木陰の椅子

「シニア夫婦二人暮らしのつれづれ」から「一人ぼっちのつれづれ」に。明日も良い日にするために頑張りたいなと思います。

娘の贈り物のほつれを直す

2024-08-31 | 家族

台風10号サンサンは、あちこちに被害を及ぼしながら移動している。
我が地域辺りは今夜半から明日?
良く分からないが、数日前から幾つかの警報が出たり、注意報になったり、解除されたりが繰り返されている。
雨がよく降る。
1分もしないうちにビショビショになってしまうほどの強い雨が。
そしてそれほど時間をおかず、止む。
そんな繰り返しがここ数日。
溜まっているお家仕事もなんとなく手につかず、所在なくテレビを見たり、本を見たり、その辺をチャチャッと拭いてみたり…。
大谷君が成し遂げたメジャー初の34ホームラン34盗塁の興奮もおさまり、「仕方ないな、お昼寝でもしよっか~!」とソファーに横になったら、娘が作ってくれたキルトのほつれが目に入った。
そうだ、午後はこのほつれを直そう!

 

 

キルトを持ってきてくれたときの娘のメッセージカードは、大切にとってある。


はじめに決めたのは「伝統的なパッチワークキルトにする」という1点だけでした。

そこからイメージを膨らませて……。
ずばりこのキルトのテーマは「ワイルダー家で使ってそうなキルト」。
ワイルダー家…分かるよね?
大草原の小さな家シリーズのなかで、一番好きだったのは、アルマンゾの少年時代を描いた「農場の少年」でした。
引っ越しを繰り返したインガルス家の生活も楽しかったけれど、一つの場所に根をおろした農民の生活がとても興味深かったのです。
開拓時代の家庭で使われていたようなキルト…そういう雰囲気になったと思うけど、どうかな?
 
気に入ってくれたら…大切にしまいこんだりしないでください。
生活の一部に置いてください。
ボロボロになるまで使ってもらえるのは制作者にとっての一番の喜び。
長い間しまいっぱなしだった着物も喜ぶと思うよ。

祖母の形見を母のためにリメイクする…。
チクチク縫いつなげる幸せな時間をありがとう。

 

生存していたら100歳超の母の着物の劣化していない部分を利用して、娘が10年ほど前にチクチクと縫ってくれたキルト。
彼女の願いどおり生活の一部となり、1年中ソファーの上に置いてある。
私の身体がすっぽりおさまるサイズで、私のみならず孫や子たちの昼寝時のお腹を冷やさないよう働き続けている。

 

※母~私~娘の頭文字が刺繍されている。

愛してやまない「赤毛のアン」と共に、「大草原の小さな家」シリーズも愛読していた。
本箱にはローラ・インガルスの幼少期から、アルマンゾと結婚して母となってからのほぼ一生が記された本が並んでいる。
子供のためにではなく自身のために揃えた本で、何度かの引っ越しも共に経てきて、今でも大切にしている。

ときどき「昔読んだ本をもう1度」と称して古い本を引っぱりだす。
そろそろ、大草原の小さな家もいいかな?

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CDデッキ、買いました。

2024-08-30 | つれづれに

6月に吉田拓郎のアルバム「Another Side Of Takuro 25」を購入したものの、それを聴くデッキが無くて、そのまましまい込んでいた。 

コンポが2台あっても、どちらもCDのイジェクト部分が故障で、いろいろためしてみたものの手に負えない状況になって2、3年経つ。
年金だけ暮らしなのに、ここ1~2年というもの年金の2倍3倍以上の出費が続き、購入するのはためらってきた。
でも2ヵ月半も経過すると、さすがに“聞きたいなぁ”の思いが強くなってきた。 

そこで思いついたのが、毎年母の日に三男君一家からもらうアマゾンギフトカード。 そのカードでほぼ1年分の本代を賄ってきたが、今年はそれをつかうことにした。

さっそくアマゾンをチェックした。

驚いたのはCDプレーヤーの安いこと。 

AM・FMラジオつきで、タイムセールやポイントとか利用して5,500円。

こんな値段で買えるのなら、もっと早く買えばよかった。

これなら例年どおり、何冊かの文庫本も買える。

もちろん今までのコンポと同じように万円代もあるが、音質にはそれほどこだわらないこの頃。届いたデッキは白で、とても小さくて可愛い。

 

 

おりしものらりくらりと進みながら、遠く離れた当地にまで被害を及ぼしている台風10号の影響で、せっかく頑張り出した外仕事が出来ずにいる。 

待った分だけ、今日は思い切り聴いた。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とにかく始めなくちゃ!

2024-08-27 | My菜園

途方にくれてボー―ッとしていてもしようがない。
とにかく、取り掛かろう!
昨日は6時に起床。
これだけはスルーしてはならないことがある。1時間ほどかけて身体を慣らすこと。
スッキリ目覚めたからといって、すぐに畑に行ったりしたら薬で元気をもらっている身体は、すぐに反撃してくる。なかなか気難しいのだ。
さぁ~てと、どこから行く?
見回すとタマネギやレタスが植えてあった場所が、こんもりとして草丈も長い。まずはここから、と決めた。
引き抜いたり、掘り出したり、むしったり、1時間超、夢中で作業していると指に力が入らくなり、腰や膝も痛くなってよろけてきたので、今日はここまで。

 

 

今日。

昨日の今日ながら、手指の状態(痛み)から「今日はやめよう」と思いながらも、少しひんやりとした朝の空気にふれるとついつい畑に足が向き、またまた1時間超の草退治。

ほぼ昨日と同じスペースの土がみえてきた。

 

手前のマルチがけした畝はイチゴ跡。

ランナーから子取りした30鉢ほどの苗も5~6株を残した親株も、すべて病気(多分)になって処分した。炎天下せっせと作業したのに「骨折り損のくたびれ儲け」に終わった今年のイチゴ栽培。

 

 

昨日~今日の草退治成果。

全部きれいになった頃、ここは再び草に覆われているだろう。

正に自転車操業。

 

before

after

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あ~ぁ、もう! どこから手をつけたらいいの?

2024-08-25 | つれづれに

仏壇とお墓に供える切り花として、初夏からたくさん咲いてくれた花たち。
きれいな状態で飾れるのは、とうとうセンニチコウだけになってしまったが、来年も育てる予定の花の種は採取した。

 

 

花の向こうの夏野菜も、異常な暑さで例年の2倍3倍に大きく育ちながらも味は悪くなく、食べきれずに枯らしてしまう方が多いほどの豊作だった。
中玉トマト、ミニトマトは何百個食べたか。
孫たちも「これでお終いね」と、ママが呆れてストップをかけるほど食べていた。
けれど今は、切り戻ししたナスがかろうじて実をつけているだけ。

 

 

小玉スイカや枝豆やインゲンの残骸と、それ以上に蔓延っている草。
コンパニオンプランツとして隙間に植えたマリーゴールドだけは、こぼれ種から育った物ともども元気いっぱい。

 

 

夫の3回忌、それに続いたお盆、それだけにとどまらずこの半月というものとにかく忙しく、そして連日38~39度という猛暑。止めは帯状疱疹ワクチン接種2回目の発熱による3日間のダウン。
けっきょく畑仕事は何一つ出来ないままの半月だった。

 

あ~ぁ、もう! どこから手をつけたらいいの?

体調も戻って来てはいるけれど、ただ、ただ途方にくれる。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「となりのトトロ」上映会

2024-08-23 | つれづれに

7月の終わりあたりから昨日まで、とにかく慌ただしく、とんでもなく暑く、気持ち的にも身体的にも辛いとしか言いようのない8月だった、夏だった。

ホッと一息ついた今日(思いなしか気温も若干低めだったような)、娘からラインが入った「今夜トトロがあるよ」と。
大好きなスタジオジブリのアニメ「となりのトトロ」。
いったい何度観たことか。セリフも場面の一つ一つもそらんじている。
まだ8月や夏が終わったわけではないけれど、〆として、頑張った自分ご褒美として、なんてジャストタイミングなの。
9時からの放映、しっかり観ましたよ。

鼻歌交じりで余韻に浸っていると、「このシチュエーションどっかで?」と脳裏をかすめたのは、ホームページを開設していた頃のエッセーのページにも、トトロのことをアップしていたこと。
すでにホームページは消滅しているが、さまざまなコンテンツはPCに保存している。それを思い出し、ひっぱりだしてみた。

●トトロがやってきた!

 「ね、やる?」
 「うん、しよう、しよう!」
 よーし、じゃあ急げ...。

 話がまとまった娘と私は、いつものだらだらとはうってかわり、てきぱきと夕食の後片付けにとりかかる。一人が洗う、もう一人が拭いて棚にしまう、ポットの湯量を確かめ、台布巾をきれいにあらってかければ、ちょっと手抜きはあるがすべて終了。

 「何にする?」
 「やっぱりコーヒーがいいんじゃん、それにロールケーキがあったでしょ?」
 「じゃーそれでいこう!!」
 大きめのトレーに、たっぷりのコーヒーとロールケーキを乗せて私の部屋に行く。

 「始めていい?」
 「ちょっと待って、なにか掛けるもの欲しいな!」
 私は愛用のウールの掛け布をまとって寝転ぶ。娘もブルーの可愛いミニ毛布を持ってくる。
 準備は整った。
 「さぁ、始めます」
 おもむろに娘がスイッチを押す。

 年に何回か、我が家ではこうして「となりのトトロ試写会」が開かれる。何かをしながらではなく、テレビの画面を見ることだけに専念し、トトロの世界にどっぷりと浸る。さまざまな場面も会話も、もうすっかり頭にはいっているが、それでもその度新鮮にうったえてくる不思議なトトロ。いつしかサツキやメイ達と一緒に泣き、笑い、驚き、期待を寄せる私達は、見終わった時、たくさんの笑顔と元気を取り戻し、世界一幸せな親子になっている。

 娘は私をパキラおばさんという。
 パキラというのは、切り口の所から細い枝が出て、そこに葉がついている観葉植物で、1本の枝に3、4枚の葉がついた15センチ位の小さいものだったら300円程で買える。何もしなくても育つのよ、という人もいるが、私の買ってきたパキラが、じつに良く育ってからはそういうことになった。パキラに限らず我が家のベランダの植物達は良く育つ。
 何故か。
 それはもちろんトトロのおま
じないをしているからだ。
 「大きくなぁれ、ーーーーン、パッ」
 「元気になぁれ、ーーーーン、パッ」
 こうすればもう大丈夫!! あとはお水をあげるだけ。
 そんなわけでトトロは、我が家のあちこちの場面で重要なポジションをキープしている。

 久しぶりにすっきりとした朝を迎えた今日、メールと掲示板チェックだけでもと、パソコンのスイッチをいれてみた。画像を貼り込めない私の掲示板だが「これなら大丈夫、ここをクリックして」とteruminのかきこみがあった。なんだろう、なんだろう・・・ワクワク。
 クリックすると...美しいイントロの後に聞こえてきたのは ♪ト・ト・ロ、となりのト・ト・ロ♪ のメロディー。

 3月10日夜、1月に風邪をひいて以来諸々くすぶっていた私の体が、とうとう赤信号を出し、38度超の熱が下がらなくなってしまった。それでもなんとか出勤、帰るなり倒れこむように布団に入っていたが、休み時間に受診した2医院では「風邪」とか「分からない、様子をみましょう」とか、はっきりしない診断。
 土曜日、定期的にかかっている病院で初めて「...じゃないかな?」と病名らしいものを聞き、薬を貰った。この3日間、高熱の原因がわからない不安と、置き場のないような体の辛さとがあいまって、なんとなく弱気になり始めていたが、対処法を守り、薬を飲んで1日が過ぎたところでやっと熱が下がって迎えた朝だ。

“トトロだぁ、トトロが来てくれた、元気と笑顔の補給に”

 七国山病院にメイとサツキを乗せていった猫バスのように、ネットで知りあった大好きな友達teruminが連れてきてくれた。teruminは、私の具合が悪いことを知らないはず。それだけにこの偶然の、彼女のあったかさと優しさが嬉しくて、トトロのメロディーを聞いているうちに涙がでてきた。そして、どんどん元気な心を取り戻している自分を感じた。急に体が軽くなった。
 
“くよくよしてなんかいられない、早く元気になって頑張ろう!”
                                            1999.3.14
※文中のteruminは4/11の日記「私たち、25年間繋がっています」のTちゃん。

え?
25年前とのビフォー アフター、どこにも見つけられないじゃん!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする