ちょっと前の話題ですが、先月31日に
2006 MTV Video Music Awards(VMA)が開催され
Best VideoGame Soundtrack部門で『
MarcEcko's Getting Up』 が
今年から新設されたBest VideoGame Score部門で
『
The ElderScrolls IV : Oblivion』がそれぞれ最優秀作品に選ばれました。
その他のノミネート作品や、過去の受賞作はVMAの特設サイトで見れます。
MTV.com : 2006 MTV Video Music Awards
さて、このVMA、~Soundtrack部門と~Score部門という
ゲーム音楽向けの似たような2つの賞が有る訳ですが
それぞれの違いをざっくりと説明しておくと
Score部門へのノミネート作品はそのゲームの為に作曲家が
書き下ろした曲が中心で、日本のゲームファンがイメージする”ゲーム音楽”に近いです。
もう片方、Soundtrack部門にノミネートされているゲームは
メジャーレーベルと契約している洋楽ミュージシャンとタイアップして、
ゲーム中にロックやラップミュージックを垂れ流すタイプ。
ゲーム音楽の話がしたいんですよさんの記事のコメント欄にも書いたんですが
海外のゲーム音楽ファンコミュニティでは、このVMAの評判が非常に悪く
特にBest Video Game Scoreにノミネートされる曲は
いわゆる”ゲーム音楽”とは言い難いものばかりなので
毎年(といってもまだ3年目)このVMAの時期になると
「こんな糞みてーな音楽をゲーム音楽と一緒にするんじゃねぇ」とか
「MTV(&レコード業界)の茶番に付き合わすな」とか不満の声があちらこちらで聞かれます。
一方、今年から新設されたBest Video Game Score部門はというと
「日本のゲーム音楽でもっと良いの有っただろ」という意見は有るものの、
『
The Elder Scrolls IV: Oblivion』と、その作曲家であり
Dungeon SiegeやGuild Warsなど、有名ゲームを多く手がける
人気ゲーム作曲家
Jeremy Soule氏の受賞は比較的好意的に受け止められています。
ちなみに、Elder Scrolls IVはゲームの方も傑作という評判ですが、日本では未発売。
そのため、有志により日本語版の発売を求める活動が行われているようです。
The Elder Scrolls IV :: OBLIVION 日本語化要望活動支援サイト