『ゆっくりでもいい。
でも、留まることなく進むのだ。』
これは僕の好きな文章。
この自分の進退に対する訓辞は、これが好き。
僕は毎日攻めるのさ。
毎日毎回、同じ全開率で攻める。
同じ全開率とは、その日その日によって体調や感覚が変わるから、高い全開率で一定を狙う。
理想は常に98%がいい。
その日の体調で全開率が変わることがある。
体調は誤差があるのだ。
だから、走りが100%を越える時がある。
そこが勝負。
僕は稼ぎか少ないから、事故らないで上手くなる方法だ。
ほんの少し限界を越えるだけなら、テンパりながらなんとかなる。
一気に限界を越える方法は金持ちのボンボンや1~2年で走り屋を辞めてしまう人たちがやればいい。
例えば、110%で走ってしまったらコントロール不能になる確率が高くなる。
僕は周りの友達と比べて、職を転々としてきたから余計にお金の無い会社員だ。
だから、事故れない。
僕の中で事故るということは、走り屋として最も非効率的なこと。
一気に上手くなりたい気持ちはあるが、その日その日でミクロの単位で上手くなる感じでいい。
わかりやすく例えれば、不作と豊作、魚の全く獲れない時もあれば、大漁の時もある。
この意識が上手くなるために僕には必要だと常に思っていた。
本当に上手くなりたいのであれば、練習の芯をずらさないことだと思う。
あとは私情を入れないこと。
僕の仕事は運良く走り屋時間には退社できるので、嫌いな仕事だけれど、そんな仕事に助けられている。