With the I Ching

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日本と消費税と原発 Part2~東洋占術編~

2011-06-17 16:05:26 | 占い全般のコラム

14日と16日、占星術でのデータを見てみました。
今回はPart2として、東洋占術でのデータを出しておこうと思います。

それぞれのPart1

→ 「消費税法の公布日時からみる増税論の変遷」/「原発の行方・・・



ところで、こういう“事象”を見る場合は、性別で分ける理屈が通じないので、これまではとりあえず男(陽)で作ってましたが、最近、陽男か陰女のように“順行になるように”したらいいのかもって思っています。

つまり、年が陽干支ならば性別選択は男に、陰干支ならば女で作成という風に陽同士、陰同士で合わせる考え方です。 あくまで今思っているだけで違うかもしれませんが、試しに今日はその理論(?)で作ってみます。

例えば、日本。

CIの保管庫にある易のソフト(With the I Ching)に書き足して、日卦と命卦での結果を分かるようにしたものです。もっとも、時刻の想定が間違っている場合、命卦変換したものは使えませんけど。 



今日の本題へ入ります。

八字もデータとして出しますが、四柱推命はまだ自分の中で読み方が確定できてないので、今回は旧暦での読解を主としたいと思います。

なお、これらは日本の始源図ではないため、あくまで「消費税法にとって」および「原子力基本法にとって」という視点で読む必要があります。  


==消費税 東洋占術編==


◎消費税法公布日時
1988年12月30日8時30分 東京

四柱八字:戊辰年甲子月己未日戊辰時
太陰太陽暦(旧暦):戊辰年11月22日辰時



命卦が水火既済で、初爻は「キツネの尻尾が水に濡れる」の象。
水火既済は完成(目前)を意味する卦なので、大きなことは不可。小事ならば、まあなんとか。
そして、この初九は長期的な視点が出てくる時なのですが、始めの位置なので特に慎重にという性質です。

現在(2011年)は23年目だから、ちょうど大運の変わり目に当たっています。
細かく月日を計算することもできますが、大運という性質上、あまりこだわっても仕方ないと思います。

ちなみに順行の場合、23~32歳は火水未済[二]となっていますが、逆行で出すと17~26歳で天沢履[三]になります。(実際にソフトをDLしてもらえれば説明不要ですけど)

年運は性別選択によって爻が異なってきてしまうのですが、仮に女性で作ったら地風升九五になります。月運に関しては性別に依存しません。たとえば、今日は旧五月の風山漸[五]に当たります。

――なんてことを書いていたら、この記事を見つけました(今日の記事です)。

消費税「15年度までに10%」を明記=社会保障・税一体改革案

うーん、行年運が地風升で月運が風山漸、むべなるかな・・・という印象ですが、これは日本社会の流れとしては仕方ないのだろうか。

長くなるので解説はしませんが、参考までに紫微斗数の命盤も出しておきます。
23年目ということなので、福徳宮か夫妻宮の大運になりますね。

さて、次です。



==原発の行方… 東洋占術編==


◎原子力基本法公布日時
1955年12月19日8時30分 東京

四柱八字:乙未年戊子月甲寅日戊辰時
太陰太陽暦(旧暦):乙未年11月6日辰時



命卦が天水訟。原発にまつわる訴訟などを想起させるものですが、上爻変ということで仮に訴訟で勝ってもまた問題が起きたりして反発され・・・の繰り返しになりがち。あまり好ましいとは言えませんね。

大運は、あえて順行で出しているので上図のようになってますが、これが逆行だと今(56年目)は52~61歳で風雷益の六二の時期です。年運は、天山遯の九五か九四か。月運は変わらずなので、今の旧五月は雷風恒六五。

例えば、菅総理が浜岡原発への全炉停止要請を出したのは旧四月中(西暦の5月初旬)で、天山遯の九四。東日本大震災への対応で何かと批判の多かった中での突然の決断でした。それを英断と取る人もいたし、別に当然のことで評価するほどでもないとする人など様々でしたが、まあ、一時退却というのは天山遯の意味としては通じそうです。(年運も天山遯ですし)

ちなみに、日本の始源図では月運は地水師六四だったので、国のトップが退く指示を出したのも当然だったのかなとは思います。ちなみに、2011年の日本の年運も地水師(五か四)です。

こっちも、紫微斗数盤を掲載しておきます。

56年目だと、僕役宮か疾厄宮ということですが、さてどっちでしょう。
現状を見る限りでは、化忌が関わっている気はします。

9月19日(旧8月中)に大規模な反原発イベントが予定されていたりと激動の様相を呈している原発問題。

代替エネルギーの開発と移行が進めば、次第に原発は下火になっていくんだろうとは漠然と思ってますが、どうなんでしょうね。原発に固執するお偉方達の意向が変わらなければダメなのか? それとも1000万人の署名など、人々の総意を無視できなくなれば自然と変わっていくんだろうか。

原発は、まだ人類が持つには早すぎたんじゃないかって僕は思ってます。
あるいは、そもそも考え方自体が間違っていたんじゃないかとも。原子力を平和利用するに十分な技術が本当にあったのか、今となっては疑問符だらけです。科学技術力という意味だけでなくて、原子力を扱う人間の「心の技術力」としても。

原発再建や新規稼動を目指す資金があるんなら、それを新エネルギーの研究開発や運用のための基盤づくりに回したほうが、多くの国民の支持も得られると思うんですけど。

ちなみに、期待されている新しい発電方法は色々あります。例えば、以下のページ。

こんなにあった! すごい発電方法
あるいは、「IGCC(石炭ガス化複合発電)」、「サハラ砂漠に、太陽光発電基地をつくれ!」(番組内容はこちら)など。

僕は、原発や放射能汚染の危険に怯えて生きるよりも、今より不便になったとしても簡素な暮らしのほうを選びます。今も、部屋の電気は消して、日光の明かりだけでPCに向かっています。なるべく電気を使わずに済ませる、そういう生活に体を慣らすことも大切かもしれません。

 

「あんたは火を使う、そりゃあわしらもちょびっとは使うがの。」
「多すぎる火は何も生みゃあせん。火は森を一日で灰にする。水と風は百年かけて森を育てるんじゃ。」
「わしらは水と風のほうがええ」 
「あの森をみたら、姫様、悲しむじゃろうのお」

――「風の谷のナウシカ」からの一節です。

 

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