日本助産師会(東京)が先月二十六日、「無介助分娩(ぶんべん)」の危険性を訴える警告を一般向けに出した。「妊婦主体の自然なお産」を考える人が増える中で、医師や助産師が立ち会わない無介助分娩までも肯定的にとらえるムードが出てきたためだ。同会や専門医に、お産のリスクを聞いた。 (稲熊美樹、安藤明夫)
日本助産師会は「医師や助産師の介助なしに、夫婦だけで出産する無介助分娩が、あたかも自然な出産であるか . . . 本文を読む
「条件整え 再開へ努力」
松川町の竜口文昭町長は町議会6月定例会初日の2日、常勤産婦人科医の退職などでお産の扱いを休止している下伊那赤十字病院(松川町元大島)に、9月1日付けで常勤の産婦人科医1人が着任すると本会議で報告した。同病院の佐藤和仁事務部長は「ただちにお産の再開はできないが、条件を整備しながら再開に向け努力していきたい」としている。
同病院によると、新たに着任するのは南信地方の病院 . . . 本文を読む
「近くで産めると安心」
駒ヶ根市の医療法人「ゆりかご」は23日、同市駒ヶ根高原で6月2日に開院する産婦人科医院「駒ヶ根高原レディスクリニック」の内覧会を現地で開いた。上伊那地方を中心に多くの人が訪れた。
「高原の雰囲気に合った医院にしよう」と1階のラウンジにまきストーブを設置、通路や待合室はゆったりとした広さにした。訪れた人は医療設備について熱心に職員に質問。1歳7ヶ月の長男を伊那中央病院( . . . 本文を読む
年間300件 お産扱う予定
駒ヶ根市の医療法人「ゆりかご」が6月2日、同市駒ヶ根高原に産婦人科医院「駒ヶ根高原レディースクリニック」を開設する。年間300件のお産を扱う予定で、開院を前にした23日には一般向けの内覧会も開く。上伊那地方ではお産を扱う病院が減っているだけに、地域の母親グループなどは新規開業を歓迎している。
23日 一般向けに内覧会
同クリニックの産科・婦人科は、同法人理 . . . 本文を読む
上伊那地域の公立3病院で唯一、分娩を取り扱う伊那中央病院(伊那市)の2009年度の分娩件数は1103件で前年度比67件減少した。6月から駒ケ根市に産婦人科医院が開業を予定し、これに伴い伊那中央の分娩件数は今後、減少が見込まれるが、同病院は「医師不足の現状では、里帰り出産受け入れ中止は当面続けざるを得ない」として理解を求めている。
09年度の分娩件数は1カ月当たり73~109件で月平均91.9件 . . . 本文を読む
地域の産科不足解消に朗報!
6月駒ヶ根高原レディスクリニック開院
◆女性の心身にわたるトータルサポート
2つのアルプス抱かれた風光明びな駒ヶ根市駒ヶ根高原に6月2日(火)、医療法人ゆりかご(駒ヶ根市)が運営し、里帰り出産を含めて分娩(出産)まで対応する産科を備えた「駒ヶ根高原レディスクリニック」が開院します。深刻な産院不足に陥っている上伊那で現在、分娩が行える医療機関は伊那中央病院(伊那市) . . . 本文を読む
眼科7月から2人確保
産婦人科他病院支援も
飯田市立病院は16日、非常勤医による週4日の診療に縮小している眼科について、7月から常勤医2人を確保できることになったと発表した。また、産婦人科医も4月から常勤医が1人増えて6人となるため、下伊那赤十字病院(松川町)の外来の支援を検討していくと明らかにした。
市立病院の眼科は2008年、退職する医師の代わりが確保できず、新規患者の受け付けを一時休 . . . 本文を読む
医師会が初の公開シンポ
飯田医師会(市瀬武彦会長)は20日夜、飯田下伊那地方の医師確保対策を考える初の公開シンポジウムを、飯田市の飯田医師会館で開いた。会員を対象に実施したアンケート結果を発表したほか、地域の病院長らが医師確保に苦労している現状などを報告。会員や行政関係者、地域住民ら約70人が耳を傾けた。
同医師会の椎名一雄・医業経済検討委員長は、人口10万人当たりの医師数を比較し、飯伊地方 . . . 本文を読む
「病院到着前に生まれる不安」6倍
「緊急時も受診は安心」半減
駒ヶ根市の主婦らでつくる「安心して安全な出産ができる環境を考える会」(約60人)は、上伊那地方南部の妊産婦を対象に実施した調査の報告をまとめた。市内の昭和伊南総合病院が2008年4月にお産の扱いを休止した後、妊産婦が何に困り、不便に感じているかをつかむ目的。今後、同地方の市町村や医療機関に報告書を届け、対応を求める方針だ。
駒ヶ根市 . . . 本文を読む