一期一会 ~万年筆店店主のブログ~

哲学、想いを発信している、Pen and message.店主吉宗史博のブログです。

親の気持ち

2018-02-18 | 実生活

息子が4月から神奈川県の歴史の教師として働くので、横浜にマンションを見つけて帰ってきた。
私は何で教師という大変な職業になりたいのか全く理解できないけれど、息子は祖父と専門まで同じ仕事に就くということになり、祖父と孫の繋がりに不思議な気がしています。

横浜は神戸と違って大変広く、絞りようがないように思うけれど、そこそこの家賃で、交通の便が良いところが見つかったようで、一安心している。

これでようやく引っ越しなどの準備に入ることができます。

息子はすぐに辞めて教員採用試験の受験勉強を始めたけれど、昨年一度就職している。

その時に、私の父や妻の兄姉たちから就職祝いをもらったけれど、今回もまた皆律儀のお祝いをくれた。
本当に有難いことで、そういったもののおかげで息子はスタートからハンディを背負わずに働くことができます。

一人っ子ということもあって、我が家のような豊かでない家でも、できるだけのことは息子にしてやれたと思うけれど、本当に大変だった。

皆どうやって子供たちを大学に通わせているのだろう。

そうやって考えて、自分も両親に大変な想いをさせたのだとやっと気付く。

私の場合、1歳下の妹が京都で下宿して、芸術系の短大に行っていたからその負担は私の想像を遥かに超えると思っている。

父の高校教師の給料がどうなのか分からないけれど、本当に大変だったと思うけれど、大学を中途半端な成績で卒業して、親が自慢できるような大きな会社にも就職することができなかったできなかったことは申し訳なく思っている。

母は亡くなってしまったけれど、父は今の私をどう思っているのか、毎週会っているけれど聞いたことはない。

でも、父のような堅い仕事に就かず、浮き沈みの激しい自営業をしている私をきっとハラハラしながら見ているのかもしれないと思うと、これも申し訳なく思っている。

私と違って息子は大した心配も掛けなかったし、塾にも行かなったし、半期だけだったとはいえ返済不要の奨学金を引っ張ってきたりして、親孝行だったと思う。
でも私は息子に、自分が親にしてもらっただけのことをしてやれたのだろうかと思うと、これもまた申し訳ない気持ちになります。

 

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自分にとって万年筆とは何か?

2018-02-11 | 実生活

台湾の出版社の方が当店を取材してくれた。

通訳の方同伴とはいえ、気付いたら海外から記者の方が普通に来られて取材していく時代になったのだと思いました。

7年ほど前に時計ライターのNさんが台湾の雑誌に持っているご自分のコーナーで当店を取り上げて書いて下さった時は、台湾は遠く感じたけれど、今ではあまり距離を感じなくなりました。

それだけ台湾からお客様もよく来られるし、台湾の方の記事もフェイスブックなどでよく見るようになったからかもしれません。だから、台湾東部の地震は本当に人ごととは思えない。

台湾からのお客様もリピーターの方が増えてきたようで、取材の方もハーバーランドや北野などの観光スポットではなく、一般観光客があまり行かないマニアックなスポットを中心に取材しているとのことで、当店はマニアックなスポットなのだと若干の苦笑はありました。
しかし、その本に当店を入れていただけたのは、文具好きの担当の方の意向だったと後で知り、それもまたとても有り難い話だと思いましたが、ご意向がなければマニアックなスポットにも挙げられてなかったのかもしれない。

取材の中で、私にとって万年筆とは何かという、情報誌らしからぬ質問があって、「万年筆とは書くことを大切に思っている心の象徴」と答えましたが、「難しい」と言われました。

正直に言ってくれて、かえって気持ち良かったけれど、万年筆を精神的なものと結びつけたいという想いは、齢をとるごとに強くなっている。加齢は人を理屈っぽくさせるのかもしれない。

20代半ばに万年筆で書くことに夢中になって、今でも万年筆でいつも何か書きたいと思っている。

仕事をしながらずっと追究しているのは、自分がなぜ万年筆で書くことに夢中になったのかを解明することと、自分の加齢とともに変化する万年筆を通して伝えたいことを伝えることだと思っています。

時代は本当に変化していて、それでも自分は同じところに居ることができている。それはきっと恵まれたことなのだと思っている。

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お知らせ

2018-02-11 | お店からのお知らせ


イベント

・聞香会 2月24日(土)15時~17時

当店スタッフ森脇直樹による聞香会を開催いたします。
本格的なお香を気軽な雰囲気の中で楽しむことができる会になります。ぜひご参加下さい。

 

・FridayWorkshop「万年筆で美しい文字を書こう」15 3月2日(金) 19時~21時 

堀谷龍玄先生をお迎えして、万年筆で美しい文字を書けるよう練習し、添削してもらいます。ツバメ縦罫ノートN3021と黒インクを入れた細字の万年筆を持ちください。ノートも当店で販売しています。

 

・英語講座「KobeWritingClub」 3月15日(木)18時30分~20時30分

輸入コンサルタント会社アジアンロード代表取締役岩田朋之先生による、万年筆で書くことを楽しむ英語講座。
受講生募集しております。受講料3500円、事前にご予約をお願いいたします。
好きな色のインクを入れた万年筆と、正方形5㎜方眼ノート、英和辞典をお持ちください。ノートと万年筆とインクは当店でも販売しています。

 

聞香会、ペン習字教室ともには現在定員に達しており、飛び入りのご参加ができない状況です。空きが出た場合、ご連絡させていただきますので、ご参加希望の方はメール(penandmessage@goo.jp)あるいは電話・FAX(078-360-1933)でお申し込み下さい。


 お問い合わせ、参加のご希望など、当店(078-360-1933)までお願いいたします。

 

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大きな流れに流されている

2018-02-05 | 実生活

個人事業の醍醐味は、方針を自分で立てて、思った方向に向かって行けることで、これができなくなったら本当につまらないと思う。

同じことを繰り返し考えて、出した結論の通りに動けるやり方が自分には合っている。

大して機転の利く方ではないし、精力的に行動する方ではないけれど、人と同じようにやりたくないという天邪鬼と、自分の考えは自分で気付くまで曲げない頑固のために、自分の行き先は自分で決めるしかなかった。

方針を自分で立ててと言ったけれど、アイデアは人と話していて突然全てがつながるような感じで形になることが多いので、実は人と話すということは自分にとってとても大切なことなのだと思います。

他にもいろいろ辛抱強く教えてくれる先生のような人がいて、それはきっと時間をかけてビジネス書を読むよりも、私にとってははるかに勉強になって、考えるきっかけになっている。

そういった人たちから聞いた話や、話していて受けた刺激によって自分の考えは生まれているのだと思います。

そういった刺激を受けて、自分というフィルターを通して出た考えは完全に自分のオリジナルの考えだと思っていたけれど、それももしかしたら世の中の大きな流れに沿ったものなのではないかと思うようになりました。

自分のしていることは、流行に流されたり、世間の風向きを見てしていることではないと思っているけれど、自分の出した結論やその後の行動も、世の中の大きな流れに流されているだけで、自分のその流れの通りの結論を出しているだけなのではないか。

そう考えるとああでもない、こうでもない、こうする方が自分らしいと考えて悪戦苦闘することがバカバカしくなるかもしれないけれど、大きな流れの中にあったとしても、自分で考えて行動していると思いたい。自分で決めた方向に行っていると思いたい。

まだ自分で考えてもがいているから大きな流れに乗っていられるけれど、何も考えなければ流されることもなくただ沈んでいくのではないか。

そう思うと流されているのも悪くないと思えます。

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英語講座 Kobe Writing Club 

2018-01-19 | お店からのお知らせ

愛用の英語道具。袋は靴の袋から自作しました。

 

仕事に必要なスキルとして英語は自分の課題としてあり続けてきましたが、仕事で英語を駆使するようになれるまでにはすごい時間と努力を要するものだということを岩田先生と出会って、海外とのメールのやり取り、電話の応対などそのお仕事ぶりを見ていて思い知りました。

これは自分が今から取り組むべきものではない、それよりも他に自分にはするべきことがことがあると思いました。

しかし、世界共通の言葉としてとても便利な英語から逃げていて良いはずはなくて、世界を相手に仕事をしたいと思っているのなら辞書でも、google翻訳でも使って、相手の言っていること、書いてくる内容を理解して、こちらの意図は伝えられるようにできないといけない。

当店で開講します英語講座「Kobe Writing Club」はそんな私のような人をイメージしていて、英語を万年筆で書いて楽しむことを中心とした講座で、数か月で話せるようになるというものではありません。

ここ数日岩田先生が用意してくれた課題をノートに書き写して、それを訳しています。
まとまった時間はとれないので、寝る直前までの時間に音楽をかけて、コーヒーを飲みながらしている。
とてもモタモタしているけれど、本当に楽しい。

筆記体は書いているうちに手が思い出してきました。
若い頃はもう少しは覚えることができたと思うけれど、なかなか単語が覚えられなくなっていて、同じ単語を何度も調べています。

万年筆をこんなに思う存分走らせる機会はそうそうないと思いますので、万年筆で書くことを楽しむために英語講座「Kobe Writing Club」にご参加いただければと思います。

2月の募集はあと1人で締め切りですが、他の月(6月まで)はまだ空きがあります。

以下ご案内になります。

====================================================

~手で書くことから始まる英語の楽しみ英語講座~ Kobe Writing Club開講のご案内

 

万年筆で、筆記体で綴りながら、音読を楽しみ、みんなで意味や感想を話し合う英語講座を始めることになりました。

講師は、当店の輸入交渉をお願いしている岩田朋之先生です。

岩田先生は、旅行代理店などで勤務後、独立して現在日本企業の輸入をサポートする会社アジアンロードを経営しておられます。

企業の英語トレーニングなど、英語講師としても実績があります。

岩田先生は帰国子女などのネイティブではなく、仕事の中で英語を再勉強して身に付けたので、英語を習う人が難しいと思う所などがよく分かるそうで、それは英語講師として大変な強みだと思います。

万年筆店であるPen and message.での英語講座 Kobe Writing Clubへのご参加のお申込みをお待ちしております。

 

カリキュラム(120)

1.    ウォーミングアップ 

2.    今週の課題についての解説

3.    ライティング練習

休憩

4.音読

5.歓談(英文の意味や感想についてできる限り、英語で楽しく話し合います)

6.講師まとめ 英文の出てくる重要単語や構文などについて整理します。

受講料3500(講座で使用するノートは別途お買い求めいただきます) 

 

日程

毎月第2木曜日 18:3020:30 1120

2回目3月15()

3回目4月12()

4回目5月10日(木)

5回目6月14日(木)

 

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仕事について

2018-01-15 | 仕事の考え


南禅寺水路閣

 

AIの進化でなくなる仕事があると言われている。

今までも機械化やコンピューターの発達で私たちが子供の頃あった仕事も最近見ないというものもあるので、時代の流れというものなのかもしれないけれど、その中で私たちは何を価値として仕事していけばいいのだろうと思う。

例えばスーパーのレジが無人化されるという話も、無人レジが多くの店舗に置かれるようになって、誰もが本当にそうなるのだと実感していると思います。

7年前にドイツに行った時、スーパーのレジの女性たちが皆椅子に座って、ほとんど動かずに客がベルトコンベアに載せた商品をただスキャンして、代金を受け取るだけという光景を見て、あまり良い感じがしなかった。

椅子に座らせることで時給を下げることができるのかと考えたけれど、きっとお客さんがレジの女性に何も期待しないのだろう、あれなら無人レジとさほど変わらないのかもしれない。

年末年始の買い物で妻とスーパーに行きました。

レジに並ぶ時に、妻に促すレジに並びました。何でと聞くと、そのレジの担当の女性がテキパキとしていて、渡してくれるレジ袋の大きさも数も適切で、応対してもらって気持ちがいいとのことで、知っている人は他のレジが空いていてもその人の所に並ぶという。

確かに丁寧だけど、早くて気分が良い。
無人レジが増えてもこんな有人レジなら価値はある。

通勤ではいつも電車バスを使うけれど、それぞれの運転手さんも本当にそれぞれだと思います。
特にバスは、ブレーキや発進にデリカシーのない運転が荒っぽい人がいて、そういう人の運転するバスにはなるべく乗りたくないけれど、反面ものすごく上手い女性の運転手さんもいて、そういう時はラッキーだと思う。

運転の上手い人は、お客を乗せているという意識が強いのか、降りるときも気持ちよく声を掛けてくれる。

AIが進化して、無人レジや無人バスが一般的になったら、今度は有人の良い仕事をする人が居るところが差別化できるのかもしれない。

レジやバスを例にとったけれど、それは他の仕事にも言えることで、AIの進化で並の仕事は淘汰されるけれど、その中でも良い仕事は残るのではないか。

それらの良い仕事の元にあるのは何かと思う。

心掛けとか向上心、あるいは危機感などなのかもしれないけれど、私は優しさだと思う。

お客様への型通りでない、心からの思いやりが良い仕事になって感動を与えるのではないか。

AIは優しさの担当ではなく、そこに優しさを求めるのは可笑しいけれど人には求める。

それに応えられる仕事をする人、なくなるのは業種ではなく並みの人による仕事なのだと思っています。
私たちは思いやりのある仕事を心掛けないといけない。

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仕事の根源

2018-01-14 | 実生活

蹴上奥の発電所から見た平安神宮の鳥居

 

店をこうしたいとか、万年筆を多くの人に使ってもらえるようにしたいとか言いながら、私は家族を養うために仕事をしていて、その根本的な理由と自分を動かしているエネルギーの源は変わっていない。

家族の小さな生活を守るために万年筆の仕事をしている。

自営業は良い時も悪い時もあるけれど、何とか生活してくることができて、息子を大学に行かせることができたことは恵まれていたと思っている。

これで逃げ切ることができたわけではなく、まだまだ生きて行かなければならないので、あと30年くらいは今のレベル以上は保たないといけないと思っている。

お金のことに関して、私も妻も本当に楽観的で、結婚してから何とかなるだろうと思ってやってきました。

結婚したばかりの時も若かったせいもあるけれどほとんどお金がなかったし、息子が生まれた時もなかった。

ローンを組んで家を建てたけれど、そのローンは私が69歳まである。
あのまま会社にいたら払えなくなっていたと思うと、今考えると本当に怖いけれど、その時は何とかなると思ったし、今は何とかすると思っている。

自分の人生を振り返ってみて、金持ちだったことはなかったけれど、こうやって家族3人で元気に暮らしている。

自分の仕事を良くしたいとか、新しい万年筆を輸入するとか、夢やロマンを持って仕事していて、傍から見ると道楽でやっているように見えるけれど、本当は生きていくため、生活のために万年筆屋をやっている。

そうやって考えると好きなことばかりやっているわけにもいかず、嫌だと思うこともしないといけないのかもしれないけれど、したくないことはしない贅沢をしてきた。きっとそれでいいと思っている。

 

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明けましておめでとうございます

2018-01-06 | 仕事の考え

今年最初の営業日を迎えています。

年末年始の休暇はゆっくりでいて、今年は京都に行っていました。

大晦日に京都でお気に入りの店に行ったり、元旦は家族で15,6kmも散歩したり、普段行くことができない水曜日定休日の店に行ったりしていました。

店から離れた場所で自分の仕事についていろいろ考えたいと思いましたが、日常から離れるとなかなかそのような思考にならず、結局頭が空っぽのまま新年の営業日を迎えてしまいましたが、今年もこうして営業を始めることができることを恵まれたことだと、とても幸せに感じています。

私はただ店に居て、来て下さるお客様方の応対をして、なるべく喜んで帰っていただけるようにしているだけで、それができる環境にしてくれている人たちがたくさんおられて、そういう人たちに恵まれていることは自分の運の良さだと思っています。
今この恵まれているものを大切にしたいと、新たな気持ちで今日を迎えています。

ホームページを見てお気付きの方もおられると思いますが、アメリカのブランド ウォール・エバーシャープを新たに扱うことになりました。12月中に入荷する予定がズレ込み、新年早々に入荷する予定でしたが、まだ入荷していないという海外メーカーとの取引らしい洗礼を受けていますが、商品が揃い準備ができましたら、ご案内させていただきます。

おそらく日本では当店以外に扱っている店はないものだと思います。
こういったこれまでの10年とは違うことも、今年は楽しみながらやっていきたいと思っています。

私は万年筆は気持ちよく書けるという大前提があった上で、楽しみも提供してくれるものであって欲しいと思っています。そして、その万年筆が自分の理想やポリシーを表現するものであって欲しいと思っています。

自分の生き方や理想を表現するものは人によって違っていて、それは万年筆でないかもしれないけれど、私は万年筆屋なので万年筆によってそれを表現する暮しを提案している。

よく書ける筆記具はずっと前に充分に揃っているし、安い部品を寄せ集めて万年筆の形に組み立てたものでも、普通に文字は書くことができるかもしれないけれど、それに自分の理想やポリシーは反映できない。

私たちはなぜ万年筆を使うのだろうといつも考えているし、理想の万年筆とは何かをいつも考えています。

それはきっと人によって違っていて、何通りもの答えがあると思いますが、そんなことを引き続き考えていきたい。

もっと具体的にそういったことを皆様にお見せしたいけれど、まだはっきりと形が見えていません。
でも、お見せできるようにしたいと思っています。
今年も何卒、よろしくお願いいたします。

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工房楔お年玉企画など

2017-12-28 | お店からのお知らせ

1月6日(土)11時から工房楔のお年玉企画をいたします。
恒例になっている企画で、工房楔の木製品をかなり安く買える企画で、モノはかなり良いものだけど高額だったものを永田さんが、採算度外視して放出したものが出ます。
ぜひ、1月6日(土)11時以降にホームページを見ていただきたいと思います。

 

本日最終営業日です。(正確には明日棚卸がありますが)

当店のような、時間がゆったりと流れているとお客様に言っていただける店でも、2017年が慌ただしく終わろうとしています。

今年もお客様方には本当にお世話になりました。

万年筆という世の中に絶対的に必要ではないけれど、あれば人生が楽しく充実する趣味のものと言えるモノを扱っている店だけど、やっている方は本気で、真剣に、一応苦しみながらやっています。

他の店との競争は万年筆においてはないと思っているけれど、私たちのような実際に店を構えている店は、インターネットなどの安売り店とどのように戦っていくか、他の趣味のものに対してどのように優位性をアピールするかが考えないといけない、多くのお店が直面している業界で考えないといけないことだと思っています。

今までのようにモノだけを売っていたらきっと潰れてしまうだろうし、やっている方も楽しくないと思います。

自分が万年筆と一緒に何が売りたいのか、何を伝えることができるのかをはっきりと出していかないと、使う価値のない店になってしまう。社会において、絶対に必要なものではないけれど、あればその街のお面白さや奥行きに貢献できる店でいたいと思っています。

今年もそんなことを考えながら、しかし絶対的な正解にたどりつけないまま終わろうとしています。

来年もそんなことを考えながら日々営業しているのだと思います。

来年もよろしくお願いいたします。

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万年筆を修めたい

2017-12-24 | 実生活

物販の仕事は、12月に入ってクリスマスが終わるまで一気に駆け抜けるようなところがあって、その間は短い繁忙期ということになります。

当店もさすがにこの時期は忙しいので、店の実力がついたとか、このままずっとこんな日が続くかもしれないと勘違いしてしまいそうになりますが、そうではない。クリスマスが終わるとちゃんと暇になります。

当店はクリスマスが終ってから最終営業日(12月28日)までの短い間、棚卸をしたり、来年の営業の準備をしたりします。

もう来週には年末年始の休みに入っていると思うと、あまりの時間のなさに焦ります。

今年1年振り返ってみると、当店に求められていることについて考える年だったと言えます。

実は今まではそういうことは考えていなくて、自分は何がしたいのかとか、今の制約の中で何ができるのかということを考えてきたような気がします。

しかし、今年は出張販売に出て、それを成功させたいと思うようになったこともあるかもしれませんが、お客様は当店に何を求めているのだろうと考えるようになりました。

初めて行く土地での出張販売は、当店に何が求められているのか知るのにとてもいい機会でした。

当店は万年筆だけでなく、万年筆で書くことを楽しむことを追究する店として、万年筆の周辺のもの革製品、木製品、紙製品なども良いものを揃えようとしてきて、職人さんたちの力添えによりそれは実現していると思いますが、万年筆店としての基本をもっと追究しなければいけないと思い始めました。

万年筆店として万年筆を完璧に修めながら、周辺のステーショナリーも提案していく。
それがお客様方が当店に求めていることについて考えて、導き出した今後の方針です。

万年筆店でありながら、万年筆において今までできなかったこと、やっていなかったことを来年はできるようにしたい。

シリアスに、決意表明のように書いているけれど、それを万年筆を楽しみながら、追究して、それを皆様と共有したい。
私の万年筆に対する考え方も皆様にご理解いただけるように、来年も発信していきたいと思っています。

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