Whitney Houston/I Will Always Love You

今回のアフロソウルの話しはホイットニー・ヒューストンの オールウェイズ・ラブ・ユー です。
この曲、９２年映画「ボディーガード」の主題歌として大ヒットしました。

ホイットニーの新曲６曲を収録したサウンドトラックは全世界で３０００枚を売上げ、９４年グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞しています。

この曲、私が東京で働いていた頃に、ほんと爆発的に流行しました。
洋楽にあまり興味がなかった人まで、「この曲良いよね」ってＣＤを買っていたのが印象深いです。
間にMCハマーとかありますが、マイケル以来の黒人シンガーのビッグヒットって印象でしたね。
調べてみたら当時の洋楽歴代最高の280万枚売上って事で、実感と同じで納得でした。

ホイットニー・ヒューストンはモデル・シンガー・女優とて成功しています。
こう書くとアイドル的な人気に思われますが、実力派シンガーです。
この曲のヒットも映画先行というよりも曲が映画を引っ張った感もありました。
事実、この曲の歌い出し部分にみな魅了され、これ以降黒人シンガーへの一般リスナーの意識が変わっていたように感じました。
当時のメディアの感じですと、アレサ・フランクリン、チャカ・カーン、に続くディーバ的な風潮でした。

ちなみにこの曲、カントリーシンガーのカバーなんですが、原曲はとてもここまでヒットしそうなポテンシャルを秘めている曲にはとうてい思えません。

ホイットニーの経歴を軽く。
10代の頃にモデルをしたり、チャカ・カーンらのバックボーカルを務めるなど活動。
1985年にデビューアルバム『Whitney Houston』をリリース。女性歌手のデビュー・アルバムの最高となる売り上げ。
1987年に発表した2枚目のスタジオ・アルバム『ホイットニー』は、女性歌手では初となるBillboard 200チャートに初登場1位を記録。
「オールウェイズ・ラヴ・ユー」のヒットの年にR&B歌手、ボビー・ブラウンと結婚。翌年出産。
とここまでは良かったんですが、以後売り上げはあまり伸びず、ハワイの空港で大麻所持で拘束以降更に失速した感じです。もちろんまだ活動中ですがちょっと残念ですね。

おまけ　ホイットニーはお母さんも歌手でスイート・インスピレーションズというグループで活動されてました。私は音源持ってますが、お世辞にも良いグループとはいえないですね。従姉妹はディオンヌ・ワーウィックで、こちらはグラミー５度受賞の名シンガーです。





こちらが原曲→I Will Always Love - You Dolly Parton
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