気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

オンカーカーカビサンマエーソワカ

2013-01-27 20:19:20 | 今日の言葉
とうとうブログ主はリタイヤ後の時間を持て余して
おかしくなったか?

ま、毎日何時間も散歩と称してあちこち徘徊して
おれば他とは違った心境になるやも。

が、さにあらず、正確には
「オン・カーカーカビサンマエイ・ソワカ」というらしく
地蔵を見た時に唱えるご挨拶のようなもので地蔵真言と
いうらしい。
お地蔵さんに心を込めて三回唱え祈願すると願いが叶えられ
とのこと。
知っている人は知っているのだろうが真言密教の呪文の
ひとつということのようだ。

何でこんなことを取り上げたかというと、
昔昔、私がまだ小学生だった頃、近所の子供たちと
近くのお寺の外庭で遊んでいたら、そこの住職が出てきて
私らを招き寄せた。
そしてお寺の裏の池に連れて行き私らに3枚ほどの白い札を
渡して「オンカーカーカビサンマエーソワカ」と唱えながら
願い事を念じ札を池に放しなさいそうすれば願い事が叶うよ、と。
当時は素直だったから言われるままに札を池に投じた。
どんな願い事をしたかはとうに忘れてしまったが、この
言葉だけは今も鮮明に覚えている。
こどもの頃の記憶というのはなかなか忘れないものだ。
もっと一生懸命勉強しておけばよかったと記憶力、理解力が
すっかり衰えたわが身を情けなく思う。

30前後の頃、会社の研修の一環で禅寺に参禅したことがある。
住職との懇談の折にこの言葉の意味を尋ねたが宗派違いなのか
明確な答えを得なかった。

今、久々に思い出しネットで検索し意を解した次第である。

田舎にあってはお寺さんとの結びつきがそこそこあるが
故郷を離れて何十年もたちお寺と言えば初詣に行くくらいか。
そもそも長男ではないので檀家制度の埒外に置かれたような
もので、とりたてて宗教心があるわけでもないから
多分こんな調子で生を終えることになると思う。
檀家制度というのも江戸時代のキリシタン排斥の一環で
どの家もいずれかの宗派の仏教に属するように仕向けた
制度と認識している。
現在はそういう束縛が薄れてきており故郷を離れて
檀家制度という「しがらみ」がないとこの先お墓を
どうするかも大したことでもないような気がする。
お寺と墓地はわかるけどお寺と離れた霊園というのは
未だにしっくりこない。
骨壺を納める場所としての霊園に今日的な意義が
見いだせない無信心な私でもある。

つい、昨日今日のラジオで宗教はモラルの維持のために
ある。欧米では宗教によってモラルを維持している
一方日本はどうなのか?
と問われて新渡戸稲造は日本は「武士道」だと。

でも、これも変な話だ。日本人すべてが武士であった
わけではない。大方は農工商に属していたわけで
日本のモラルの基が武士道だとすれば日本は
没義道の国ということになろう。
そんなはずはない。幕末頃に来日した欧米人が
未開の国日本が決して「未開」ではないことに
驚いたくらいだ。
つまり「武士道」よりもっと普遍的な規範があった
と思うのだが多分それは「他人の目」みたいな
ものかも知れぬ。
皆と同じ振る舞いをすることがモラルとして
暗黙の了解が蔓延していたからだろう。
そのことの是非はさておいても多分ほとんど
日常生活において意識していることではなかろうか。

(誤認があったようで削除)

世界は違うようだ。
アルジェリアの事件だって世情が不安なところに
行く限りはそれ相応の覚悟が必要だ。
そこが危ないと考えれば行かないことだ。
危ない目に合わないように「誰か」が守ってくれる
ことを期待する考えがあまりにも日本的に過ぎる。
そういう政情不安定なところのビジネスを安全に
遂行するために日本の「軍隊」が出動できる法整備
をと安全地帯にいるなんじゃもんじゃが勇ましい
言辞をわめき始めている。
人間何十年もすると昔のことを忘れて繰り返す
懲りない性分はどうしようもないと思う。

危険な場所を承知でビジネスを展開するなら
それなりのリスクマネジメントを施して行うべきと
思う。それで問題が発生すればリスクマネジメントの
不備を検証すべきであろう。
「君子危うきに近寄らず」は至言であり
ビジネス展開のうえで金科玉条とすべきだろう。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」のビジネス展開を
行う企業はそれ相応の覚悟で社員や協力会社員を
その地に送り出すべきだろう。
「トラ」はどこでスキを覗っているかはわからない
のだから。
今回の事件は非常に過酷な結果になったが会社も報道する
側も献花の様子や犠牲者のプロフィールを伝えるだけでなく
ビジネス優先の甘さがなかったか検証を要するだろう。

話があちこち飛んでしまったが世界が平和でありますように
オンカーカー・・・


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