□作品オフィシャルサイト 「大河への道」
□監督 中西健二
□脚本 森下佳子
□原作 立川志の輔
□キャスト 中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの
■鑑賞日 5月21日(土)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
伊能忠敬による「大日本沿海輿地全図(伊能図)」の完成とそのプロセスを
千葉県香取市役所で地域活性化のため、伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの
開発プロジェクトが立ち上がった。
実際には忠敬が地図完成の3年前に亡くなっていたという事実が発覚、
弟子たちは地図を完成させるべく、一世一代の隠密作戦に乗り出す。
そもそも日本史好きだったのだが、伊能忠敬による日本初の
地図が作られたプロセスやその歴史的背景は詳しく知らなかった。
実際に歩測で作り上げられた地図は現代の最新の衛星写真と比べても、
多少ズレてはいるものの寸分違いなく出来上がっている。
約200年前に作られた日本地図。
この映画は伊能忠敬の功績を分かりやすく、且つ面白く紐解いてくれている。
中井貴一と松山ケンイチのかみ合わない二人の演技が秀逸。
笑いあり涙ありで(いや、涙は流れないけど)、
この映画は社会勉強のために是非小・中学生に観て欲しい作品だ。
観終わって佐原にある伊能忠敬記念館に行ってみたいと思った次第。