A-note

移転しました→ http://dekubar.blogspot.com/

Temp Sound Solutions新作

2007年12月29日 19時03分52秒 | Remix/Arrange/Doujin
Game Music 4 All より)



Temp Sound Solutions - NOW YOU RE PLAYING WITH POWER 7
http://theshizz.org/forum/index.php?showtopic=24147

MagfestVIで頒布予定のTSS新作。
今まであまりカバーバンド系のCDは買ってなかったんですが
サンプルで聴ける『hot dog storm stage1』って曲がスゲー良いので
最近知り合った(・・・と言っても何度かチャットしただけですが)海外の同人音楽ファンの人に
Magfestで買ってきてくれるように頼んでみました。

で、そのHot Dog Storm。
初めて聞く名前だったのでどんなゲームかとググってみたら、こんなページが。
http://gekihaden.hp.infoseek.co.jp/hotdog/
なんでも日本で発売されなかったアケSTGだそうで(開発はライジング?)

海外アレンジ漁ってると、たまにこういう
マイナーゲーのアレンジが見つかるから面白いです。

ゲーマーによるチャリティ - Child's Playはもっと語られるべき

2007年12月24日 07時19分29秒 | Game



海外のゲーム系ニュースサイトが毎年この時期になると必ず取り上げるニュースの一つに
ゲーマー達が企画したあるチャリティの話題があります。


Child's Play
http://www.childsplaycharity.org/

Child's Playとは、世界中の病院で闘病生活を送る子供達の元へ
ゲームや本、おもちゃなどを届ける事を目的として
人気ウェブコミックサイトのPenny Arcade (http://www.penny-arcade.com/)
2003年から行っている非営利のチャリティ活動のこと。

日本でこのChild's Playを紹介する記事としては、既に3年前に
Radium Software Developmentさんが素晴らしいエントリを書かれているので
うちみたいなうんこBlogがいまさら取り上げても詮無い話なんですが
ゲームファンによる社会貢献としても、ネット・チャリティの手法としても
面白い点が多々有るのに、あまりにも日本で取り上げられる機会が少ないので
もっと知られて欲しいという気持ちも含めて「Child's Playはココがすごい!」ってのを
ちょっとばかり書いてみようかと思います。


  • ゲーマーによるチャリティ
Radium Software Developmentさんも言及されている部分ですが
普段、ゲーム害悪論を標榜する外部メディアから、
銃犯罪の要因だの、脳に悪影響があるだの、いわれの無い批判を浴びせられている
ゲームとゲームファンたちの良心を、チャリティという形で世に示すことが出来た功績は、
実際のチャリティの成果以上に大きいものがあると思います。

// 以下は最近放送されたニュース番組




  • 個人サイトから始まった
Penny Arcadeは、Jerry Holkins(Tycho)とMike Krahulik(Gabe)の二人の共同コミック作家による
コラムや風刺コミックを掲載するための場であり、基本的には彼らの個人サイトです。

もちろん、200万PV/dayを超えるアクセス数(GIGAZINE以上ですわな)と、
ゲームコミュニティへの絶大な影響力を持つ有名ウェブコミックだからこそ
Child's Playもここまで成功したわけですが、特定の企業や業界団体ではなく
オタ系個人サイトからスタートしたチャリティというのは注目すべきでしょう。


  • Amazonのウィッシュリストをチャリティに応用した
Child's Playの仕組みは、協賛する病院が子供たちのために用意したAmazonのウィッシュリストを参考に
賛同者がそれぞれ「自分が子供たちに送りたい」と思ったアイテムを選ぶというもの。

この仕組みは、多くの人が慣れ親しんでいるサービスを媒介とすることで
余計な手続きを踏まずにチャリティに参加できるという点や
「どこの病院に」「何を送るのか」を選択可能なことで
賛同者がチャリティへ「参加している」実感を得られるという点で優れています。
また、Amazonという信頼性のある企業と協力する事で、チャリティの透明性も高める効果もあります。

日本じゃ全くと言っていいほど使われていないAmazonのウィッシュリストですが
これって、ネットを使った募金が苦戦している(そしてAmazon隆盛の)日本でこそ注目されるべき
チャリティの形だと思うのですよ。いやマジで。


  • 多くのウェブサイト・ブログ・コミュニティが協力している
最初にも書きましたが、毎年この時期になるとゲーム系ブログ・ニュースサイトが挙ってニュースを取り上げたり、
掲示板サイトやコミュニティサイトでは独自に募金を募ったりして、Child' Playへの貢献を積極的に行っています。

私が巡回しているゲームアレンジコミュニティでも
OverClocked ReMixは今年からトップページにChild's Playのバナーを掲げていますし
OneUp Studiosも、彼らが過去に関わったゲームアレンジCDから、今や入手困難なアルバム*1を含む
全12枚(+グッズ)をeBayに出品して、その売り上げを全て寄付しました。


  • 企業をも巻き込む広がり
Child's Playのトップページには、貢献の大きさに応じて
Platinum,Gold,Silverに格付けされた企業スポンサーのロゴが表示されています。

これは単に寄付をしたというだけでなくて、例えば今月11日に開かれたチャリティディナーでのオークションでは
HaloのBungieとHalf-LifeのValveのスタッフが出席して多くのオークションアイテムを出品したり
MMORPGのTabula Rasaは、「ゲームのNPCにあなたの名前を付ける権利 (リチャード・ギャリオットのエスコート付き)」を
チャリティオークションに出品するなど、各社がChild's Playのために特別なチャリティを用意しているほか、
米国任天堂もスポンサーリストにこそ名を連ねていませんが
DS本体やソフトを特別なディスカウント価格で提供するなどして、Child's Playの活動に配慮を示しています。




さて、こうしてChild's Playの元へ寄せられた募金やプレゼントの総額は、
過去4年間で100万ドルを越え、世界中の病院と、
そこで病気と闘っている子供達へと届けられています。
さらに、今年度は現時点で既に97万ドル(約1.1億円)もの貢献が寄せられ、
チャリティにとって大きな飛躍の年になりました。

これほど大きく成功しているのに、「何でもっと語られないの?」と思ったので紹介しましたが
本当はこんな穴だらけの紹介より、ジーパラやWired Visionあたりがちゃんとした形で取り上げてくれるのが一番良いんですよねぇ・・・。
もう長年続いているチャリティなので、いまさらイチから取り上げるのは難しいのかしら?



以上、クリスマスってことでゲームにまつわる素敵なチャリティのお話でした。
将来的には日本の病院も参加するようになるといいなぁ!



*1 完全に余談ですが、『PMM: A Tribute to Nobuo Uematsu Gold Edition』は海外の同人アレンジCDの中でも最も希少価値のあるアルバムの一つです


Dale North氏のクリスマスプレゼント

2007年12月17日 00時35分56秒 | Remix/Arrange/Doujin
Dale North.com - Merry Christmas
http://www.dalenorth.com/

The Oneupsメンバーとして、また個人としても
多くのアルバムやリミックスプロジェクトに参加している
Dale North氏のサイトがクリスマスデザインに改装中。
素敵なクリスマスソングが2曲公開されています。


Dale North氏は現在、大手ゲームサイトのDestructoidJapanator
米国の少女漫画誌 Shojo beat(Shonen Jumpの姉妹誌)などでライター・編集者としても忙しく活動されていて
(なんとなく紹介しそびれてましたが、このBlogでも何度か氏の著名記事をネタにしてます)
本人もなかなか音楽活動に時間を裂けないそうなのですが
上記ページのコメントによると近日中にオリジナルアルバムをリリースできそうだとか。
right out of blue』も良かったので、こちらも今から楽しみです。

The Black Mages III は来年3月に予定

2007年12月13日 19時53分22秒 | Game Music
先週のDistant Worldsで植松氏がコメント。
http://www.altpop.com/stc/forums/viewtopic.php?id=3193


前作『The Skies Above』から3年(来年だから4年か)経つあいだに
ロストオデッセイ・ブルードラゴンが発売されたり
福井氏がスクエニ退社したり、DSでFF3,4がリメイクされたりと
TBMの周辺でもいろいろと動きがあるわけですが、IIIの収録曲はどうなるんでしょ。

「ギターヒーローはギターフリークスのパクリだ!」・・・って、何をいまさら

2007年12月13日 02時15分48秒 | Game
Kotaku: Harmonix On The History Of Guitar Hero (And Copying Guitar Freaks)
http://kotaku.com/gaming/harmonix/harmonix-on-the-history-of-guitar-hero-and-copying-guitar-freaks-330608.php

初代Guitar Heroが作られたのは、ゲーム周辺機器メーカーのRedOctaneが
当時音ゲーを何本か出しただけの小さなソフト開発会社だったHarmonixに
「Guitar Freaksみたいなゲーム作らない?コントローラーはうちらが出すからさ」と持ちかけたのがきっかけ

・・・という内容のインタビューがGamasutraに掲載されて、Kotakuがパクリだワッショイ的なことを書いてるんですが
えー、これって周知の事実じゃなかったの?ギターフリークスが米国では無名?あ、そう。

ギター操作一つとっても、弦の部分のボタンを押さえながら
タイミングを合わせてピックレバーを弾くってのはギターフリークスと全く同じだし
ワイリング(ギターを立てるアクション)があるのも共通。
ボタンもそっくりで、異なるのは3鍵から5鍵になったってことぐらい。(画像


RedOctaneはそもそもDDRの非純正コントローラーの製造販売でのし上がってきた周辺機器メーカーで
(安くて高感度なのでコナミ純正より人気だったとか)
コントローラーの特許や音ゲーの特許をわんさか抱えるコナミからいつ訴えられてもおかしくないわけですが
さすがのコナミも今や世界最大のパブリッシャーになったActivisionをバックに付ける相手には
今のところ表立ったアクションを起こさず、何やら水面下で特許に関するやりとりをしているみたいです。

チップチューンをよく知らない人に聴かせたい

2007年12月11日 20時06分17秒 | misc
Game Music 4 All より)

http://www.inhergentlejaws.com/

The Depreciation Guildっちゅうバンドの新譜。
albumページから全曲まとめてダウンロードできるほか
Facebookでも試聴できます。『Butterfly Kisses』がよい。
http://www.facebook.com/profile.php?id=7143039459


ファミコン音源を鳴らしてるので、一応チップチューンの範疇に入りそうですが、
チップチューンと言われて連想するいわゆるピコピコ音とは違って、ギター主体のロックサウンド。

全編チップチューンなアルバムよりも、こうやって要所要所にチップチューン的な
サウンドが入ってくる方がより異質感が高まって面白いです。

幻のドリームキャストタイトル『プロペラアリーナ』のファンサイト

2007年12月10日 20時11分32秒 | Game


下のSlashdotのスレで「音楽が良いと言ったらプロペラアリーナだろ!」とリンクされてました。
http://propellerarena.gametribute.com/

サウンドトラックやプロモ動画も置いてあって
インターフェースは見た感じクレイジータクシーっぽい(開発はクレタクと同じくSEGA AM2)
音楽もパンク全開。


DCの製造中止と9.11テロが重なったせいでお蔵入りになってしまったタイトルですが
プレリリース版がP2P上で流通してるお陰でこうして
ファンサイトまで作られてるんだから分からんもんです。

スラド本家でゲームミュージック談義が

2007年12月10日 17時06分07秒 | Game Music
Slashdot.org:  Twelve Game Music Tracks Worth Keeping
http://games.slashdot.org/article.pl?sid=07/12/06/1621204

Games RaderのGame music worth putting on your iPod(iPodに入れる価値のあるゲームミュージック)
という記事を肴にゲームミュージック談義が盛り上がっているんですが、
その中でもゲーム作曲家に対するコメントのネストが面白いので、幾つかピックアップ。

―光田康典
彼を嫌いな人もいるかもれませんが、彼のスコアにはリスナーを引き付ける確かなスタイルが宿っています。
『Xenosaga』のオーケストラスコアは非常に野心的です。
注目すべきスコア:Chrono Cross, Xenosaga Episode 1

―下村陽子
彼女の欠点は、ときどきクオリティの低いサンプルを使用するところです。KH2では顕著でした。
しかしそれを除けば申し分ないクオリティで、特にLegend of Manaのエンディングはファンタスティックです。
注目すべきスコア:Legend of Mana, Kingdom Hearts 1&2, Mario RPG

―Jeremy Soule
全ての誇りあるゲーマーたちは、ここに彼の名前を入れる事を認めなければならないでしょう。
この英国人のコンポーザーはオーケストラスコアのスペシャリストです。
注目すべきスコア: Morrowind, Oblivion, Guild Wars

―近藤浩治
オリジナルのマリオとゼルダを作曲し、ゲーム産業で最も尊敬を集める人物です。
しかし、彼はまだ現代的なハイクオリティなサウンドに適応し切れていません。

―崎元仁
『FFXII』の素晴らしいスコアを作曲しました。
それまでの植松版FFと違うのは、「メロディ」ではなく「テーマ」に着目している点です。
彼の楽曲は、複雑な構成とオーケストラのバランスという点でジョン・ウイリアムズを思い起こさせます。

―植松伸夫
多くのFinal Fantasyスコアを書いた偉大な作曲家です。
彼もまたこの産業で最も尊敬されている人物の一人でしょう。
注目すべきスコア: FFVII, FFVIII

―David Wise
名前はそれほど知られていないかもしれませんが、間違いなく重要な作曲家です。
任天堂時代のレア社で数多のゲームミュージックを書きました。
『Jet Force Gemini(スターツインズ)』のTawfretという曲では、
RPGの臨場感を高める最高の働きをしています。彼は天才です。
注目すべきスコア:Donkey Kong Country(スーパードンキーコング) 1&2, Jet Force Gemini

―すぎやまこういち
Dragon Questシリーズの作曲家です。
人々がゲームミュージックを正当に評価するようになった事への、彼の功績は計り知れません。

―Sound Team JDK
Ysシリーズの音楽を手掛けた音楽集団です。
残念ながら、ここ米国でYsの人気は高くありませんが、もしあなたがYsの曲を聴いたら
素晴らしいサウンドトラックだという私の意見に同意してくれるでしょう。

―Martin O'Donnel & Michael Salvatori
彼らはHALOシリーズに、オーケストラ、コーラス、ギター、
そしてSci-Fi シンセサイザーを用いた印象的な楽曲をもたらしました。
それらは素晴らしい楽曲というだけではなく、プレイヤーの意識を導く役割をも果たします。

―大谷幸
なんといっても『ワンダと巨像』、そして数多くのアニメ作品を手掛ける作曲家です。
機会があればワンダと巨像のサウンドトラックを聴いてみて下さい、
ゲームが強烈な印象を残した理由の半分は、彼の音楽によるものです。

―桜庭統
上に挙げられた名前からは若干劣りますが、
桜庭もまた『ヴァルキリープロファイル』『スターオーシャン』『テイルズオブ~』などに幾つか良い楽曲を残しています。


見落としがあるかも知れませんが大体こんなところ。
他にも梶浦由記、目黒将司、弘田佳孝、山岡晃、Chris Huelsbeck、Jesper Kydの名前や
ロックマン、塊魂、I.Q、LUNAR、逆転裁判、Civ4、デビルメイクライといった
タイトルが挙げられています。スラド住人、意外と詳しい?