どしゃぶりのち晴れ

不妊治療(2011.3で終了)・初期の子宮体癌の治療体験記など。
私の経験が何かのお役に立てれば幸いです。

不妊に関する理解

2008-10-14 15:37:16 | 不妊治療記
今月で結婚して10年。さすがにもう子供は?と言われなくなった。

不妊経験のある方なら、みんなが経験されたと思うが「お子さんはまだ?」の言葉。私もそうだったように、たいていの人は結婚したら子供ができるのが普通と思っている。

同じ人から何回も「子供はまだ?」と聞かれると、その人の良識をかなり疑った。
気にしないと思っても言われていい気分はしないので、要注意人物との接触は、できるだけしないようになった。そして口にこそ出さなかったが、不妊とわかっている人に「子供はまだ?と聞くのは、末期癌患者にまだ生きてるの?」というのと等しいことだと悟った。

今でこそ実家の母も理解したようだが、「あんただけ子供ができひんな」とか「子供さえできれば、何も言うことがないのに」とため息まじりでよく言っていた。
他人から色々言われるのも辛かったが、母からの一言もかなり辛かった。

不妊でうつ病になったら自分がバカみたいと思い、明るいことを考え、積極的に外出もするようにしていた。

最近は大手企業では、不妊治療の特別休暇を実施しているところもあるらしい。
政府も子育て支援という前に、子作り支援として、不妊に対する理解を一般に広く求め、不妊治療の保険適用を行ってもらいたい。