□作品オフィシャルサイト 「ヴィンセントが教えてくれたこと」
□監督 セオドア・メルフィ
□キャスト ビル・マーレイ、ジェイデン・リーベラー、ナオミ・ワッツ
メリッサ・マッカーシー、クリス・オダウド、テレンス・ハワード
■鑑賞日 9月4日(金)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
嫌われ者の偏屈親父ヴィンセント(ビル・マーレイ)は、隣に引っ越してきた
シングルマザーのマギー(メリッサ・マッカーシー)から、息子オリバーの
シッターを頼まれる。 嫌々ながらも引き受けたヴィンセントは、行きつけの
バーや競馬場にオリバーを連れて行ったり、ケンカの仕方を教える。
オリバーはそんなヴィンセントと反発しあいながらも、一緒に過ごすうちに
彼の隠された過去や優しさ、心の傷に気づいていく。
こういう“心のつながり”を描いた映画は結構あるんだけど、
やっぱ、このオッサン、いやビル・マーレイは凄い
バイプレーヤーは数々いるけど、こういう役を無難にこなせるのは
海外では彼の右に出る俳優はいないだろう。
(トム・ハンクス、或いは亡くなってしまったロビン・ウィリアムスは)
外見でしか判断できない大人たちと、彼の優しさや偉さを素直に
感じる12歳の少年。 出会いはどんな形でも、過ごして行くうちに
打ちとけ合い、更に多感な頃の少年に大きな影響を与え、母よりも
ヴィンセントを慕う姿には感動できる。 ヴィンセントを表彰するオリバーの
姿には泣いてしまった。
ビックリなのは、ナオミ・ワッツが妊婦のストリッパー役で出演しているところ。
知らないで見ると彼女がナオミ・ワッツだとわからないぐらい(笑)
でも、しっかりビル・マーレイをサポートしていた。
さらにビックリなのは、オリバーを演じたジェイデン・リーベラー。
最近、子役に光る子がいなかったが、彼は凄いかも
なんか、もう一度観たくなる映画だった
オリバーも氷解して行く展開は、感動的でした。
ヴィンセントが不良爺さんぶっているのは、それが当たり前だという
地域の意向もあって、それを変える何かの始まりを意趣しているようで、
中々すっきりした気持ちで観れた作品でした。
>ヴィンセントの頑なさは、ポーズであって、本当の優しさが露になるにつれて、オリバーも氷解して行く展開は、感動的でした。
今までもこの手は様々あったのですが、ヴィンセントの設定そのものは
やはりひと癖ふた癖ありのビル・マーレイならではでした(笑)
>何かの始まりを意趣しているようで、
中々すっきりした気持ちで観れた作品でした。
仰る通りですね!
外見で判断しない子供の心、今はなくなってしまいました(恥)