AYUKO Soul Quest. "スピってるがフィジってる"

元気になってくれ。
自分にときめいてくれ。
そして愛を見つけてくれ。

たまに思い出す青年

2023年08月01日 | 生きていると
・・・と言っても、実在する人物ではなく、
アニメのキャラクターなのです。


かつて子供達がまだ幼稚園に通っていた頃は
うちではほぼほぼ常にNHKのEテレを観ていたわけですが、
それの子供向けアニメで『はなかっぱ』というのがありました。
多分、今もやっていると思いますが、
なかなか面白いお話だったのですよ。





ご存知の方も結構いらっしゃるかしらん。

彼らが住んでいる「やまびこ村」での色んな出来事が
主人公の「はなかっぱ」を中心にお話になっているのですけれど、
まあ、今回は内容やキャラクターの詳細は割愛させていただくとして、


今日のタイトルにあるように、
今でもたまに思い出す男の子のキャラクターがいるのです。

多分、1話にしか出てこないようなレアキャラで、
彼は「ふわ吉」君という、はなかっぱの近所に住むお兄さん。

はなかっぱというのは「カッパ族」に属するのですが、
彼らは頭にお花を咲かせることができるのですね。
で、大人になると「自分の一生のお花」を決めて
それをずっと頭に咲かせて生きてゆくわけですが、
はなかっぱみたいな、まだ子供は「とりあえずの花」というのを
とりあえず、笑、頭に咲かせてるわけ。


で、このふわ吉君というのは、
もう「一生のお花」を決めてもいい年頃なのに
いつもあまりにも優柔不断で、
未だ「とりあえずの花」のまま、っていうキャラクター。


⇩はなかっぱとふわ吉君



このレアキャラふわ吉君がメインのエピソードが
今でも心に残っているのです。


ある日、ふわ吉君とお母さんがはなかっぱの家にやってきます。
お母さんはふわ吉君の優柔不断っぷりに困っている。
はなかっぱのお母さんが食事を作ろうと、
ふわ吉君にお味噌汁の具は「〇〇と▲▲のどっちがいい?」と聞くのだけど、
やっぱり決められない。


なぜかというと、
彼にとっては〇〇も魅力的だし、
▲▲も魅力的で、
ああ〜〜〜〜どっちも素敵で決められな〜い!


まあ、毎度そういう感じなわけ、笑。


で、そこからはなかっぱとふわ吉君は町に一緒に遊びに行くことになります。


ここからがふわ吉くんのキャラのまさに真骨頂とも言えるようなエピソードが続くのですが、
道中、まあ、はなかっぱに言わせれば「ああ、なんでこんなについてないんだろう?泣」
みたいなことが色々起こってくるわけ。


もう全部覚えてないんだけど、
二人が歩いている時に何かの拍子に
二人は道の下に転がり落ちてしまう。

はなかっぱは「ああ〜なんでこんなことになるんだろう?」って
半分泣いて、半分怒って、みたいなところで、


ふわ吉君はその落ちたところにとても綺麗なお花を見つけるのです。

そして、
「見てよ!綺麗なお花だねえ〜〜〜!
ここに落っこちなかったら、このお花には会えなかったよ〜!」


そんなようなことを呑気に嬉々として言うのです。


道中、他に「ついてないこと」が起きる度に、
彼は何か素敵なことを見つけるのですね。


町に着いてからも、
「え〜〜〜!」ってことが起きるのだけれど、
結果、ふわ吉君マジックでみんながハッピー、


で、はなかっぱの家に帰ってきてから、
またはなかっぱのお母さんに何が食べたいか聞かれて、
やっぱり決められない、っていうオチなんだけど、笑。



なぜかね。


このふわ吉君のエピソードは今でもたまに思い出す。


どんなことが身に降りかかっても、
彼はそのどこかに

「美と善と喜び」

を見出す力を持っているのですね。

いや、なんか真面目に語っちゃってるけど、笑、
本当にそう思うのです。


彼は世界をいつも「虹色のメガネ」を通して見てるな、と。

世界は「ただ、それとして存在している」わけで、
事象は「ただ、それとして起こっている」わけで、
それをどのように見るか、
そこに何を見つけるか、
と言うのは、完全に一人一人の選択なのだな、と
ふわ吉君エピソードを思い出す度に思うのです。


そして彼が選択するのは
「素敵なことを見る」という選択。

更に言うなら、


「それでも尚」。

「だからこそ」。


例え一見「ついてない」とか「災難」と思えることが起きても、
尚、彼はそこから何か素敵なものを見つける。
これがあったからこその、素敵なものを見つける。


彼は起きたことを無視しているわけでも、
見ないようにしているわけでもない。

道から転げ落ちた時はきっと痛かったでしょう。

でも、「あ〜あ、痛い」のところにずっとはいない。
彼はそこで虹色のメガネをかける。


そうすると、「あ〜あ、痛い。ついてないな〜。」のメガネでは
見られなかったものを見ることができる。



ポジティブ・シンキングという言葉がありますが、
正しく使えばパワフルな作用があります。
ただ、「正しく」というのは、
この落とし穴として、
負の感情に蓋をして、無視して、
無理矢理ポジティブ・シンキングに持っていくと、
結果、負は負のままで残され、
後に倍になって戻ってくることがあるからです。


ポジティブ・シンキングというのは、
負の感情を否定することではなく、
負の感情をちゃんと感じ、認めてあげた上で、

それこそふわ吉君のように、
「そこから」「ベクトル」を
「ポジティブ」に持っていくことなのではないかな、
と思うのです。


ふわ吉君の場合は、
それを瞬時にできるというね、
達観の域よ。


って、ふわ吉君のたった一つのエピソードだけで、
どんだけ彼を知ってんのか?って話だけど、笑。



ふわ吉レベルの人というのは、そうそういないと思うのですが、
私たちだって、色々な辛い体験をしても、
ずっと後になって


「ああ、あれがあったからこそ、今がこうなってるんだな。」

という時が来ませんか?


かな〜〜〜〜りのライムラグはあるけど、笑。



でもね。

そんな虹色のメガネをいつもかけてるふわ吉君のことを、
私はなぜか、たまに思い出すのです。


自分もこんな風にして
本当は世界を見たいのではないか?って。
見られるのではないか?って。


負の感情が湧き上がる時はあっても、
そのベクトルを変えることはきっとできるのではないか?って。


そうやって自分の世界を
自分の好きな色で想像、創造したいのではないか?って。
もしかしてできるのではないか?って。


「それでも尚」
「だからこそ」


全てを「ラッキー!」に変えちゃう力。




ここのところ、
再び、ふわ吉君のことを思い出して、
皆さんとシェアしたくなった、
本日のブログでした。



"Feelin' kinda lucky tonight, I'm gonna find my four leaves clover"
from Prince "Play In the Sunshine"





ついに(?)英語のブログを始めました。
「英語、OKよ!」という方がいらっしゃいましたら、
是非そちらも覗いてみてくださいね。

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