今日は、25日。給与支払い日。6月から、日本で初めての全盲視覚障害者によるヘルパー事業所、ウエカジハローセンターを立ち上げた私。目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。
25日は憂鬱。ヘルパーさんへの給与支払い日。売り上げが74万円で、そのうち、ヘルパーさんへの給料、そして社会保険の事業所負担を含めて、費用が62万円。うりあげの8割以上を、ヘルパーさんの給与にあててるのね。一般的に、こういった派遣事業は、5割か6割が人件費らしいけど、ウエカジハローセンタは8割が人件費関連費用。ちょっとおおすぎだね。
74万円から62万円をひいた12万円が、じぎょうしょの経費、家賃や、介護記録ソフトカイポケの月額使用料などにきえていく、利益はゼロ。びっくり。
私は、個人的に、会社に100万円を出資、貸付している。この100万円がかえってくるみこみもないね。
ヘルパーの社会保険のうち、事業主負担が、ひと月6万円もある。これが、収益を悪化させている原因だね。よく、小さな会社が、社員の社会保険加入させないっていう話よくきくけど、たしかに、その気持ちもわかるね。売り上げの1割ちかくが厚生年金、協会けんぽ保険料、雇用保険の事業主負担分。これはおおきいね。
とはいえ、しっかり、ヘルパーさんには、昨日24日の夜、給与振り込み処理。今日、ちゃんとすべてのヘルパーさんに給料が振り込まれている世杖よかった。GMOあおぞらネット銀行をつかっている私、全盲視覚障害者でも、アイフォンのボイスオーバーを買えば、ちゃんと、盲人ひとりでも、給与振り込みができる、よかったよかった。
そして、今日は、気分転換に、大阪、豊中市の文化芸術センターへ。豊中市立市民会館と昔はいっていたところ。昔、松浦亜弥、ダブルユーもこの会館でコンサートしてたね。なつかしい。
そんなセンターの展示室でおこなわれている、ギャラリーにいってきた。チョーシアートという作品。
チョーシとは、紙を彫るとかいて、チョーシ、A4の色とりどりの画用紙を、10枚ほどかさねて、それで、いろいろな絵を描く。
画用紙をかさねて、一番上の画用紙に穴をあける、すると、その下の画用紙の色がみえるる。これが10枚もかさなっている。浮世絵の、画用紙くりぬき版といったらいいかな。
とても、細い、彫刻刀切り出しナイフで、画用紙に穴をあけたり、スジをいれたりする、細かな作業。
とてもおもしろいアート。目の見えない私、盲人ウエカジdでも、見本の絵が、実際にさわれた。キュリの絵と、モミジの絵。さわって、きゅうりのつるや、花びら、実、実のつぶつぶも感じられた、いいね。
このチョウシアートは、食地図、さわって確認できるマップにも応用できるとおもった私。単に点字でうきあがらせるだけでなく、このチョオーシアートでは、くりぬいて、ぼこも表現できる。
画用紙なので、耐久性はないけど、コーティングとかしたら、十分、食地図フロアマップとかできそうだね。
このチョーシアートは、全国に600人ぐらい作家がいるとのこと。インストラクターは60人。
おもしろいアート展にいけた。みなさんもぜひいってみてね。9月29日、日曜日まで、大阪府豊中市にある、阪急曽根駅徒歩5分の、豊中市立文化芸術センターの展示室でみられます。無料です。