木陰の椅子

「シニア夫婦二人暮らしのつれづれ」から「一人ぼっちのつれづれ」に。明日も良い日にするために頑張りたいなと思います。

「このタイミングで花粉症(副鼻腔炎)?」からのこと⑤

2023-05-29 | つれづれに

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さすがに入浴はやめ、ロキソニンテープを貼って布団に入った。動かなければ痛くない、ズキズキと疼きもしない、それを根拠に「大丈夫、日にち薬で良くなるだろう、医者に行かなくても大丈夫」とほとんど安心しながら。
しかし朝一番に、右足の1.5倍ほどに膨れ上がり、足底以外は、赤黒紫に指の先まで変色した左足の悍ましさは、一瞬、呼吸するのを忘れるほどの酷さだった。
気持ちを静めて「内出血だろう」と自分に言い聞かせ、摺り足でビッコ引き引き、何とか最低限の用事を済ませてからは、ひたすら横になって過ごした。娘からは「明日早朝には行くから」と、ラインで返事があった。

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娘が来てくれた安心感も手伝ってか、だんだん痛くなってくる左足に不安が、ぐんぐん湧いてきた。「楽だから」と、お使い時には、登山をしていた頃のストックを持たされたが、摺り足・ビッコ歩行はスピードが落ちていくばかり。

娘には「医者に行こう」とうるさく言われたが、骨の関節の病を持っている身としては、その主治医のいるI病院での受診以外は考えられないから、「GW明けまで待つ」とか、「駅まで送って行ってもらって行こうかな」とか、ころころと変わる言い訳を言い続けた。
が、実のところは「そんな迷惑をかけられない」とか「何とか自力でいけないかな」とか、助けに来てくれているのに、場違いな遠慮をして困らせていただけだったように思う。

 

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週明けになってもまだウジウジしていたため、半ば強引に、娘の車でI病院に連れていかれた。

何枚ものレントゲン撮影後に診察してくれた整形外科の医師は、「レントゲンでは異常なしですが、腫れ具合が酷く心配なのでCTを撮りたい」との診たて。CT検査で、くるぶしにヒビが入っていることが分かった。
医師はすぐに「ギブス」という言葉を口にしたが、その後しばし沈黙。「今からギブスというとすごいストレスでしょう。受傷後1週間近く経っているけれどズレ等も出ていないし……」と、またしばらく言葉を切った。

そして「ギブスは無しにしましょう。ただし、痛み止めは出しません。痛みが軽くなると動いてしまいますから。外出は極力しないで、安静にしていること。それが約束です。もう1度クルッとやったら手術になることを覚悟してください」と言い渡された。

「老いては子に従え」と言われるけれど、それを実感した。
受診して良かったとしみじみ思った。
あのまま「日にち薬」に頼って、少しは動かした方がいいなどと素人療法で無茶動きしていたらと考えると、ゾッとする。

意地を張らないで、もっと可愛いばあちゃんにならなければ。
そしたらもっと楽なのに…。
周りも安心できるのに…。
と、甘え下手を後悔する。

コメント (4)
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