子宮頸がん ヒブ 小児用肺炎球菌
ワクチン無料 恒久化
政府は28日、子宮頸がん、インフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌の3ワクチン接種について、大半の人が来年3月まで無料で受けられる現行の時限的措置を2013年度から恒久化する方針を固めた。予防接種法を改正し、希望者全員への接種を市町村に義務付け、原則無料となっている「定期接種」の対象に含める。これに伴い現在の国の負担分も市町村負担となるため、年少扶養控除廃止による地方増収分を財源に充てる。
政府は予防接種法改正案を来年の通常国会に提出する。3種類のワクチンが日本脳炎、はしか・風疹と同じ原則無料の定期接種になれば、国民の安心感が高まりそうだ。
子宮頸がんなどのワクチンは現在、定期接種ではなく自己負担が原則だが、予防のため国と市町村は10年11月から公費で助成。費用の1割を自己負担で賄う仕組みだが、約9割の市町村が自己負担も助成しており、特定の年齢層の多くは既に無料で受けられる。
2012年12月29日(土) 信濃毎日新聞より
ワクチン無料 恒久化
政府は28日、子宮頸がん、インフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌の3ワクチン接種について、大半の人が来年3月まで無料で受けられる現行の時限的措置を2013年度から恒久化する方針を固めた。予防接種法を改正し、希望者全員への接種を市町村に義務付け、原則無料となっている「定期接種」の対象に含める。これに伴い現在の国の負担分も市町村負担となるため、年少扶養控除廃止による地方増収分を財源に充てる。
政府は予防接種法改正案を来年の通常国会に提出する。3種類のワクチンが日本脳炎、はしか・風疹と同じ原則無料の定期接種になれば、国民の安心感が高まりそうだ。
子宮頸がんなどのワクチンは現在、定期接種ではなく自己負担が原則だが、予防のため国と市町村は10年11月から公費で助成。費用の1割を自己負担で賄う仕組みだが、約9割の市町村が自己負担も助成しており、特定の年齢層の多くは既に無料で受けられる。
2012年12月29日(土) 信濃毎日新聞より
日本脳炎の予防接種を受けた子どもが急性脳症を発症して7月に死亡した事例を、厚生労働省が自治体からの報告で9月上旬に把握しながら、今月中旬に別の子どもが接種後に死亡するまで詳細な調査を実施していなかったことが26日、厚労省への取材で分かった。
同省は「9月時点で同様の死亡例などが他になく、緊急の対応が必要な状況ではないと判断した」とするが、過去の予防接種渦の被害者からは対応の鈍さを批判する声も出ている。
今月17日には岐阜県で男児(10)が接種直後に心肺停止となり急死。短期間に死亡例が2件となり、厚労省は急遽7月のケースも関係自治体に情報収集を要請した。
三井辨雄厚労相は26日の記者会見で、予防接種の副作用報告制度を「しっかり見直していきたい」とし、報告義務化など予防接種法改正に前向きな姿勢を示した。情報収集強化など「弾力的にやれるものがあればやっていきたい」とも述べた。
厚労省によると、7月に死亡したのは10歳未満の子ども。日本脳炎ワクチン接種後に急性脳症を発症し、約1週間後に死亡した。接種した医師は8月29日に自治体に報告し、自治体は9月7日に厚労省に報告した。
報告書には、接種日時や使用したワクチン名のほか、接種から死亡までの容態の変化が大まかに記載され、アレルギーや持病の有無を記した書面が添付されていた。
一方、解剖実施の有無や結果を示す「剖検所見」欄には記載がなく、病状の詳細な経過も不明で、接種との因果関係について医師の見解も示されていなかった。
2012年10月27日(土)信濃毎日新聞より
同省は「9月時点で同様の死亡例などが他になく、緊急の対応が必要な状況ではないと判断した」とするが、過去の予防接種渦の被害者からは対応の鈍さを批判する声も出ている。
今月17日には岐阜県で男児(10)が接種直後に心肺停止となり急死。短期間に死亡例が2件となり、厚労省は急遽7月のケースも関係自治体に情報収集を要請した。
三井辨雄厚労相は26日の記者会見で、予防接種の副作用報告制度を「しっかり見直していきたい」とし、報告義務化など予防接種法改正に前向きな姿勢を示した。情報収集強化など「弾力的にやれるものがあればやっていきたい」とも述べた。
厚労省によると、7月に死亡したのは10歳未満の子ども。日本脳炎ワクチン接種後に急性脳症を発症し、約1週間後に死亡した。接種した医師は8月29日に自治体に報告し、自治体は9月7日に厚労省に報告した。
報告書には、接種日時や使用したワクチン名のほか、接種から死亡までの容態の変化が大まかに記載され、アレルギーや持病の有無を記した書面が添付されていた。
一方、解剖実施の有無や結果を示す「剖検所見」欄には記載がなく、病状の詳細な経過も不明で、接種との因果関係について医師の見解も示されていなかった。
2012年10月27日(土)信濃毎日新聞より