今、パリオリンピック開催中でいくつかの種目の競技をテレビで観たりしています。
柔道の男子81キロ級を観ていたのですが、日本の永瀬選手の柔道を観て凄いなと思いました。
数日前に観たのですが、81キロ級決勝で相手は怪力+テクニシャン的な外国人選手で用心深いような攻め方をしている選手でしたが、永瀬選手はスパンッと投げていました。
相手選手も投げられた瞬間に体を捻ったりしてかわしていたので、技ありになっていましたが、投げが綺麗なんですね。
外国人 対 外国人の時はなかなか決着が着かないような展開になっていたのに、永瀬選手は簡単に投げているように見えました。
永瀬選手は相手と一体になっているように感じました。
一体になっているから、相手の動きで意識していない部分が分かり、その空いている部分を突く。
だから、怪力の選手でも宙を浮くのだと思います。
永瀬選手は線が細めに見えましたから、力のみの勝負では分が悪いはずです。
だから、余計に凄く感じるのです。
これを走りに例えると、車のいつもの動きを知っているから、車と一体になっているから、自分自身を知っているからこそ、限界域で攻め切れるのだと思います。
車と一体になっているから、車の動きで無理な部分が分かる。
だから、全開で攻めていても無茶はしないので安全。
それにしても永瀬選手は30歳であのような領域を見せてくれるのだから、本人はさぞ面白いでしょうね。
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