幸福と不幸と１朝　鳥が鳴く朝　風がすずしいあたりまえのことなど一つもないのに夜が窓から...

自分にむかってほほえむしあわせはもしかしたら　ほほえみから始まるのかもしれないあなたが...

病んだおかげで ―Ｎさんの記念に「しんどいときでも、いえ辛い時にこそ笑ってみませんか」と言い遺したひと「あとになれば、今の苦しさも懐かしめるようになるかもしれない。わ...

親と子と③いのちは長さだろうか　と息子が言ういのちは濃さかもしれないね　と父がこたえるで...

夜と朝と１しずかな心でいると虫がほんとうにすぐそばで鳴いてくれるかみさまの声をききたい...

誕生日 再生のときへ１―わたしが生まれた日は呪われよそう嘆いたひとが聖書に出てくる＊財産をうしない子どもたちを喪い自らも病に倒れて生まれてくるんじゃなかった　そのずっしりの不...

足跡―出直してきますそう言って去ってしまったひと足跡はまだのこったまま戻ってくることをじ...

通院に付き添う朝は１通院に付き添う朝はなぜか早く目が覚める夜じゅうのドキドキがしんぼう...

手高いところについ伸ばしたくなる手なのでとどかないとすぐに自信をなくしてしまうつかめた...

縁（ふち）取り通院や入院が　日々の縁取りとなるわたしだけでなく　身近な者たちも　飾って...