京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『映画 太陽の子』

2021-08-23 | 邦画

 

□作品オフィシャルサイト 「映画 太陽の子
□監督・脚本 黒崎 博
□キャスト 柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、
      イッセー尾形、田中裕子、國村 隼

■鑑賞日 8月11日(水)
■劇 場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

公開が遅れていたせいで、スクリーンで三浦春馬を観るのは
これが最後なのかもしれないと観た作品。
終戦近く、とある科学者と研究員たちは、若者たちに無駄死にさせないよう、
また劣勢の日本が優位に立つために、アトミックボム(
原子核爆弾)の
研究開発を進めていた。
その研究のために、犠牲者も出ていたことに、本当に研究が
日本のためになるのかと疑問を持つ研究員もいた。

命の尊さを描きたいのか、家族愛を描きたいのか、史実にこんな
試行錯誤の研究があったことを伝えたかったのか・・・。
主旨がしっかり絞られていなくてどうも薄っぺらい感じの進行で、
観ている方も戦争を知らない世代で、しっくり来なかった。

三浦春馬は主人公で修(柳楽優弥)の弟・裕之役。戦地から一時帰宅し、
再度戦地に向かい命を落とす。選択肢はなく戻ることのない出陣。
残した母に宛てた手紙。本来なら泣けるところなのだろうが、泣けなかった。
再び戦地に向かう前の裕之は、海に自ら投信しようとする姿が、
現実のニュースと結びついてしまい、後味の良いものでもなかった。


 余談ではあるが、先日、テレ東の「YOUは何しに日本へ?」で、
 外国人女性が、日本の特攻隊の研究を外国人女性の「夢」で、
 「特攻の母」鳥濱トメという女性の地元に行ってみたいと。
 トメさんは二度と戻れない特攻隊の若者たちに、飛び立つ前日に、
 私財を投入して彼らに、当時高価だった卵を使った玉子丼を食べさせたとか。
 すべての彼らの母親の代理として送り出したとか。
 この史実を外国人が知っていたことを、「戦争を知らない子供たち」 だった
 日本人のボクが知らなかったことを恥じた。
 この映画より、このTV取材に感動し、涙した。

  ご参考までに  「特攻の母 鳥濱トメ

コメント (2)
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