COSMOS

"忠太"奮闘記

今日は「宇宙開発記念日」

2011-10-04 09:06:17 | 雑談
■1957(昭和32)年、ソ連が人類初の人工衛星「スプートニク 1号」の打ち上げに成功し、
 96.2分で地球を周回する楕円軌道に乗せた。
  (画像クリックで拡大)
・上空から届く「40.02MHz(メガヘルツ)」と「20.05MHz」の電波は、短波受信機さえあれば、
 誰でも聴くことができた。
 何でもかんでも隠したがるお国にしては、珍しい気配り!と、言うと聞こえは良いが
 国威発揚・軍事力誇示の宣伝道具に使われたと思った。
 打ち上げから57日後、大気圏に再突入し消滅したが、アメリカに強烈なショック
 (いわゆる「スプートニック・ショック」)を与え、両国間で熾烈な宇宙開発競争
 はじまり、やがて「アポロ計画」(1961(昭和36)年~)へとつながって行く。
 *スプートニク (Спутник, Sputnik) という言葉の原義は「付随するもの」という
  意味。それが転じ、「衛星」もしくは「人工衛星」を意味するようになった。(Wikipediaより)

■宇宙から発信された当時の音を聴く
 mp3サウンド・・ボリューム絞ってね 

■弾道ミサイル~地球周回衛星へ
 宇宙で出会った米ソのミサイルが最初に交わした挨拶はドイツ語の「Guten Morgen(*)」
 (グーテンモルゲン)と皮肉った風刺マンガもあった。
 * 要するに、第二次大戦で敗戦したナチスドイツから戦利品として持ち帰ったのが
  「V1・V2ロケット」関連のもので、米国は開発の中心人物「フォン・ブラウン博士」、
  ソ連は「ロケットおよび技術者」と言われていた。
  だから、どっちのロケットもルーツはドイツと言う訳で、宇宙での挨拶は「ドイツ語」
  によると皮肉たっぷりの風刺マンガになった次第。
 ・もし、1971年10月28日に打ち上げられた英国の「プロスペロ衛星」が出会ったら、
  素知らぬ顔で通り過ぎて行ったに違いない。
  なぜなら、紹介者なしでは絶対に挨拶など交わさないお国柄の衛星だから! アッハハ
  因みに、打ち上げの時期と寿命から、三者が出会うことはなかった。

■どうしてくれる「スペース・デブリ(*)」
 しかし、「ニーハオ(你好)」と笑顔での挨拶に抵抗を感ずることがある。
 かつて、中国が自国の宇宙周回中の衛星を標的に、攻撃用ミサイルで撃破したと、
 声高らかに発表した。
 *なんらかの意味がある活動を行うことなく、地球の衛星軌道上〔低・中・高軌道〕を周回
  している人工物体のことで、宇宙開発に伴ってその数は年々増え続け、対策が必要となっている。
  (画像クリックで拡大)

 ・国威発揚と言うか、戦略的意味合いを強く感じたが、それにも増して、まき散らかした
  大小の膨大な宇宙ゴミ(スペース・デブリ)のことが気になった。
  過去打ち上げられ宇宙ゴミとなって漂っているゴミが劇的に増えたことで、長期宇宙滞在が
  危険にさらされているのではあるまいか。
 ・この国は世界有数の古く長い文化と歴史がある。
  文明の急速な進歩と「心・技」のバランスある成長を望みたいと思うのは
  私一人ではないはず。