京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『七人の侍』

2022-12-08 | 邦画

 

□監督 黒澤明
□脚本 黒澤明、橋本忍、小国英雄

□キャスト 三船敏郎、志村喬、島崎雪子、藤原釜足、加東大介、木村功、千秋実、
      宮口精二、小杉義男、左卜全、稲葉義男、土屋嘉男、東野英治郎、
      上田吉二郎、多々良純、仲代達矢、津島恵子

■鑑賞日 11月30日(水)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

いつも利用する川崎のチネチッタが100周年を記念して、
黒澤監督の名作『七人の侍』を 4Kデジタルリマスター版で上映。
期間限定上映なのでこれは観逃がすわけにはいかなかった。
公開が1954年4月だったということで、もちろん
大きいスクリーンでは観たことがなく、ビデオで観た遠い記憶が・・・。
黒澤監督の作品をスクリーンで観たのは『生きる』だけかなぁ(笑)
207分という長尺ものなので、途中休憩ありでした。

ストーリーは戦国時代、貧しい農民たちは野武士たちの襲撃を恐れ、
村を守るために用心棒を雇うことを決意。そして食うに困っている侍七人を探し、
彼らと一緒に野武士と戦うというもの。
そこには勝つための戦略を練り、両者が一丸となって戦っていく過程が秀逸。

CGも無いいにしえの時代に、よくぞこんな戦いのシーンが撮れたものだと感心。
風や雨を交えながら、黒澤色一色に染め上げたのはやはり凄い。
衣裳等にもかなり拘っていた黒澤監督だから、これをモノクロでなく、
カラーで観ることが出来たら、もっと鮮やかな印象が残っただろう。
農民たちの衣装は何度も何度も泥で染めて仕上げたということを聞いたことがある。

若い頃のヤンチャな三船敏郎や骨太で毅然としている志村喬を中心に、
207分の長尺を感じさせない壮大な映画に、俳優陣もスタッフも、

それはそれは大変だったと感じずにはいられなかった。
こんな素晴らしい映画を令和に大スクリーンで観れたことは本当に嬉しいことだ。

 余談だがその昔オフクロに「オヤジの若い頃は誰に似ていた?」と
 聞いたところ、「木村功に似てた」と。
 もちろん、その頃も木村功さんは俳優をされていてTV等で観ていたが、
 この映画出演当時が本当に若い頃で、スッキリして凛々しい顔立ちだった。
 オヤジが亡くなってから、アルバムを整理していて、その中に結婚式の
 写真があった。ビックリしたのだが、息子の口から言うのも何なのだが、
 めちゃくちゃイケメンでした! ホント、見せてあげたいくらいに。
  ・・・つくづくオヤジ似で良かった(笑)

コメント
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