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"忠太"奮闘記

就職難、一芸あれば採用!

2011-02-01 07:27:01 | 雑談
 昨日の中央紙記事に、大手電機メーカーF社は、幅広い人材を求め、2012年春入社の新卒者採用方針で
「志望動機は不問。おとなしい学生は採りません」と発表したとのこと。
同様の方針を通信業界の風雲児S社も昨年から始めている。

 うろ覚えの20年くらい昔の話だが、世界的な某家電メーカーが履歴書の「卒業校・学部名」より
「ゼミ名・どんなことを勉強したか」を重視するとし、応募はWebから、紙による応募は原則受付けないと
発表したことがあった。
パソコンが使えない社員は要らない、給与は学校名に払うのではなく、企業への貢献度に対して払うのだとの
姿勢を打ち出したのである。

 15~17年前、地元某社で新卒の採用を担当したことがあった。
例により、合同説明会では有名企業の前は長蛇の列ができたが、中堅中小企業のデスクの前はチラホラ。
そんな中、私は学生に応募動機を訊ねると、ウジウジし動機がはっきりしない学生たちがいた。
当然「この子はママやパパに言われてきただけ」と、バッテンを付けることになる。
資料請求約5000人超のデータベースの中からようやく24名を採用。 後日定着率が高いと聞いた。
一様にリクルートスーツ姿で挨拶や話し方も金太郎飴の群れの中から適材を選別する人事担当も必死である。

 有名大学を卒業し、親子の夢かなって一部上場の大企業に就職! やれやれと思うのも、つかの間。
学校でトップクラスだった連中とまたもや熾烈な出世競争が始まるわけ。
10年以上経てば、中堅中小企業に入った同期が肩書も仕事も収入もやり甲斐も充実しているというのに!!
脱落しかけのこんな輩は、同窓会で名刺を振りかざし、一流会社勤務を自慢することくらいしかない。

「鶏頭牛尾」さて、将来を考えどちらへの道を選ぶか、就活目標の要素が変化しつつあると思うのだが…。

                       元気出せ!学生諸君にエールを送りたい“忠太”