仕事を週6でしているのに、お金が入って来るとすぐに無くなった‥。
ボディビルを極めたし、絵画の画力向上にも努めてきたし、水泳だって19歳から初めて4泳法できるようになったじゃないか。
僕が「よくやった。」と思ったことを唱える日々が続いていた。
といっても、どれも実際にお金を稼げるまでいけなかったわけで‥。
現実はただ会社で簡単な仕事を指示されて、淡々とやり続けて定額のお金を貰っている僕がいた。
僕が走りにこだわるのだって過去を帳消しにしたいだけで走ってるんじゃないのか?
本当はハチロクで自分の腑甲斐なさを隠しているんじゃないのか?
いや、過去がどうであれ、今の僕の感覚は日々進化している!
ヨシタ 「ビッピーさぁ、シルビアは嫌いなん?S13。」
坂本 「あ‥‥。」
ヨシタ 「俺のS13買うか?」
S13は‥‥かなり嫌いなんですっ!
だって、走り屋といえばポピュラーなS13だから、普通でつまらないじゃないですか!
見た目はS14の方が好きだし!
と思ったが…。
坂本 「‥‥嫌いではないですね。シルビアのマスクとか魅力がありますね。でも僕お金無いんですよ。」
ヨシタ 「俺のS13はな、PS13じゃねえぞ。わかるか?テンパチのエンジンが載ってたんだけど、俺が黒ヘッドのSR20を載っけたんだ。320馬力は出てるぞ。40万でいいよ。」
あれ?350馬力じゃなかったんだ。
あぁ、350馬力仕様で320馬力出てるってことね。
坂本 「あ、そんな大金持ってません‥‥。」
ヨシタ 「ウソつけ!40万くらいあるんべに!ビッピーは自分ちのばっちゃんをぷっくらしていつもカネもらってるんだんべ!?」
坂本 「いえいえいえ、そんなことはしてないですね。」
ヨシタ 「じゃ、オメエのハチロクに15万付けてシルビアととっかえんのはどうだ?」
と、取り換える‥。
そんなこと、考えたことなかったわ‥。