世界の艦船2025年5月号の特集はハリアー・キャリアーです。
世界初のSTOVL戦闘攻撃機ハリアーを搭載する艦船についての特集です。
ハリアーはブリストンBEエンジン(ペガサス)が開発されたことにより、
イギリスで実用化され、アメリカではAV-8Aとして海兵隊に導入されました。
ハリアー・キャリアーとして有名なのはインヴィシンブル級です、
スキー・ジャンプ方式を採用して離陸重量を増加できるようにし、
ハリアー搭載する当たり改良したのがシー・ハリアーです。
このことによりイギリス海軍は空母の空白を埋めることになりました。
アメリカはAV-8Aをタラワ級強襲揚陸艦に搭載してシー・コントロール・シップとして使用します。
でも、最初のハリアー・キャリアーとして運用した国はスペインです。
艦船はアメリカからのインディペンデンス級を改造してアメリカはAV-8Sマタドールを購入しました。
ハリアーはフォークランド紛争により有効性が確認できましたが、空中早期警戒機の必要性が課題となりました。
アメリカではイラクに対しての「デザート・シールド作戦」で実戦投入しました。
イギリス、アメリカ、スペイン以外ではインド、イタリア、タイが運用しました。
ハリアー、AV-8A共に改造を重ねていきました。
ハリアー・キャリアーとしての艦船も様々タイプが建設されていきますが、
古いタイプの艦船を改造しり、長年の運用を終えた艦船が手出来てきて、
新たにF-35Bが開発されて、現在運用しているのはイタリア、スペイン、米海兵隊です。
今後はF-35B・キャリア―に移行されていきます。
小特集①では 日本の新型FFM 豪州へ輸出なるか?
オーストラリア海軍の次期汎用フリゲイト艦について
日本案とドイツ案が競合している現状をとらえて両案の特徴、課題、有利性などについて解説されています、
読み解くと一長一短であり、オーストラリアの政治的背景もあるので、一概には言えません。
日本案
ドイツ案
小特集②では水産庁と漁業の安全保障です。
水産庁について取り上げたことはなく、歴史と現在の取り組みについて解説されています。
日本にとって水産資源は重要に産業の位置づけでありますが、
その中で水産庁は漁業の安全保障と漁業取締は重要な業務であります。
広大なEEZは世界6番目ですが、少ない予算と少なす艦船と少ない人員により業務は逼迫しており、
近年では周辺国から漁業権が脅かされている現状があり、
劣勢な現状を打破する必要があることを認識させられました。
照洋丸
開洋丸