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世界の艦船 2020年11月号  世界初のリチウム電池潜水艦「おうりゅう」 

2020年10月22日 | 読書

世界の艦船11月号の特集は世界初のリチウム電池潜水艦「おうりゅう」です。

出典:海上自衛隊ホームページ

8月号増刊で「そうりゅう」型&「おやしお」型潜水艦について特集を組まれており、

その追加で特集を組まれています、基本は「そうりゅう」型が12隻建造予定でしたが、

11番艦、12番艦はAIP推進機関を止めてリチウム電池に置き換えました。

当初次期3,000トン型に搭載予定でしたが、どうしてこのように経過で変更したかについての記載はありません。

想像ですが、AIP推進機関の取扱いが運営してみて当初考え以上に大変であり、

運航上においても制約があり現場からの声が上がっているのと、

リチウム電池の搭載にめどがついたので、変更したのではないかと思いました。

全くの推測ですのであしからず。

特集内容では井上氏「リチウム電池の現状と将来」小林氏「作戦構想」多田氏「将来の海自潜水艦を考える」です。

期待の大きいリチウム電池ですが、実際に運営してスペックどおりの性能があるか検証が必要であり、

その結果を次期3,000トン型にフィードバックさせると思います。

しかし、次期3,000トン型潜水艦「たいげい」は10月14日進水式が行われました。

出典:海上自衛隊ホームページ

就役予定は2022年3月予定ですので時間はあります。

作戦構想については潜水艦運営上の機密事項が多く具体的には書かれていませんが、

制約事項が緩和されるので、成功率と残存率が高くなると書かれています。

このことは他国の潜水艦を追尾することと他国軍港への接近が可能となったのではと推測します。

後は池田氏の無人運航船の実証実験についてです、

アメリカ海軍は現在「シーハンター」自律型の軍用無人船を実験していますが、いよいよ日本でもスタートします、

池田氏はこれまでの自動運行の流れと課題について書かれていて、現在は技術的な条件がクリアされていき、

五つの実験プロジェクト進められており完全自律型の無人船は可能な時代に移行してきたが、

池田氏はこれからの課題として無人化のニーズあるのかまだ分からないのが現状であり、

安全性の向上というメリットがあり、航海支援装置として役割を第一として普及させて重要であると述べられています。

自分も池田氏の意見に賛成です、AI利用についても検討が必要であると思います。

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出典:大島造船ホームページ

 

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