□作品オフィシャルサイト 「52ヘルツのクジラたち」
□監督 成島 出
□原作 町田そのこ
□脚本 龍居由佳里
□キャスト 杉咲 花、志尊 淳、宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李
■鑑賞日 3月3日(日)
■劇 場 T・ジョイPRINCE品川
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
原作は2021年本屋大賞を受賞作。未読。
タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、他のクジラが聞き取れないほど
高い周波数で鳴く、世界で1頭だけの孤独なクジラのこと。
色んな問題を抱えて生きてきた女性がいて、都会で色々あって故郷に戻ったが、
そこで過去の自分と同じ痛みを抱えている少女(少年)と出会い、
自分と同じ苦しみを味合わせたくないと、これから先の長い少年の人生を
リスタートさせることに奔走する。
その少年は母親から虐待を受け、声を発することが出来なかったのだ。
少年の親族探しは同時に自分の履歴をなぞるような感じで、
物語は自分をいつも温かく包んでくれた男性・アンさん(志尊 淳)との
楽しかった日々を思い出していた。そこには大きな秘密が隠されてたのだ。
見た目ではわからない伏線が二人に敷かれていて、これが後半の軸になっていた。
それを言ってしまうとほぼネタバレになるのでここはカットで。
「あなたの声が聞きたい」に少年が発した最初の言葉は・・・。
その言葉に涙腺崩壊した。
杉咲 花チャンや志尊 淳クンはなかなかいい演技をしていたと思う。
花チャンの『市子』もかなり頑張った作品だと思ったが、
こちらの映画の方が受け入れられやすかったかな。
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