『怪談』
□作品オフィシャルサイト 「怪談」
□監督 中田秀夫
□原作 三遊亭円朝(「真景累ヶ淵」岩波文庫刊)
□脚本 奥寺佐渡子
□キャスト 尾上菊之助、黒木瞳、井上真央、麻生久美子、木村多江、瀬戸朝香、津川雅彦、榎木孝明
■鑑賞日 8月16日(木)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★☆ (5★満点、☆は0.5)
<感想>
そもそもこの手の怪談物については、ホラーチックなものなのか、メンタル的な怖さを追求するのかで、その描き方は変わってくるものだろう。 特に男と女の色恋沙汰についての怪談物は特にそう言えるところだろうが・・・。
お岩伝説は過去に色んな形で描かれてきたものの、中田監督の描きたかったものは何だったのか? 伝えるべくして伝えたいことは何だったのか? 男女の愛の深さと憎悪・怨恨の大きさ描くにしてはなんだか中途半端。 何だか暗転の多い限られたスペースでの奥行きのない舞台を観ているようだった。
講談だけで思わず身震いしていますような原作の良さを損ない、怖いものは任せておけ状態の驕った中田監督の自己満足映画に過ぎない。
尾上菊之助と黒木瞳の関係は、最初から面白みにかけているから、その後の怨恨はどっちつかず。 菊之助はともかくとして、黒木瞳は年の割りに少女顔だが、時代劇が似合う顔ではない。 オマケに井上真央ちゃんまで配し、主題歌に浜崎あゆみ。 そんなにお膳立てしなければ描けない映画だったのだろうか。 新人監督を持ってしても、こんなつまらない不完全燃焼な、監督のマスターベーション的映画は撮らないだろう。
ま、強いて言うならば村上ショージさんに拍手~ 売れない芸人も何と今年30周年だそうな(笑) よくぞ生き残って来れたものだ いっそのこと、オクレさんも出してやれば良かったのに
でも、ホラーに極度に弱い身…。
どーしよーかなぁ?と思っていましたが、
やっぱやめときます
確かに、キャスティングからして???
男女のドロドロは大好きだけど、ちょっと
入り込めそうにありませんね
そういわずにぜひ(笑)~
>確かに、キャスティングからして???
黒木瞳さんは可愛すぎます(笑)
>男女のドロドロは大好きだけど、ちょっと入り込めそうにありませんね
ドロドロというより、トロトロしてます(謎笑)
この作品、もっと、日本的におどろおどろしくして、きれいきれいを取り払ったら、良作になれたのにと、残念でした。昔の大映モノはいいです。あのくらい、悲惨な怪談を撮ってくれたら・・・。
これからも宜しくお願いします。 冨田弘嗣
>村上ショージがよかったですよね。大阪ローカルではたくさん出ていて、貧乏で売れないを芸にしているけれど、この頃、CMにも出て、なんだか全国区になってきてます。
意外にも、さんまの七光りなしで生きているようですね(笑)
>アクセントのつけ方、つまり、配役が、ここだけうまいです。
不思議にハマっていたのが面白かったです!
>この作品、もっと、日本的におどろおどろしくして、きれいきれいを取り払ったら、良作になれたのにと、残念でした。昔の大映モノはいいです。あのくらい、悲惨な怪談を撮ってくれたら・・・。
そこが中田監督らしからぬところだと思います(笑)
ホラーか怪談か、はっきりせいって感じで(爆)
ノーギャグでも、舞台経験豊富なだけに存在感がありました!
脚本家が奥寺佐渡子やったんで、ちょっと期待したんですが、ようよう調べるとこの人、当たり外れ大きいわ~。
>私も、村上ショージが良かったです!
ですよね^^
>ノーギャグでも、舞台経験豊富なだけに存在感がありました!
妙に存在感がありました。笑いが薄いだけにこの方がいいかもしれませんね(笑)
>脚本家が奥寺佐渡子やったんで、ちょっと期待したんですが、ようよう調べるとこの人、当たり外れ大きいわ~。
イマイチ印象にない脚本家さんなんですが(汗)