□作品オフィシャルサイト 「いのちの停車場」
□監督 成島 出
□原作 南 杏子
□脚本 平松恵美子
□キャスト 吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、南野陽子、
柳葉敏郎、小池栄子、西田敏行、田中 泯
■鑑賞日 5月30日(日)
■劇 場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
正直、泣けなかった。
「死」への向き合い方は当事者でなきゃわからない。
そういう意味で倫理観に基づく医師としての、
どんな患者にも真摯に対峙していく姿と、
半面、自分の父親の苦悩(痛み)に、
最後は医師としての自分ではなく、一人の娘としての
感情をあらわにする姿を見せる。
吉永小百合の持つ独特の味わいがあるが、
医師という設定には違和感があった。
在宅医療の現実感もなく、淡々と描かれていく中で、
何をどう表現しようとしているのかよくわからない。
中途半端な表現も多かった。
成島監督は好きな監督さんだが、
あの肝心なラストシーンで、その結末は観ている側に
委ねているのは理解できない。
原作未読であのラストがどうなっているのかわからないが、
脚本を含め、あそこはしっかり答えを用意していたほうが、
観る側は納得できたのだと思える。
そして、小池栄子の役はどういう役だったのだろう。
さらに、小林綾子はどこに出ていたのだろう(笑)
舞台が石川県だったので、昔住んでた金沢などが懐かしく思い出された。