気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

外猫シロ寒空に昇天す

2011-01-15 13:07:13 | 心象風景・身辺雑記

寒い朝だった。
チビが外でひとしきりないていた。

9時頃家内が、ここんところ調子がますます悪くなって
元気のなくなったシロ(ニケ)が籠っている発泡スチロールの
箱をあけ声をかけたが返答もないし動きもしない、と。
死んだのでは?

私も出て箱の中の布を敷いた上に丸まって動かないシロを
しばらく見る。息をしていないようでおなかも動かない。
おなかに触ってみる。
ぶよんとした感じはなく硬直が始まっているようだ。

家内はみゅうちゃんが世話になっている動物病院に電話し
業者を紹介してもらったようだ。
外で飼っているネコとして遇しているので無碍な扱いは
できないようだ。
もう10年も前からここにいるので十分長生きしたほうだろう。
オスネコだから、ときおりふらっと姿を見せなくなったかと思うと
またひょいと何事もなかったように現れ、餌をねだる。
写真は2002年のまだ若くて雄雄しかった頃のものだが、
鼻に斜めにつけた傷はきっと外でケンカしてきたのだろう。
家の周囲に現れるオスネコともよくいがみ合っていたものだ。

それが、昨年久々に帰ってきたからというもの、もう再び
「旅」に出ることもなく家の周りに落ち着いた。
今までケンカしにやってきたネコも弱々しげなシロには関心が
なくなったのか寄り付きもしなくなった。
そしてシロは弱っていった。特に最近は鼻や口の周りがただれ
治りにくくなりヨダレのようなものを口から垂らしてした。
家内がときおり口の周りを拭いてやったりもしていた。

苦しかったのかも知れない。でも、静かに今朝・・・

もう、餌をねだって甘える声も、だれよりも早くがっついて
食べる姿も、母ネコのミケに寄り添う穏やかな様子も
私たちの思い出の中のものになってしまった。

そして、きっと郵便受けの上や塀の上に少し茶の交じった
白毛のシロの姿を思い浮かべることだろう。
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