coya

すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

否定の否定

2009-10-08 19:00:27 | 昔話
私が18歳のとき、マキちゃんという、

30歳年上の友達がいた。


少し背は低いが、

とてもキレイなおばちゃんだった。


凛とした眉毛

スッとあがったアイライン

キレイにカールしたマツゲ

ショッキングピンクの口紅(コレは彼女にしか似合わない)

健康的に焼けた肌

髪はまっすぐサラサラのショートボブ


当時ホームセンターでバイトをしていた私の後輩。

マキちゃんはいつもメモ帳を持ち歩いていて、

「書いてないと忘れちゃうじゃない」

と笑いながら仕事を覚えていった。


ごはん食べに行ったり、

カラオケに行ったり、

マキちゃんの家に遊びに行ったり、

同年代の友達と変わらない付き合いをしていた。


マキちゃんはとても話し上手で、

夜行性だった私が眠くなるまで、

いろんな話をしてくれた。


マキちゃんの家族や友達、彼氏の話、

夜働いているスナックの話....


マキちゃんは女性として、

いろんなことを教えてくれた。


男にモテる仕草、言葉遣い、チョケ方。

女性の特権、生き方、ぶち当たる壁。


大真面目のマキちゃんの話を、

大笑いしながらいっぱい話を聞いた。


こんなによくしゃべるマキちゃんは、

職場では無口。

でしゃばることもない。


なんでかなーって。

マキちゃん、あんなにおもしろいのになーって思ってた。


「昨日マキちゃんと遊んでたんですよー」

と職場のおばちゃんに言ったときの、おばちゃんの怪訝な顔...


当時はわからんかったなー。

当時は。


今はもう交流なくなったけど、マキちゃんとの時間は、

今でも私の軸の部分にしーっかり染み付いてる。


マキちゃんは今も相変わらず、

バイトしたり恋したりしてると思う。


シブいゼ、マキ姐さん!