「亥」は「閡({門<亥})」(がい:「とざす」の意味)で、草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の猪の字が割り当てられたが、中国では豚を意味する。
猪の肉は、万病を防ぐと言われ、無病息災の象徴とされています。
亥の月は旧暦 10月
亥の刻は午後10時を中心とする約2時間
亥の方は . . . 本文を読む
「戌」は「滅」(めつ:「ほろぶ」の意味)で、草木が枯れる状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の犬が割り当てられた。
犬はお産が軽いとされることから、安産については、戌の日が吉日とされ、帯祝いなどにはこの日を選ぶ風習がある。
戌の月は旧暦 9月
戌の刻は午後8時を中心とする約2時間
戌の方は西北西よりやや北寄り(北西微南) . . . 本文を読む
「酉」は「緧({糸酉})」(しゅう:「ちぢむ」の意味)で、果実が成熟の極限に達した状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の鶏が割り当てられた。
また鶏は人に時を報せる動物。「とり」は“とりこむ”と言われ、商売などには縁起の良い干支でもあります。
酉の月は旧暦 8月
酉の刻は午後6時を中心とする約2時間
酉の方は西の方角で . . . 本文を読む
「申」は「呻」(しん:「うめく」の意味)で、果実が成熟して固まって行く状態を表しているとされる。
後に、覚え易くするために動物の猿が割り当てられた。
猿は山の賢者で、山神の使いと信じられていました。信仰の対象としても馴染み深い動物です。
申の月は旧暦7月
申の刻は午後4時を中心とする約2時間
申の方は西南西よりやや南寄り(南西微北)の方角である . . . 本文を読む
「未」は『漢書』 律暦志によると「昧」(まい:「暗い」の意)で、植物が鬱蒼と茂って暗く覆うこととされ、『説分解字』 によると「味」(み:「あじ」の意味)で、果実が熟して滋味が生じた状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の 未 が割り当てられた。
未の月は旧暦 6月、
未の刻は午後2時を中心とする約2時間
未の方は南南西よりやや北寄り(南 . . . 本文を読む
「午」は「忤」(ご:「つきあたる」「さからう」の意味)で、草木の成長が極限を過ぎ、衰えの兆しを見せ始めた状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の馬が割り当てられた。
午の月は旧暦 5月
午の刻は昼の12時を中心とする約2時間。昼の12時を正午と言うのはこれが由来。
午の方は南の方角である。
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塞 . . . 本文を読む
「巳」は『漢書』 律暦志によると「已」(い:「止む」の意味)で、草木の成長が極限に達した状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の蛇が割り当てられた。
執念深いと言われる蛇ですが恩も忘れず、助けてくれた人には、恩返しを行うと言われています。
巳の月は旧暦 4月
巳の刻は午前10時を中心とする約2時間
巳の方は南南東よ . . . 本文を読む
「辰」 は 『漢書』律暦志によると「振」(しん:「ふるう」「ととのう」の意味)で、草木の形が整った状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために想像上の動物である龍が割り当てられた。
【龍】伝説の生き物・龍は瑞祥と言われ、古来中国では、権力者の象徴として、扱われました。
「竜に九似あり」とされ、角は鹿、頭は駱駝、眼は鬼(注:中国で言う「鬼」は . . . 本文を読む
「卯」は 『史記』律書によると「茂」(ぼう:しげるの意味)または『漢書』律暦志によると「冒」(ぼう:おおうの意味)で、草木が地面を蔽うようになった状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の兎が割り当てられた。
兎の穏やかな様子から家内安全、跳躍する姿から飛躍を表します。
・卯の月は旧暦 2月 (卯月は旧暦4月を指す) &nbs . . . 本文を読む
「寅」は「螾」(いん:「動く」の意味)で、春が来て草木が生ずる状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の虎が割り当てられた。
寅の月は旧暦の1月
寅の刻は午前4時を中心とする約2時間
寅の方は東北東よりやや北寄り(北東微南)の方角である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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