A-note

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PLAY! ツアーはシカゴからスタート

2006年01月29日 01時14分52秒 | VG Live / Concert
何度かお伝えしている、ゲーム音楽初のワールドコンサートツアー PLAY! a Video Game Symphony

ツアー最初の開催地がシカゴに決まりました。
PLAY! premieres in Chicago

会場となるのはローズモントシアター(4400席) 公演日は5月27日。
VIPチケット購入者には、当日来場する作曲家達と会って話が出来ると言う特典が付いてくる。

来場する作曲家は
古代祐三、Marty O'Donnell (HALO)、Jason Hayes (World of Warcraft)
Jeremy Soule (The Elder Scrolls III: Morrowind) など。


  • 関連
  • 2005/11/08 : 史上初のゲームコンサートワールドツアーが開催
    2005/12/12 : PLAY!で気付いたこと

    北米ゲーム市場を崩壊させたクソゲー

    2006年01月28日 20時50分50秒 | Game
    digg より)



    http://keithschofield.com/et/

    伝説のクソゲー、Atari2600版 E.T.(映画 『E.T.』のゲーム化)をフィーチャーした
    アメリカのインディーズバンドWintergreenのミュージックビデオ。


    任天堂の北米進出を扱った『ゲーム・オーバー(デヴィッド・シェフ著)』というノンフィクションの中で
    軽く触れられていたので、アタリ製 『E.T.』の存在だけは知っていたけど
    このビデオを見てから、改めてWikipediaの詳しい記述を読んでみたら、これがまあ凄まじい。



    ゲームの内容は、E.T.を操作してFBIや科学者達を避けながら
    仲間の宇宙船を呼ぶ為に電話のパーツを集めていくというもの。
    E.T.は原作通りの虚弱体質で、歩くだけでエネルギーがどんどん減り、とにかくすぐ死ぬ。
    プレイ中、到る所に空いている穴に落ちると、例の空中浮遊能力で脱出するのだが
    ここでも大量にエネルギーを消費するので、これまた死ねる。
    しかも、穴の中にパーツが落ちていたりするので、何度死のうが
    一つ一つの穴をチェックしていかなければクリア不可能という、非常にストレスが溜まるゲームだった。

    苦労して電話のパーツを集めた後も
    仲間の宇宙船を呼んでクリア・・・となるはずが、その宇宙船が来ないというバグに陥ったり
    更に酷いものになると、ゲームデータが破損して2度とプレイできなくなるというバグも有ったらしい。


    こんなクソゲーを掴まされた当時の子供達も可哀想だけど
    もっと悲惨なのはゲーム会社と小売業者達。

    映画の人気に目をつけたアタリ社は、2000万ドルという法外な契約料を支払い
    スティーヴン・スピルバーグと『E.T.』ゲーム化のライセンス契約を交わした。
    しかし、大枚はたいて契約した割には『E.T.』の開発期間は
    たったの6週間しか与えられず (クリスマス商戦に間に合せる為だった)
    その結果、前述のような酷いゲームが出来上がった。

    それでもアタリは投資した資金を回収する為
    当時、全米で1000万台という普及台数だったAtari2600向けに
    500~600万本ものゲームカートリッジを生産したが
    こんなゲームが売れるはずも無く、ミュージックビデオの映像にも有るように
    生産されたカートリッジの殆ど全てが、ニューメキシコ州アラモゴードの砂漠に埋められる事となる。


    悲劇はまだ続く。

    『E.T.』大失敗の影響もあって、1982年クリスマス商戦のゲーム販売は絶不調
    ゲーム会社・小売業者が連鎖的に倒産し始め、翌1983年から1984年に掛けての
    いわゆる「アタリショック」と呼ばれるゲーム市場の崩壊へと繋がっていった。
    (デヴィッド・シェフに言わせると、ここで一度、北米の家庭用ゲーム市場は「死滅」した)

    当時、家庭用ゲーム最大手だったアタリは5億ドルを超える赤字を計上
    社長が何度も変わり、最終的には部門ごとに分解・売却された。



    「1本のクソゲーが1つの市場を崩壊させた」と考えると凄いなぁ・・・
    もっとも、市場崩壊の要因は様々で、『E.T.』が無くても、遅かれ早かれ崩壊は始まっていたらしい。
    それでも、『E.T.』は粗製濫造の象徴であり、当時を語る上で欠かせないゲームだという事は間違い無い。



    ついでに見つけた、当時のTVコマーシャル
    http://www.vimeo.com/clip=11749

    グランツーリスモ4 [Playstation vs Real Life]

    2006年01月23日 22時58分39秒 | Game
    Kotaku より)

    BBCのカー情報番組"Top Gear"が、グランツーリスモ4に登場したコース(ラグナ・セカ)を
    実際に走って、ラップタイムを比べてみるという企画を放送。
    http://video.google.com/videoplay?docid=-5587010895482106872

    ラップタイムはGT4のゲーム中だと1分41秒、リアルコース一回目は2分01秒
    もう一度GT4でトレーニングして臨んだリアルコース二回目の走行でも1分57秒という結果に。

    とりあえず動画ネタ

    2006年01月22日 13時31分35秒 | misc
    ミルコ vs ヒョードル弟 in ストII
    http://video.google.com/videoplay?docid=8923644940652919319

    ゼルダの伝説 時のオカリナ
    チートコードでカカリコ村が戦場に。
    http://video.google.com/videoplay?docid=5446249365599551321

    今月、エレクトロプランクトンが北米で発売されたので
    それに関連して紹介されていた、岩井俊雄のアート作品。
    YouTube - Toshio Iwai (TENORI-ON) @ Artfutura05


    GoogleVideoにYouTubeと・・・まあネタが無い時の常套手段だわな。

    Nintendo Power 創刊号

    2006年01月20日 17時48分13秒 | Game
    digg より)
    The 1st Issue of Nintendo Power Magazine!

    1988年に創刊されたNintendo Power誌の創刊第一号

    人気ゲームランキングTop30とか
    攻略&裏技コーナーみたいな、お決まりの記事の他に
    『燃えろ!!プロ野球』の米国版『Bases Loaded』の画面や
    NESエミュレータ"Nester"の名前の元になった漫画 「Howard & Nester」が
    載っていたりと、なかなか興味深い内容。



    NesterはNintendo Power誌の編集者であり、米国ニンテンドーファンクラブの
    会長でもあった、Howard Philips氏が創造したキャラクターで
    初期ニンテンドーのマスコットキャラとして米国のゲームファンには有名なキャラらしい。
    Howard & Nester Comic Archive

    Animal Crossing オークションサイト

    2006年01月19日 22時38分36秒 | Game
    Go Nintendo より)

    NookBay : Animal Crossing Wild World Auctions

    NDS『おいでよ どうぶつの森』のオークションサイトを発見

    ネトゲのRMT見たいに、金儲け目的でドロドロしてんのかと思ったら
    そうでもなくて、支払うのはゲーム中のお金(ベル)のみ
    落札したらともだちコードを交換して、ゲーム中で渡しあうという仕組みらしい。

    古代祐三インタビュー 訳 (FinalBoss.uol.com.br)

    2006年01月19日 20時27分11秒 | Interview article
    FinalBoss interviews Yuzo Koshiro
    ブラジルのゲームサイトFinalBossによるインタビュー(の一部)



    Final Boss:好きな作曲家は誰ですか?ゲーム音楽とそれ以外の分野で教えてください
    古代祐三:ゲーム作曲家で好きなのは、すぎやまこういち氏です。
    ゲーム以外だと、クラシックの作曲家が好きですね、ブラームスとブルックナーが好みです。


    FB:普段はどのような音楽を聴いていますか?
    古代:最近は専らダンスミュージックです、特にお気に入りはハードコア(クラブミュージック)
    朝起きるとすぐに曲を流し始めます(笑)


    FB:今まで担当したゲームサウンドトラックのなかで、個人的に一番気に入っているものを教えてください
    古代:『湾岸ミッドナイト Maximum Tune 2』です。

    FB:過去プレイした中で音楽が印象に残ったゲームは何ですか?
    古代:ストリートファイターIIですね、もう数え切れないくらいプレイしましたから(笑)
    FB:それじゃあ、『ストリートファイターII トリビュートアルバム』で
    アレンジを担当した曲は、あなたのお気に入りだったとか?
    古代:ええ、そりゃもう(笑)

    FB:次世代ゲーム機については、どんな意見をお持ちですか?
    古代:Xbox360については、前のXboxよりは日本で成功を収めると思いますね、
    数多くの才能あるクリエイターが参加していますから。

    FB:水口氏とか、坂口氏とか…
    古代:そうそう、植松さんや岡本さんも。
    PS3の方は、ソニーが商機を逃さない限り、主流であり続けると思います。
    Revolutionは情報が少なすぎてちょっと分かりませんねぇ
    あのコントローラは良いなと思いますけど。


    FB:DSやPSPといったポータブルゲーム機についてはどうですか?
    古代:DSにはこれからもどんどん、タッチスクリーンとペンを使った斬新なゲームが出ると思いますよ。
    PSPのグラフィックも素晴らしいと思います、ただ、家の外に持っていくには耐久性が心配ですね(笑)
    個人的には、どちらかと言うとDSの方が好きで、よく遊んでいます。


    FB:現在、どちらかのポータブル機に関わる仕事をしていますか?
    古代:PSPとDSの両方に関わっています。
    FB:ほー、それは1つのゲームのPSP版とDS版という意味ですか?
    古代:PSPとDS、どちらも違うゲームです。
    FB:それはアニメに関するゲームですか?
    古代:あぁーーーっ ハハハ… すみません、それに関しては何も言えません(笑)
    (アニメ関連ゲームはKikizo.comのインタビューで触れられていた)

    FB:フリーな時間に、自分の仕事と関係ないゲームを遊ぶことはありますか?
    また、最近プレイしたゲームは何ですか?
    古代:えーと、日本でしか発売されていないゲームですが
    任天堂の『脳を鍛える 大人のDSトレーニング』ですね。
    [原注:日本以外でも発売される予定]

    FB:「このゲームの作曲をしてみたい」というゲームは有りますか?
    古代:Half-Lifeです。私はHalf-Lifeが大好きで
    Counter Strike(HLのMod)もやりましたが、Team Fortress(同じくMod)の方が断然好きですね。
    自分達で「The Ancient Team Fortress server」というサーバーを立ち上げて、そこでプレイしたりもしました。


    FB:Unrealについてはどうです?
    古代:グラフィックも凄いしゲームの出来も良いけど、やっぱりHalf-Lifeの方が好きですね。
    FB:最新のUnrealエンジンには興味が有りますか?最新のUnreal Tournamentについては?
    古代:いや、まだ見てないです。
    FB:E3で公開されましたよ、技術的にも素晴らしいものです。
    古代:2003だっけ?
    FB:UT2007です。
    古代:7? へぇ~(笑)

    FB:それでは最後に、このサイトの読者とブラジルのゲームファンに何かメッセージをお願いします!
    古代:今回はまず、ブラジルにゲームマガジンがあるって事に驚きましたね~。
    FB:ブラジルには大きなゲームサイトが幾つかあって、ゲームもゲーム好きな人も多いですよ。
    中国や韓国に続いて、ブラジルのゲーム産業もまだまだこれから成長していくと思います。
    古代:素晴らしい!
    え~と「何かメッセージを~」というのは時々質問されるんですが、そうですねぇ・・・
    私としては、ブラジルの皆さんが私の音楽を聴いてくれると嬉しいです。
    特に湾岸ミッドナイトのサウンドトラックを聴いて、ゲームの方も買って欲しいですね(笑)