気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

広河原逆川林道

2004-12-12 10:41:04 | サイクリング
気になっていた道がある。いつかは走りたいものと思っていた。
先月タカジーさん、トシユキさん、まぁさんの3人がその道を走った。
その頃体調が悪く参加できなかった。
金曜に思い立って走ろうと決める。帰宅後、ルートについて、主にトンネルの状態だが、
問い合わせる。すぐに回答があり、コースが決まる。

明けて土曜は好天である。リアサスの空気圧を200にし、タイヤは6Barに少し
上げる。ちょっと出遅れたが7時10分に出発する。

羽村までは多摩川CRを走り、そこから奥多摩街道を東青梅まで行き、北側の線路を
渡り、さて成木街道はと注意走行していたら、運良く成木街道入口と交差点表示が。
あとは道なりに進めばいいはずと、営業用大型車に注意しながら進む。
しばらくして、吹上トンネルが現れる。歩道が広かったのでそこを走る。
ついで松ノ木トンネル、こちらは途中が暗くなるとのことで、ライトを点灯して走行。
ほぼ平坦なトンネルであった。最後は小沢トンネル、ここは下りなので一気に通過。
トンネルを出たところでT字路になっており、左折し名栗方面に。
ほどなく名栗湖到着。3時間弱でついたことに意外と近いんだと新発見した気持ちである。

湖の奥のほうの上方にこれから走る林道の道が見える。ガードレールの白が認められる。
山全体が日の光に輝いている。いい景色だ。ふと上高地とダブル。
2時間であそこまでいけるかな、と一応の目安をつけて有間渓谷に向け走り始める。
途中右折方向の道に「林道広河原逆川線」の標識があり、そちらに折れる。
上り坂らしくなる。車の往来もぐっと少なくなる。
路面にはところどころ瓦礫がころがっており、若干荒れており、
確かに下り降りるには良好とはいえない。
途中3人のサイクリストとすれ違う。この時間に降りてくるなんてすごい、と感心する。
初冬にしては暖かい日である。着込んできたウィンドブレーカ、フリースを脱ぐことにする。

12時も過ぎ、ここら辺がピークかなと思うところで昼食休憩にしおにぎりを食べる。
お腹がすいているはずなのにおにぎり2個で十分な感じ。会社での昼食から比べると
間食みたいなもの。頭を使うほうが食欲が旺盛になるということなのか。
それともストレスの感じ方が全然違うからなのか。
しばらく休憩のあと、さぁ下りを満喫しようと走り始めたが、しばらくして再び上り坂。
15分ほど走り本当のピーク、名栗湖から望んだ頂点に達する。
そこからは名栗湖もその先に広がる飯能市街も一望できる。
林道の紹介看板があり、ここの標高は1,142mとのことで、奥多摩の風張峠に相当する
標高のようだ。しかし、眺望はこちらの方が抜群に素晴らしい。

下りの景色は、またまた幾重にも連なる秩父の山々が広がり、この林道の雄大な
スケール感を余す所なく見せつけてくれる。
路面は良好で、快適に浦山ダムへと下る。山々に包まれ、ひとりブレーキングの音を
聞きながら風を受けて下る・・・
苦労して登ってきたことが十分に報われる至福のひとときである。
あぁ、このことのために自分は自転車を楽しみにしているんだ。
~のぼりが延々と続くとくだりがあっという間に終わったり道が悪いと嫌だなぁ、
なぞと考えるものだが、今回は期待に違わず素晴らしかった~

やがて、浦山ダムの湖面が見えてくる。
水を補給しようと「これは飲み水です」という水道栓があったが、蛇口をひねるも
水は出てこない。(むっ) 仕方なく、トイレの手洗い水で補給。

浦山ダムからP73号、R140号をいくつかの秩父札所の標識を見ながら西武秩父駅を過ぎ
R299号に右折する。正丸トンネルへの道だ。
2時半頃だったので、これなら飯能までいけそうとの判断だ。
緩やかな坂をのぼりやがて見えてきたのが正丸トンネルだ。
入口の「正丸トンネル」の名板は薄汚れてかすれている。
R299号は大型車も多く基本的には歩道を走る。
トンネル内は歩道は広くなさそうである。車道の中間には追い越し禁止用の杭が
一定間隔に並ぶ。2キロ弱のトンネルだ。私のあとに後続車が連なるんだろうなぁ。
(イライラしながら・・・)
手前で小休止し、風の息ならぬ車の流量の変化を観察する。
後方の信号が赤になったら全速で走りぬけよう。

意を決して走り出す。トンネル内は照明も暗く、前方の出口は全く見えない。
とにかく力をこめてペダルを回す。対向車の車の流れはひっきりなしである。
幸い、後続の車はないようだ。
長い時間に感じる。出口が見えない。道が下り基調に変わる。まだか・・・出口は。
後方から車の音が、轟音が近づく。気づいて、と心から願う。 バイクだった。
その後も後続車の近づく気配はない。前方遠くに出口の明かりが見える。
もう少しだ。何度めかの後ろの振り返りに後続のライトを認める。
近づいてくる。出口は近い。気づいてくれているようで距離を保ってくれている。
出口だ。手を上げて気遣いへの感謝をこめ手をあげ挨拶をし、左による。
休まずに下り坂をひた走る。

吾野の消防署脇で休憩。3時40分だ。
東吾野で右側の山を見、あの林道も上り甲斐があったなぁ、とか、
横手で左の五常の滝への急坂も走ったなぁ、と久々の旧知の299号の道を飯能へと
急ぐ。
東飯能駅手前の酒屋で缶ビール2本購入し、4時半に駅に到着。
家に電話し、輪行の準備。電車は出たばかりのようで30分弱待つことに。
まずは一本、長い走行後の喉を潤すことに。
電車内で手作りのお菓子を食べながらもう一本。
小宮駅で降り、暗がりの多摩川CRを走り6時40分ころ帰宅する。
お天気もよく実に充実した一日であった。

実は前夜のうちに用意した地図を忘れ、地図なしではじめての道を走ったことも
成果かな。道はわかりやすかったこともあるし、迷ったら戻るつもりでもいた。
それから携帯電話も忘れてしまった。
でも、なんとかなるものである。

【走行データ】
2004-12-11(土)快晴
7:10 自宅発
8:30 羽村
9:55 名栗湖 44.48km
12:00 ピーク手前 57.23km
13:00 広河原逆川林道ピーク 
14:00 浦山ダム 77.84km
14:30 秩父 85.65km
15:40 吾野消防署分署 105.53km
16:35 東飯能駅 122.88km
17:15 東飯能駅~小宮駅 輪行
18:40 自宅 135km
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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ダイニャンさんのブログ (クロタマ)
2004-12-17 20:00:42
行っては見たけど、コメントが有効でないみたい

でご挨拶の書き込みが出来ません。

それにしても、あんなに甘いもの漬けになりながら

スリムさを保てるのは羨ましい。
返信する
>正丸トンネル (クロタマ)
2004-12-17 19:47:06
多分あのトンネルを走ろうなんてのは

物好きなんでしょうね。

まだ秩父側からだと平坦→下りなので救いようが

ありました。

正丸峠に迂回したら日暮れ前に飯能につけない

というだけの理由での敢行です。



これからダイニャンさんのブログに遊びに行きます(笑

・・・・・男が甘い蜜に誘われてどうすんじゃ!

返信する
正丸トンネル (だいにゃん)
2004-12-16 23:29:24
正丸トンネルは嫌いです!だって長いし怖いんですもの。よく走られましたね。僕だったら峠の方に迂回します。でものんびり一人でツーリングって言うのもいいですね。
返信する
本当にいいコースですね (クロタマ)
2004-12-14 20:14:03
タカジーさん 九十九里の海に行こうツーリングお疲れ様でした。

BBS,レポ拝見いたしました。

雨模様の天気にも関わらず皆さん元気だなぁと感心してしまいます。



広河原林道は実にいいですね。落葉樹の葉も落ちたこの時期、見通しもよくなかなか気持ちいいですね。

名栗湖へのいいアクセスルートのご紹介にも感謝しています。



タカジーさんは今度の日曜は栃木とのことですが、私もリカさんトピのイベントで出動になりますので、お天気は大丈夫と思いますよ。



ではでは



ノン雨男より
返信する
もう一度 (takaji)
2004-12-14 00:49:16
最高のツーリング日和でしたね。



私もまた走りたい林道のひとつになりました。

今度は名栗湖から上り思う存分くだりを楽しみたいと思ってます。



ではでは
返信する
一度、広河原林道を (クロタマ)
2004-12-12 19:41:29
ご賞味ください。

実に心が洗われる気分にさせてくれます。

ただし、好天の時にね。
返信する
名栗湖 (mt)
2004-12-12 18:52:49
クロタマさん、頑張っていますね。

私も秩父へ行きたいのですが......

読んでいて名栗湖まで近いのに驚いています。

高麗川から秩父を登って正丸峠を下り

名栗湖を通過して家まで帰って来れる可能性を

感じています。参考になります。

ありがとうございます。
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