前からずっと欲しかった「となりのトトロ」のパズルを店頭に見つけたのは、昨年のクリスマスの頃。
さんざん迷ったが、どっちの絵も可愛くて決めきれず、500ピースと1000ピースの2つを買った。
そして、年も明けて落ち着いたころ、まずは500ピースからとりかかろうと、張り切って箱を開けた。
脳裏にあったのは、子供たちと一緒に並べた20~多くて50ピースほどの、各ピースの形も不揃いのパズルで、大人だったら考える必要もなくアッという間に完成しちゃう超・超簡単なもの。
ところがどっこい、トトロのパズル500ピースときたら、既にピースはバラバラの袋詰めで、箱に描かれた絵を見ながら同形のピースを敷き詰めていく。
1つ目、取り掛かりのピースで早くも頭を抱えた。
どうすりゃいいの?
箱の絵を見ながらまずは文字の辺りから攻めようと、それらしいピースを選り分けた。
茶色のピース2個3個を探し出そうとしたところで、もはや頭の中では90%ギブアップしていた。
2枚の葉っぱと“となりのトトロ”をなんとか揃え、次は文字の周囲を白で囲い、パズルの下部となる長四角にまとめる。
……つもりが文字の周りが埋まっただけ。周囲の直線まで届きもしない。それだけのことに3~4時間集中していただろうか、首が痛くなってやめた。
翌日は角・角から攻めようと試みたが、時間だけが過ぎて行った。
3日目はなし。4日目もなし。こうなると5日目もなし。
その状況で仏間の隅に置きっぱなしとなった。
そのパズルが完成したのは5月の連休。
放り投げてあったのを、やってきた三男君夫婦が見つけて嵌ってしまい、日中3時間と夜2時間ほどかけて完成させてくれた。もちろん日中の3時間というもの、チビ孫たちのお守りは私。お花摘みに行ったり花の冠作ったり、庭でお茶したり……。
完全にやる気が失せていた1000ピースが、完成品となって戻ってきたのはお盆。「パパとやると二人して夢中になってしまって怖いので、出張の時、子供たちを寝かせてからやりました」とお嫁ちゃん。
出来もしないのにタカをくくって安易に無謀な挑戦をしたことや無駄遣いしたことを悔いながらも(キットと額の代金合計したらかなりになる。1000ピースの額はお嫁ちゃんのプレゼントだけど)、2枚を並べて感無量。
だって、トトロとサツキとメイ、可愛いいんだもの!