占い館『たいようの館』 占い三昧の日々を報告します

占いの定義は難しい。当たる当たらないに始まり安心な要素より不安な要素のほうが多い。ぼくは占い師ではなく推命家です。

藤圭子さん・宇多田ヒカルさんの関係は、さて…(2)

2013年08月26日 10時08分29秒 | Weblog

(前回のつづき)

宇多田ヒカル

○  丁癸壬

○  未丑戌

 

大運 庚戌

年運 癸巳

 

丁火の日、丑月生まれ。

母親圭子さんが丙火の日で娘ヒカルさんは丁火の日生まれ。

同じ火ながらも、母は大なる太陽で、娘は人工の焚き火。

しかも年干月干には丁火がもっとも嫌がる水が大小2座並び、

焚き火を消そうとしていますし、3柱だけですでに官殺混雑です。

         ・

地支はといえば土のオンパレードで、これに辰が加われば

土のオールスター揃い踏みですね。

         ・

身旺身弱を見ると、

火のグループはいませんが、未と戌の中の丁火が

わずかながら火を助けています。

採点法では最身弱、調候用神法でも身弱です。

         ・

この方の吉神は自分を助けてくれる火とその燃料の木。

凶神は水と土です。

あんなに大ヒットを飛ばしながらも身弱財弱とはいかに??

         ・

地支に土が3座ですが、

これは表現を意味する通変星である食神・傷官が多いと見ます。

生まれてこれまでの大運は水と金と土だけで、

金は平神とすると、水金は凶神でこれまでの人生は逆風だったことになります。

15歳で「オートマチック」の大ヒットを生み、

その後もずっとヒットを飛ばし続けていることはどう考えればいいのでしょう。

 

ここで母親と比較します。          ・

藤圭子

甲丙甲辛   吉神 水・土・金

午午午卯   凶神 火・木

 

宇多田ヒカル

○  丁癸壬  吉神 火・木

○  未丑戌  凶神 水・土(金)

 

これを見比べると、両名ともに同じ火のグループでありながら、

吉凶の五行がま逆であることに気がつきます。

宇多田ヒカルがデビューしたのは彼女が15歳ですからまだ未青年で、

収入は親のものになり、印税などはすべて親が管理していました。

ここまで言えばわかりますね。

つまり、娘ヒカルは、親のために働き、親に尽くしていたのです。

圭子にとってありがたい水・土をヒカルは多く持っていて、

逆にヒカルにとってありがたい吉神火木を、

圭子は捨てるほど持っています。

双方で補い合うことで、ヒカルは吉星を得て大ヒットを生み、

そのヒットから圭子は財を得たと考えられます。

ともあれ、二人とも相当偏った命式ですが、

その偏り方がぴったりとハマって大きな相互作用となったのでしょう。

言うなれば、圭子にはヒカル、ヒカルには圭子がいなければ、

ヒットも財も手に出来なかったと考えていいのではないでしょうか。

          ・

ヒカルの時柱を推測します。

彼女の命式と大運だけでは時柱推測は難しく、

母圭子と見比べながら考えました。

つまり、ヒカルにとって母親が大切な星なので、

印星がなければなりません。つまり甲乙のどちらかです。

丁火にとって甲乙があるのは甲辰か乙巳です。

ここは徹底して身弱になってもらうとして、

丁火を助ける巳ではなく辰に登場してもらい、

甲辰で母親との縁と土の4座揃い踏みで、

未×丑、戌×辰のチュウで凶作用を助長。

          ・

今回は2人の命式を比べなければ分からなかった

難しい鑑定だったと思います。


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