明日はもっといい日に

安室奈美恵さまの追っかけをしているただのゲイのおじさんです。

刀とネクタイ

2007-08-29 00:25:14 | 思うこと
新入社員の時に非常にお世話になった先輩がいます。
その人は、いわゆるできる社員。
バリバリ仕事をこなして会社からもお客様からも信頼を集めてた人です。
僕は失敗が多く、本当、うだつの上がらない社員でしたが、
何故かその先輩とは仲がよく、
よく飲みに行ったり、色んなことを教えてもらいました。

また、僕の将来や家庭の事も心配してくれて、
父親や祖父、兄弟といった、男の家族を持たない自分にとって
頼りになる兄貴や父親のように慕っていた人です。
変な意味ではなく、その先輩のことは大好きでした。

しかし、その先輩は、同業他社に転職してしまいました。
でも、ことあるごとに電話をくれて、
以前から、先輩の勤めてる会社に来いと言われてましたが、
自分の身の丈に合わないとこでしたので、
僕はいつも「実力がおっつきませーん」とか言ってました。
でも、内心はその先輩ともう一度仕事したいという思いがありました。

先日も、電話がかかってきて、自分の転職について心配してくれてました。
いつもだったら、「やめとけ、お前はあんまり頭がよくないんだから!」
と言われるんですが、
今回は「ちゃんとやってんの?意思が変わらないならやってやれ!」と
励ましてもらえました。

最近、緩みっぱなしなので、「あいつ何やってんだ!」て言われないよう
気を引き締めないと!

その先輩との思い出の品にネクタイがあります。
僕は、配属して1年で転勤(使えないから追い出されたんですが)に
なりまして、最後に先輩の家で飲んでいてネクタイをもらったんですね。
ネクタイはサラリーマンにとっての刀だとかなんとか・・・
うんちくは覚えてないですが、自分の宝物です。
「自分がここぞという時にそれをつけろ!」と言われたのは覚えてます。

まだまだ、暑い日が続きますが、秋が近くなると昔のことが
よく思い出されます。