A-note

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PortalのED曲がステキすぎる! とか思ってたら作者の人がこれまたステキだった

2007年10月31日 18時30分16秒 | Game Music
FPSあまりやらないので、だいぶ話題に乗り遅れてますが
今月発売されたHalf-Life2のボーナスパック「The Orange Box」におまけ的なゲームとして収録された
Portal』のエンディングテーマ「Still Alive」が、ちょいとしたネットミームになってるみたいです。

とりあえず目に付いただけでも、Slashdot、Kotaku、Rock Paper Shotgun、Wired Game|Lifeといった
有名どころのブログ/ニュースサイトがこぞって「Still Alive」を取り上げていて
それぞれのコメント欄も「Best game song ever!」みたい感じの賞賛コメントで溢れていたり
Youtubeにアップされたエンディング動画も総計500,000回以上再生されて、
既にピアノやアコースティックギターでの演奏、逆再生バージョンなんかもアップされ始めています。

自分はOCReMixで知ったんですが、そこでも
「聴いた瞬間ピンと来た、恋に落ちたっていうのかな...こんなことは初めてだよ」とか
「誰かRemixしろよ」「オレやるかも」「オレもオレも」と、何人かのRemixerさんが食い付いていました。


こんだけ評判良いなら、と聴いてみたら・・・やられた


// 以下、一応ネタバレなのでプレイ予定の人は注意




Still Alive
http://www.youtube.com/watch?v=Y6ljFaKRTrI
http://www.destroyed-beauty.com/Portal.mp3

寂寥感のあるメロディと、機械的な女声ボーカル。
暗い日曜日じゃないけど、自殺したくなるような、ネガティブな・・・

・・・って、ん? "機械的な女声ボーカル"?
と思ってニコニコ動画見に行ったら、やっぱり初音ミク絡みのコメント&市場が(笑)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1250166

まぁ初音ミクは置いといて (この歌は当然音声合成じゃなくて、それっぽく歌って欲しいと指定されてこういう歌い方になってます)
動画に貼られた歌詞の対訳と感想コメントのおかげで、やっと歌の意味が理解できました。
「Still Alive」の詞って、Portalに登場する人工知能(AI)の独白になっているんですね。

歌詞の全訳は、Portal Wiki(http://wikiwiki.jp/portal/)にも載っているので
同Wiki内の「ストーリー考察」も合わせて読むと・・・いやホント面白い。大好きです、こういうの。




さて、この「Still Alive
歌っているのは例のAIを演じたEllen McLainという女優さんなのですが
作曲したのは、Jonathan Coultonというミュージシャン。

この人、ちょっとトンがったオタクの間ではよく知られた人物だそうで
過去にGeekなページOn Off and Beyondで紹介されています。

Wiredにもちょうど「The Orange Box」の発売に合わせる形で彼の特集が載っていて、これがまた面白い。

Wired News: Pop Geek Jonathan Coulton Succeeds by Giving Music Away

http://www.wired.com/entertainment/music/news/2007/10/coulton

要するに、「音楽を無料配布することにより、巨大なファンベースを獲得した >Scceeds by Giving Music Away」
というお話なんですが、それだけならまぁ最近よくあるパターン(My Chemical RomanceとかArctic Monkeysとか色々)

彼が特殊だったのは、Geekで、プログラマーで、先見の明があるミュージシャンだったことで
レーベルを通さず、自らの手で音楽販売を始めてしまうのでした。

http://www.jonathancoulton.com/store/

試聴はフルサイズで聴けて、無料配布曲も沢山。歌詞やギター譜などの情報も充実。
// 話それますが、ここで試聴に使われているのはdel.icio.usのPlayer。
//
BookmarkletGreasemonkey版もあって、アレンジサイトとか音系サイト回るときに滅茶苦茶便利です。愛用中。

フィジカルなCD販売はAmazonやCD Baby  (Dale Northzircon,SGX氏ら、アレンジコミュニティの面々も使ってるサービスですね)
ダウンロード販売はiTunes Storeなどでも取り扱ってるみたいですが、
本人のサイトから直接購入すれば、DRMフリーで、
尚且つMP3(FhG 192kbps CBR) or FLACを選択できるので(Ogg Vorbisも検討中)
iTunes Storeで買うのが馬鹿らしくなるような仕様になっています。

さらに彼、自分の楽曲ライセンスにCreative Commons(CC-by nc)を採用し、
ファンがライブで演奏しようが、ラジオで流そうが、BGMに使おうが
P2Pで共有しようが、Youtubeに上げようが、CCのライセンスに従えば自由というスタンスを取っていて
逆にユーザーがマッシュアップした動画を、彼の楽曲ページに投稿できる仕組みまで用意してくれてます。

彼本人もCCでパブリックになっているFlickrの画像をコラージュした、
その名もまんま「Flickr」という曲を作ったりして、CCを有効活用しているみたいです。




そんなCoultonさんが「Still Alive」について、こちらのインタビューで答えているので、
最後簡単に引用しときましょう。

―Portalに「Still Alive」を提供した経緯について
「昨年、シアトルでライブをしたんだけど、その会場にVolveのスタッフが何人か見に来てくれていたんだ
ライブが終わって挨拶をしたあと、彼等はこう切り出した
『もし興味があればの話だけど、Volveの為に何か曲を書いてくれない?』ってね。
僕は根っからのHalf-Lifeファンだったから、もちろんその場ですぐにYesと答えたよ。」

―Half-Lifeファンだったとのことですが、作曲の上で改めてリサーチした事は?
「Half-Lifeはやり込んでいたから、Portalのストーリーもスッと理解できた。
詳細なバックストーリーも、シナリオのErik Wolpawから教えてもらって
彼等Volveのスタッフと議論しながら、開発中のバージョンを触らせてもらっているうちに
この曲は彼女(AI)に歌ってもらうのが一番だと決まったんだ。」

―レコーディングはどのように進行しましたか?
「まずブルックリンの僕のスタジオで僕自身の声で録音して、
シアトルのスタジオでElen McLainと一緒にセッションしていった。
彼女の声を聴いて驚いたね、僕等が思い描いていたデジタルな歌声にぴったりだったから。」

―「Still Alive」に対してこれほど大きな反応がある事をを予想していましたか?
「僕自身、良い曲ができたなと思っていたけど、こんなに反応が返ってくるとは想像もしなかった。
Volveスタッフたちの頑張りに感謝したいと思う、エンディングに至るPortalの素晴らしい内容と
エンドクレジットの印象的な演出が、この曲を盛り上げてくれた。」

―最後にこれを聞いておかなければなりません。あなたの好きなケーキは?
「チョコレートケーキ。母の作るケーキは泣けるくらい旨いんだ。」

ローカライズされるとかされないとかの話題

2007年10月22日 15時59分04秒 | Game
こちらからすると、どうでも良いっちゃあどうでも良い小粒なニュースですが、ちょっと目に付いたのでメモ。


『超熱血高校くにおくん ドッジボール部』海外ローカライズ決定
http://www.destructoid.com/my-balls-are-lethal-super-dodgeball-brawlers-announced-for-nds-50040.phtml

何気に海外でも人気がある、くにおくん(RiverCity Ransom)シリーズ
国内版は8月に情報が出たっきり発売日未定のままですが、海外版は2008年春発売予定と書かれてますね。




『ペルソナ3 フェス』もローカライズされる?
http://www.siliconera.com/2007/10/19/hope-for-persona-3-fes-in-north-america/

北米版でタカヤの声を当てた声優さんのお仕事リストに“Persona3 Expansion”“Baroque”の名前が。(後に削除?)
これがガセネタじゃなければ、バロックもローカライズされるのね・・・レーティングどうなるんでしょ?




『Project Exile』 DS版発売の目処が立つ
http://biz.yahoo.com/prnews/071016/latu162.html?.v=13

Project Exile (http://www.studioarchcraft.com/project.htm)
スーファミライクなグラフィックに、クロノトリガーと聖剣伝説を
足し合わせたような戦闘システムが素敵なオリジナルRPG

パブリッシャーが見つかったようで、GBA→DSへプラットフォームを変更しながらもようやく発売の目処が立った模様。
今のところの発売予定は2008年の第一四半期で
最初は英語版とフランス語版が出荷され、続いてイタリア語やスペイン語、ドイツ語
更には日本語版のリリースも予定されているようです。




同人シューティング『トラブル☆ウィッチーズ』 英語版販売へ
http://www.insertcredit.com/archives/002053.html

insertcreditによると、この手の同人ゲームで正式な海外版が販売されるのは初めて。
海外にも日本語版同人ゲームを通販で買ったり、P2Pなりファイルホスティングなりで入手して
プレイしている連中が既に大勢居るので、案外ウケるんじゃないかと思います。

Ookibloks: 猿蟹合戦をモチーフにしたアクションパズル

2007年10月20日 18時02分06秒 | Game
Independent Gaming より)

http://www.ookibloks.com/




日本の故事に、猿が蟹を騙して柿を独り占めにするというお話があります

食べ物をせしめた猿と、渋柿で痛めつけられた蟹との因縁は
後に蟹軍VS猿軍の血で血を洗う全面戦争に突入します

これは単なる昔話ではありません
猿と蟹との戦いは未だに続いているのです

そう、甲殻類のアイツらはとても執念深いのでした


大神っぽい導入で笑かしてくれますが、ゲーム自体は至ってポップなパズルゲー
ちょっと音ゲー要素もあったり。

GP2X F-200は『洞窟物語』がデフォで遊べるらしい

2007年10月19日 21時48分10秒 | Game
Live Journal より)

http://www.play-asia.com/paOS-13-71-d1-49-en-70-277b.html
>Comes with various games built-in: Blocked, GhostPix, Cavestory, Phishy, Ruck-Man, SQdef

http://www.gp2x.com/product/product_f200.asp?part=30



配布場所はココ→http://gp2x.de/cgi-bin/cfiles.cgi?0,0,0,0,26,2291
たぶんユーザーが勝手に移植してるんだろうけど、Pixel氏の許可取らずに売っちゃって大丈夫?

Distant Worlds - 新たなFinal Fantasyコンサートツアーが始動

2007年10月16日 08時56分42秒 | VG Live / Concert


Distant Worlds: music from FINAL FANTASY
http://www.ffdistantworlds.com/

Play!やMore Friends、Voicesのスタッフ陣が集まって
また新しいFFコンサートが始まりますよ、と。


今のところ12月のストックホルムと来年3月のシカゴが予定されていて
どちらも植松さんのゲスト参加が決定済み。

また海外かよ行けねえよって人(私含む)には
最初のストックホルムコンサートでオーケストラを担当する
Royal Stockholm Philharmonic Orchestraの演奏が
CDになって発売されるそうなので、そちらをチェックしときましょう。

http://www.ffdistantworlds.com/main.php?section=news&subs=latest&full=3