廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

蔵出し企画 ー 2002年4月(11日~20日)

2008-06-23 22:22:22 | Weblog
『札幌に球団を...』(11日)

 昨日のパ・リーグ運営会議で、ファイターズの札幌移転が話し合われたが、結局ライオンズの反対で物別れに終わったみたいだ。 でも、多くの人が言っている様に、人口180万人以上(広島の倍近い...)を誇る札幌に球団が無いのはおかしいのだから、やっぱりちゃんとしたフランチャイズ球団を置くべきでは。

 ところで、チームの移転で揉めているが、球団を新設する事は出来ないのだろうか? 社会人野球も存続の危機にあるし、思いきってエキスパンション(拡張)してみるのも手ではないだろうか... これだけ野球が盛んな国なんだから、24チーム位あっても不思議ではないのだから...

                           

『お酒は20歳から』(12日)

 スポーツ新聞によると、ホークスの新人・寺原投手がオープン戦の関東遠征の際、先輩投手達と東京で飲み歩いていたのを写真週刊誌に撮られ、今週発売の雑誌に掲載されたそうで、未成年の飲酒と言う事になり、球団から注意されたそうだ。

 ...こう言うのを”有名税”と言うのだろうな。 だって、今の日本では18歳での飲酒なんて珍しく無いし、寺原投手自身も酒を飲んだ経験は既にあったはず。 もちろん、罪の意識も無いでしょう。 たまたま、有名になったので騒がれてしまうだけで...

 私の場合は、始めてお酒を飲んだのは確か15歳くらいの時で、でも、あまり好きな方では無く、すると親や親類のオッちゃん達は「男が酒くらい飲めなくてどうする。」と、まだ高校生だった私に言った位で...

 30過ぎた今はちょっとは酒を楽しめる様になった。 少年の日、苦くて嫌いだったビールも今では何とか飲める様になり、野球場に行ったら気分を盛り上げる為にちょこっと飲んでいる。 今では野球場が”私のビアガーデン”かな...

                                 

『TV観戦...』(13日)

 今日の昼過ぎ、地元ローカル放送の『カープ vs スワローズ戦』中継を見た。 今日もスワローズのキャッチャーは小野捕手だ。 やはり古田捕手のフル出場は無理なのか... 一方のカープも西山捕手はお休みで木村(一)捕手が出ている。 正捕手が大ベテランのチームは控え捕手の力量も重要らしい...

 ...試合の方は、カープ選手のホームランが飛び交うワンサイドゲームになった。 カープ選手のホームランの度にガックリしている小野捕手が印象的だった。 これも”良い経験”になるのだろうか...? 明日もデーゲームだし、多分小野捕手が出てくるだろう。 頑張ろうね。 カープファンとしては複雑だが。

 夜、TVでは『ジャイアンツ vs ドラゴンズ戦』を放送している。 私はストレスが溜まる(?)ので、巨人戦は観ない主義だが、今日は特別な感傷を持って観てしまった。 そう、ジャイアンツ・松井選手が今日の試合でフリーエージェントの権利を取得するのだ。 とうとうこの日が来たのか...

 松井選手は日本球界に残るのか?それともメジャーリーグへ移籍するのか? 彼は今のところ明言を避けている... 引き留めは厳しいかも知れないな。 「天然芝の球場を造って欲しい。」と言えば『ハイテク人工芝』を導入し、”プロ野球の危機”を叫びながら、ロクな改革もせず「タイガースが強くてプロ野球が盛り上がっている。」などと言っている様では... 後は、松井選手の”ファンへの想い”次第かな...

                          

『ドリーマーズ』(14日)

 昨日、NHKで放送された『にんげんドキュメント』でブルーウェイブの”契約金ゼロ円選手”を取り上げていた。 今年で導入2年目になる契約金ゼロ円選手だが、今回の番組で取り上げられた面々も多士済々だ。 元中学校の先生とか、廃部になった実業団チームの選手、アメリカの独立リーグ出身など、彼らの多彩な経歴に驚いてしまった...

 2年前、契約金ゼロ円選手が導入された時、私は最初、単に人件費をケチっているのかと思っていたのだが、この番組を見て本当の意義を知った。 契約金と言う”リスク”をあえて取り除き、それまでのシステムではプロ野球に入れなかった人達にチャンスを与えた訳だ...

 毎年、秋になるとどの球団も一般人対象の入団テストを行うが、これによって入団したと言う話をほとんど聞かなかった。 私は「プロのテストで合格する様な選手なら、とっくにスカウトが見つけているはずだから...」なんて思っていたが、確かにその時点では高い契約金を払うに値しなかった選手でも、もし入団したら、後に1億円プレーヤーにまで成長したかも知れない素材だったのかも知れなかったのだ。

 そう言う意味で、隠れた人材を探す為にも”契約金ゼロ円選手”は大きな意義があるのかも知れない。 考えてみても、今までの”野球エリート”の集合体であるだけよりも、本当の意味での”雑草魂”を持った非エリートも含めた多くの”夢追い人”の集まる野球界だったら、多くの野球ファンが夢を重ねられるのではないだろうか...

 ...もっとも、夢ばかり語っても居られない。 現にこの番組でも、「契約金ゼロ円選手は、契約金を多くもらっている選手よりも、解雇され易い。 一年で結果を出さないといけない。」みたいな事を言っていたが、野球に専念できる環境で無く、”プロの身体”が出来ていない選手にとって、一年で結果を出すのは容易では無い...

 私も前から言ってますが、現在の『支配下選手70人枠』を廃止して、無制限に選手を集めて行く事は出来ないだろうか? そして、ファームチームの数も増やし、一軍チームの傘下と言う形にするのだ。 もちろん、一軍自体は”狭き門”にすれば、一軍チームも本当の競争意識が働いてレベルアップできるのではないでしょうか。 その為には”ファームの独立採算化”が不可欠ですけど...

 広島カープも、現在のファーム本拠地・由宇町(山口県)では、交通アクセスも問題から、採算が取れる程の集客は厳しいし、また”広島カープの二軍”では、本当の意味で地元に溶け込む事は出来ないし、球団グッズ販売なども出来ないだろう... 私の持論だが、思いきって倉敷市(岡山県)に移り、チーム名も変えて岡山の地元チームとしてはどうだろうか?

 私の構想では、一軍チームの傘下に複数の(地元密着、独立採算性の)ファームチームを抱え、そこから排出する優れた選手によって、競争意識を高め、レベルアップし、また、プロ野球のファンを増やしていく事を理想としている。

 もっとも、そこまで行くのは簡単では無い。 それなら、とりあえずこんな手はどうでしょうか? カープが傘下チームとして以前、都市対抗で活躍した『松山フェニックス』の様な地域クラブチームを造る...と言うのは。

 例えば、松江市にカープ、松江市、島根県、地元住民、地元企業の出資で社会人クラブチーム『松江レイカーズ』(宍道湖から取った名前です)を設立して、ここで選手の育成をするのだ。 ”70人選手枠”があるから、ドラフトで指名されないと、プロでのプレーは出来ないですが、その代わり都市対抗などの社会人の大会に出れますし、プロとの交流試合で鍛えれば良いのでは? 社会人野球の危機を救う為にもプロ球界の協力が必要なのでは...

                               

『またまたTV観戦』(15日)

 昨日の昼、テレビでカープ対スワローズの試合を観た。 時間の都合が良い日があったら、また球場で観てみたいものだ。 ...さて、今日は日曜日のデーゲームなので客の入りは比較的良い。 相変わらず外野スタンドは賑わっているが、ライト側には立ち見の客も居るみたいだ。 ...2時間以上も立ち見するなんて苦痛ではないでしょうか?

 一方で内野スタンドは一塁側も空席が多い。 思い切った値下げをして外野席に人が集中する状況を打開するべきではないでしょうか? 貴重な休日を裂いて来たのに、2時間も立ち見させられて、彼らはまた懲りずに球場へ足を運ぶのだろうか...

 午後3時... まだ6回にも関わらずテレビ中継は終了した。 正直言って不満は残るが、最初から最後まで観たい人は球場に行くなり、スカパーやCATVに加入するなりするべきだろう... 誰も彼もが野球ファンな訳が無いのだから...

                                

『ダブルスタンダード』(16日)

 今日、ホークス期待のルーキー・寺原投手が東京ドームでのファイターズ戦でプロ初(先発)登板し、NHK衛星放送でやっていたので私も観ました。 結果は6回途中で3失点。 現在ファイターズがリードしているので、このまま行けば敗戦投手になるな...とは言え、高校出のルーキーの初登板としてはなかなかの結果かな? 今後は、二軍の試合に登板しながら身体作りをするのだろうが、とにかく今後が楽しみな選手だな...

 さて、寺原投手と言えば、前に先輩選手と東京で酒を飲んでいた所を写真週刊誌に撮られた事件があり、私も先日この日記で取り上げましたが、もうちょっと書かせて下さい。 現在は新入学&就職の季節だが、新人の歓迎会では酒が付き物になっている。 現に私もそうだったし、今回の記事を書いた記者本人もそうなのでは... だから私も”有名税”と言う言葉を使った訳です。

 私の住む町を横切る国道2号線(宮島街道)沿いに大きなカラオケボックスがある。 見ると「生ビール半額キャンペーン期間中!」と広告が出ている。 ここは若い子の溜まり場みたいになっているが、ちゃんと年齢をチェックしてから飲ませているのだろうか? 外から見る限りだが、「未成年にはお酒を出せません。」とは書いていない...

 それと、この店には駐車場があり、客の大半は車で来店しているが、飲酒運転の問題は無いのだろうか? 広島にはこの店以外にも”駐車場のある酒場”は珍しく無い。 何のチェックも無しに酒を飲ませ、事故が起これば全部ドライバーの責任ですか? 少なくとも私には納得出来ない...

 今回の寺原投手の事件も、”酒に甘い日本社会”に何の警笛も鳴らす事も無く、すぐに忘れ去られるだろう。 先日、飲酒運転の罰則が少し強化されたが、交通事故や飲酒強要によるアルコール中毒などの悲劇が無くなり、みんなが”楽しい酒”が飲める様な世の中にな様、政治化や役人、一般の人も真面目に考えて欲しいものだ...

                              

『コーラで晩酌?』(17日)

 2週間前から始まったペプシコーラのオマケのイチローフィギュアを私も集めている。 現在、バッティングフォーム(ホーム)6種類の内、②を除く5種類、バッティングフォーム(オルタネイト)の①~③までの3種類。 それとマリナーズ・ミニヘルメットを何故か市民球場で観戦中に拾って持っている。 まだまだコレクションは完璧じゃ無いな。 大阪で買って来たひな壇型のショーケース(?)を使って飾っている。

 このフィギュアは、ペプシコーラのオマケなので、必然的に何本もコーラを飲まないといけない。 現在は毎晩夕食にコーラ飲んでいる。 さすがにもう飽きてきた... 後何本コーラ飲めば良いのやら。 気分転換の為、今日はシリアス路線(?)はお休み...かな。

                              

『第三の”公”』(18日)

 4月12日、金曜日。 この日カープは地元でスワローズと試合した。 テレビ中継をしたのはNHK(総合)で、21時以降も中継は延長された。 そして、21時15分頃に試合は終了し、ヒーローインタビューと試合のハイライトが流れる中、画面隅に「今夜放送予定だった『お美弥』は19日、20時から放送いたします。」と、テロップが流れた。 このドラマを毎週見ていた私の母は不満だった様で...

 地元を除き、民放がジャイアンツの試合しか中継してくれない中、パ・リーグを始めとする多彩なカードを放送してくれ、しかもCM無しで試合終了まで中継してくれるNHK(総合&BS)は私にとってありがたい存在だ。 しかし、前にも書いたがやっぱり20時51分で放送終了し、他の番組への影響を防いだ方が良いのではないだろうか...

 私は思うのだが、これからの日本スポーツ界の発展の為にNHKの存在は重要ではないだろうか? そう言うと、小泉首相じゃないが「民間に出来る事は民間で。」が信条の私には矛盾があるが、それでも商業主義に走り過ぎの今の民放は当てにならない。 プロ野球はジャイアンツ戦しか放送しないし、サッカーも日本代表の試合は放送するがJリーグの試合は放送しないのだから...

 だからこそNHKがジャイアンツ以外のプロ野球、Jリーグ、また各アマチュアスポーツを大会を主催したり、全国テレビ中継したりして積極的に育成してはどうだろうか? もっとも、スポーツ以外の番組もあるし、そんなに放送する時間枠は無いが... それなら、もう一つ創ってはどうだろうか? ...何をですか? 局です。 NHK総合、教育に続く第三の局、『NHKスポーツ』です。

 現在、史上空前の不況&空洞化に悩まされている日本だが、”スポーツ文化”は漫画やアニメ、ゲーム同様、まだまだ日本が国際競争力を持つ分野ではないだろうか? それならば、これらを”国策”として育成してみてはどうかなと私は思っています。 もっとも、本来なら民間が担うべきなのではありますが...

                             

『後日談...』(19日)

 暴力事件で謹慎していたカープ・ロペス選手の謹慎が明け、ファームに合流したらしい。 これからしばらく様子を見て一軍に復帰させるかどうか決めるそうなのだが... 何とか早期に復帰させてもらいたいものだ。 このまま戦力外&退団なんて事になったら、こちらも後味の悪い思いをする事になるし。 今回の事件の原因は首脳陣がロペス選手に前田選手の怪我の具合を説明したなかった事みたいだし、ロペス選手のチームへの功績を考えたら、こんな形で退団させるのは悲し過ぎるから。

 前にこの日記で「前田選手はチームが地位を保証してくれるのに甘えず、自力でレギュラー&クリーンアップの地位を奪い返すべきだ。」みたいな事を書いたが、現在彼はカープの5番打者に恥じない活躍をしている。 足はまだ痛いはずなのに... 私もただ脱帽するばかりです。

 私は今から広島造幣局の『花の回り道』に行って八重桜を見てきます。 例に漏れずここの桜の開花も(例年より)早く、先日の大雨でかなり散ってしまったな...

                             

『やっぱり駐車場が...』(20日)

 昨日、広島造幣局のイベント『花の回り道』へ行って来た。 今年はここの八重桜も例年より開花が早く、満開の時期とイベント期間がずれてしまった様で、葉桜が多かったのが残念だった。 それでも結構楽しめたが... それよりももっと残念だったのは、駐車場が無いと分かっているはず(造幣局なんだから観光地や商業施設では無いので)なのに車で来て、周囲の無関係な店や病院などに無断駐車した馬鹿の為に苦情が殺到して来年のイベント開催が危ぶまれている事だ...

 人の迷惑を考えない不心得者は確かに悪いのだが、交通の便が悪い広島ではやっぱり車が頼りだ。 離れていても良いから臨時駐車場を造る事は出来なかったのだろうか...? 駐車場と言えば、広島カープも観客動員に苦労している原因の半分は”車で行けない事”だろう。 広島市中心部には駐車場が少なく、しかも料金が高い。 バスの最終便が早いので、ナイターの途中で帰る羽目になりがちだ。

 私が知っている限り、広島で駐車場を確保せずに安定した客を集めている施設は少ない。 例え離れていても良いから広い駐車場を確保して、そこからバスの臨時便でも出してもらえれば、ナイターの集客アップに繋がると思うのだが...

 地方の市民球団である広島カープの成功は、現在地元球団が無い地方(北海道、東北、北陸、四国)に”おらがチーム”を造る為のモデルケースにもなり得ると、私は思ってます。 日本プロ野球界の為にも観客を集め、親会社がいなくてもやって行ける事を証明して欲しいものです...

クチコミblogランキング TREview

 ...以上です。
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