明日はもっといい日に

安室奈美恵さまの追っかけをしているただのゲイのおじさんです。

ビルの狭間で

2008-01-11 02:38:26 | 思うこと
あまりいい話ではないのですが、昨日は叔母のお通夜に行ってきました。恥ずかしい話ですが、我家の親戚づきあいは親密なものではないんです。一般的な家庭がどうなのかわからないのでこれはなんともいえないのですが、3年前に亡くなった祖母、今回の叔母ともまともにというか挨拶すら交わしたことがあるとかないとか。

一族で20代は自分を含めて二人だけ、実家を継いだ叔父は子供がいなく、叔母はシングルであったため、期待の跡継ぎの自分は結婚の話題を振られ嫌な思いをしなくて済む薄い人間関係は好都合でした。

叔母は、祖母と暮らしていましたが祖母がなくなった後は一人で暮らしていました。そして、定かではないのですが12月末に永眠しました。定かでないのは、それは孤独死だったからです。本人もそして残された者にとっても辛いことです。これが、今、日本各地で起こっているんですよね。お正月が明けて、亡くなったことがわかって、司法解剖、部屋の片付けなどしたりして、この時、久々に実家の敷居をまたぎました。画像の写真は実家の窓から。人が住むような環境ではないですが、住み続けた人たちにとってはここが終の棲家で幸せだったんでしょうね。

こういうことはあまり書く内容ではないのですが、ちょっと親とうまくいかないことがあって、そろそろ独立した方がいいのかもと考えていた翌日に、連絡があったのでめったなことは考えるもんではないなと思いました。僕は、後悔するのが嫌なんです。これは格好つけたいいかたで、本当は、自分が傷つくのすごく嫌だから多少、苦労しても安心できる道を選らぼうとします。

シングルで一人でなくなった叔母は幸せだったのかな。お通夜の席で考えていました。金銭的には安定していたし、実家で住む家には困らない。祖母を最後までみとることができて本人として役割は果たせたし、好きなこともやっていたようだし。人間、欲を言ってしまえばきりがないから、どういう気持ちで人生を過ごしてきたかで違ってくるのかな。

最後に、お世話になっているお坊さんの言葉に、「この若さで亡くなるとは本人もご家族の方もわからなかったと思います。だから、最後の時まで人間は正直に生きていいかなければならないと思います。」正直て簡単なようで難しい。

でも、不安な気持ちがなく毎日過ごせています。問題はたくさんあるけど、ならないようにしかならないし、考えてもあくまで最悪の事態どうするかということだけで、答えの出ない悩みに立ち止まるよりその影にある幸せをかみ締めた方がずっと毎日がいい気持ちです。もう、母の障害は直らない、近いうちに他の部分も障害がでるかも、自分は結婚できなしする気もない、一つ一つ受入れていくともう、やることやってなるようにしかならない、ちょっとなげやりかな。