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アルミロードとカーボンロード どちらが軽い(3)

2012-03-11 09:48:24 | ロードバイクの軽量化

 確かに同じパーツをアルミ製とカーボン製で比較すると、カーボンの方が当然軽くなります。勿論、信頼できるメーカーの製品に限るという条件はつきますが・・・一方で完成車重量で見てみると様相が一変するのです。30万程度の中級カーボンロードの完成車より、CAAD10の完成車重量の方が軽いという事実もそのひとつです。Caad10_3ultegra_grn

 理由はフレームやフォークがカーボンでも、完成車に組み込まれるパーツのほとんどが安価でそこそこ重量のあるアルミ製品だということに尽きると思います。逆にCAAD10くらい軽量なアルミフレームなら、カーボンフレームとの差額でハンドルやステム、シートポストなどを軽量なアルミやカーボン製にした方が、むしろ完成車重量が軽くなるケースも少なくないということです。
Wh6700g
 今回の私のCAAD10に関しては純粋にカーボン製なのはフロントフォークだけなのですが、それでもペダルレスの完成車重量は7.4kg以下に抑えることができています。それも25万円ほどの予算でです。今回はホイールは既存のものを使いましたが、WH-6700ならホイール込みでも30万円を越えることはありません。30万円以下で7.4kgを切る完成車を探すのは至難の業ではないでしょうか?Cyrano_seatpost01

 先にもご紹介しましたが、今回のCAAD10の軽量化には「軽量化に伴う費用効果」として、100gの軽量化にかかる費用を試算しながら取り組みました。結果として、100gを軽くする為に最も費用が少なかったのが、シートポストとサドルでした。そして、意外と見落とされがちなのがクイックリリースだということも分りました。軽量化効果としてはホイール交換が一般的ですが、5千円程度の出費で100g近く軽くすることができるクイックリリースは私にとっても大きな盲点でした。

Antaresvs_b02_2
 これは全てのロードバイクに共通することなので、例えばTCR2でもハンドルとステムを3TのPROに、サドルをフィジークのアンタレスに、クイックリリースをDixnaに変えれば、おそらく9kgは楽に切る重量になるはずです。シートポストも変えたいところなのですが、GIANTのシートポスト径は30.9mmと特殊な為、3Tやフィジークのシートポストは利用できません・・・Dixna_red01

 近々、TCR2が冬季保管から戻って来ますので、WH-6700にDixnaのクイックリリースを使い、サドルをアンタレス ヴァーサスにして重量を量ってみようと思っています。ペダルはPD-M530という455gもあるのが付いていますので、どこまで軽くなるかは疑問ですが、何かの参考になればと考えているところです。
Ac_alx440sl
 これから、1台目のロードバイクを選ぼうとされている方は、TCR2のような安価な完成車を購入しても、是非ホイールだけは少し奮発してもらいたいと思っています。逆にいうと、ホイールを買い換える予算を残して完成車を購入する方が懸命だとお考え頂きたいのです。また、サドルも非常に大切なパーツなので、慎重に自分にあったものを選ぶことをお奨めします。これらのパーツは、後にフレームからロードバイクを組む際に非常に役に立つはずです。ただ、あまり乗り心地ばかりに拘るとサドルはどうしても重たくなってしまいますので、ロードバイクの場合はパッド付きのレーサーパンツかビブショーツを使用することを前提に選択して頂ければと思います。Pda600_01

 また、通常完成車重量には含まれないペダルの重量も、軽量化を考える場合には非常に重要な要素となります。私の場合はツーリングでも行く先々で結構歩くことが多い為、ロード用のSPD SLではなく、ツーリング用のSPDペダルを使用しています。勿論、シューズもそれに合わせることになります。SPD SL用の最上位であるDURA ACEグレードPD-7900の重量は248gですが、105グレードのPD-5700の重量は322gもありますし、ULTEGRAグレードのPD-6700でも314gという重量になります。ただ、ULTEGRAグレードには新たにPD-6700-Cというモデルが発売され、重量が260gと一機に50g以上の軽量化になっています。私がCAAD10に装着したPD-A600はSPDモデルの中では最軽量の286gですが、ロード用のPD-6700-Cと比べると26g重くなる計算です。昨年、PD-A600をTCR2用に購入した時にはPD-6700-Cはありませんでしたから、同じULTEGRAグレードで、SPD SLより軽いと思っていたのですが・・・勿論、ペダルはSHIMANOだけではありませんので、LOOKやSPEED-PLAYなどなど自分にあった、できるだけ軽いものを選ぶことをお奨めします。
Pd6700
 今回のCAAD10のフレーム組が25万円程度で収まったのも、TCR2用に購入していたWH-6700という比較的軽量でコストパフォーマンスの高いホイールとPD-A600という軽量のペダルががあったればこそだと思っています。TCR2は今後、夏場の自転車通勤専用にする予定なので、これ以上お金をかけるつもりはありませんが、もし今後CAAD10に3TのERGONOVA TEAMを取り付けるようなことがあれば、3TのステムARX PROを買い、ERGOSUM PROをTCR2に移植する可能性はあります。

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