には、組合員らしき人がたっていて、あいさつをしてくれたね。きっと労働組合ンの人が、仕事を休んで組合活動の一環、社会貢献活動として、スタッフとして従事しているんだろうね。受付も、たくさんんの組合んらしい人が応対していたね。ありがたい。
私がもし車を買うときは、日産の車を買おっと。
2、赤ん坊の泣き声と音声ガイド
受付で、赤外線の受信機とイヤホンを受け取る。これが音声ガイド装置。スタッフに聞くと。客席の中は赤外線の電波がとんでいて、その電波を受信したら、イヤホンから音声ガイドが流れるとのこと。音声ガイドの解説者は、この会場にいるのではなく、なんと遠く離れた東京から遠隔ビデオで、音声解説をやっているとのこと。びっくり。
遠隔音声ガイドなので、タイムラグあるかなとおもったら、全然なかった。すごいね。これは、可能性がひろがるね。今までは、こういったお芝居などに音声ガイドをリアルタイムにつけるときは、その会場にいて、別室から音声ガイドをしなくてはいけなかったけど、ネットが発展した現代では、遠隔地にいるガイドの人が、ビデオ画面をみて解説してくれるのね。これは、今後可能性がどんどんひろがるね。東京のスタッフとネット環境さえあれば、どんなお芝居でも音声ガイドつけることが可能になるね。
音声ガイドのおかげで、ミュージカルをたのしめた。事前に、あらすじやキャスト、舞台装置なども音声ガイドで説明してくれたのでイメージがつきやすかった。
左耳にはその音声ガイドイヤホンを耳に。一方の耳からは、舞台委の音声、そして赤ん坊の泣き声が聞こえる。
客席の前のほうは、障碍児やその支援者などがすわっている。そこから、赤ん坊の泣き声や、脳性麻痺の人のうめき声などが聞こえる。じつに、多様性のある客席。一般的なミュージカルやコンサートではあまり聞こえない鳴き声やうめき声。みんなおもいおもいにみて、自分が声をあげたいところであげて、自分が拍手したいところで拍手していた。
私なんかは、ここで拍手してはおかしい、とおもって躊躇してしまうようなところでも、はあたからみれば、へんなタイミングで拍手するなとおもわれるようなところでも、拍手をするこども。いいね。本来、あるべき姿だね。まわりがどうこうではなく、ステージから受け取った感動やおどろきを、拍手やうめき声で、そのままダイレクトにレスポンス。これが本来の観劇スタイルだろうね。
今日の公演は、1部55分、休憩20分、2部50分と、長いお芝居だったけど、みんな最後までみていたよう。
ただ、2部になると、赤ん坊の泣き声がなくなる、だっこしたママが、鳴き声が迷惑だとおもいこんで、客席の外にでていったよう。いやいや、その鳴き声こそが、このミュージカルには必要なんです、その鳴き声を私はとても聞きたいんです、その思い伝わらず、2部の公判では赤ん坊の泣き声きこえず。残念。
3、物語
物語は、問題児があつめられた管理教育の施設が舞台、そこに登場した、お手伝いロボット、エルコス。このエルコスはロボットだけど、人間よりも人間らしい心をもっていて、エルコスが、その施設の問題児たちの心をひらいていくというストーリー。
ありふれたストーリーだけどとてもよかった。
特に、エルコスのセリフ、
人間の一番すばらしい部分は、許すことがでるということです。
人間は、忘却の海に、その素晴らしい部分をおきわすれていっているので、それをひとつひとつ集めるのが、私の使命、ロボットの役目です
人間らしいエルコスが、自分をロボットだといいうところが実に感動的だね。いやいや、あなたのほうが人間だよと言いたくなった私。
こういったストーリーがわからないこどもででも、体罰ロボット、恐竜みたいなロボットがでてきたり、金に炉の金庫がピカピカ輝きながら開いたり、エルコスが霧の中に消えていくシーンなどはおもしろかっただろうね。
いいミュージカルだった。毎年、やっているのなら、毎年、みたいね。
兵庫県立ピッコロ劇団も毎年12月に音声ガイドつきのファミリーミュージカルをやっている、ピッコロ劇団と劇団四季、日産労連。これからもこの3つの団体に注目していこっと。
詳しいエルコスの祈りの感想レポは、以下の盲人ウエカジチャンネルを見てね。
ミュージカルおわって16時8分。ガイドヘルパーさんがいてくれたおかげで、自宅には18時に戻れた。これが盲人ひとりだけだと19時にも自宅にもどれないだおるね。ありがたいねガイドヘルパーさん。12月3日、今日はガイドヘルパーの日。
ミュージカル ライブおはなし配信 盲人ひとり 音声ガイドつき 劇団四季エルコスの祈り @ビッグアイ を見てきました。 忘却の海から拾い集めるのが私の仕事