２５日の円相場は続落し、１ドル＝９０円台後半まで値下がりした。
日銀の追加金融緩和観測を背景に円売りドル買いが進んだ。
２０１０年６月以来、約２年７カ月ぶりの円安ドル高水準となった。
円は対ユーロでも一時１ユーロ＝１２１円台前半まで下落し、約１年９カ月ぶりとなる円安ユーロ高水準を記録した。
東京外国為替市場の午後５時現在は前日比１円２７銭円安ドル高の１ドル＝９０円５４～５６銭。
ユーロは２円６３銭円安ユーロ高の１ユーロ＝１２１円４０～４４銭。
午後５時以降は再び円が下落に向かい、９０円台後半をつけている。
日本の貿易赤字拡大や、欧州債務危機の沈静化を背景に、市場では「当面、円売り基調が続く」（大手行）との見方が根強い。
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