捕手と抱き合い、上原が右腕を力強く突き上げた。
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駆けてきたチームメートと、次々と抱擁を繰り返す。巨漢オルティスが上原の体をひょいと肩に担ぐ祝福も、おなじみとなった光景だ。レッドソックスの守護神が、地区シリーズに続く胴上げ投手となった。
3点リードの九回にマウンドに立った。先頭打者は、フォークを3球続けて3球三振に退けた。次打者を投ゴロであっさり二死とした後、内野安打を許したが、最後の打者をフォークで空振り三振に仕留めて歓喜の瞬間を迎えた。この日も全11球がストライクと、攻めの姿勢を貫き通した結果だ。
リーグ優勝決定シリーズ6戦中5試合で失点なしの1勝3セーブと、MVPにふさわしい堂々の成績を収めた。地区シリーズを含めたプレーオフ通算でも、10戦のうち8試合に登板と大車輪の活躍が続く。お立ち台では「最後は正直、吐きそうでした」と観客の笑いを誘い、台を下りてからは率直な思いも漏らした。
「怖いですね。今年ちょっと出来過ぎなので。あとはもう、アクセル踏みっぱなしでやるしかないです」
38歳。力の限りをぶつける舞台は、ワールドシリーズへと移る。(ボストン 田中潤)
(2013年10月21日08時47分
読売新聞)
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