昨日、見てきました
すごく濃密な、素晴らしい舞台でした。
備忘のためにキャスト表(敬称略)を貼っておくと…
ジョージ 石丸幹二
ドット 戸田恵子
老婦人 諏訪マリー
ジュール 山路和弘
イヴォンヌ 春風ひとみ
フランツ 畠中洋
ボート屋 野仲イサオ
看護婦 花山佳子
セレステ1 鈴木蘭々
セレステ2 冨平安希子
兵隊1 岸祐二
兵隊2 石井一彰
ミスター 岡田誠
ミセス 南智子
ルイ 中西勝之
フリーダ 堂ノ脇恭子
こんなキャストの皆さま。そして、全員うまいっ!
この全員で、一幕の最後と二幕の最後にサンデーという歌を歌うのですが、そのハーモニーの素晴らしいこと
体中、劇場中が歌声に満たされて、本当に幸せな観劇でした
ストーリーもとてもよかったです。
ソンドハイム作品は初めてでしたが、不思議な世界ですね。
ミュージカルとストレートプレイの中間、でも歌付きの芝居、というとしっくりこない。歌いあげたり、コーラスするところではまさにミュージカルの醍醐味も味わえるわけで。
「芸術至上主義と現実生活の相克というテーマに新味はない」というのが、読売新聞7月8日の劇評ですが、私は、もっと都会人の孤独という普遍的なテーマが横たわっている気がしました。
街中や劇場で同じものを見ているはずなのに、それについて隣にいる人と話し合ったりすることはほとんどない。
あるいは、興味関心の対象が多種多様になりすぎて、近しい人のはずなのに感動を全く共有できなくて、寂しい思いをしたりする。
そんな現代なら誰でも経験することを、もっと過激に衝突させてしまったのが、ジョージなのかなぁと。
さて、キャストについても少々。
まずは、戸田恵子さん。
本当に素晴らしかったです。一幕のドットはとってもチャーミングだし、二幕のマリーおばあちゃんもやっぱりチャーミングだけど、ほんわか感動させてくれる素敵なおばあちゃんを好演なさっていました
そして、はちゃめちゃ早口も素敵でした
石丸幹二さんは、四季時代の「アスペクツ・オブ・ラブ」、3月の「ニュー・ブレイン」に続き拝見するのは三作目。
相変わらず、かっこよくて素敵です特に今回はおひげがって、ミーハーな感想はさておき。
劇中で何度もジョージは変人だと言われますが、でも変人に見える行動はすべてジョージにとってはごく自然な行動なんだということが、すっと分かる演技でした。
でもだからこそ、変人だと言われて、ドットともすれ違ったまま去られてしまうジョージが切なくて、一幕最後は訳もわからず涙が出そうでした。
二幕は若いお兄ちゃんで、こちらはちょっとコミカルなのもまた素敵でした。
あとは…畠中さん、歌が少なくて悲しかったです。
あとちょっとひどいシーンもあり…
その他の皆さま(一括りですみません)
とにかく、上手い 演技も歌も。
オペラ出身の方々と、ミュージカル俳優の中ではとっても上手な部類に入る方々(山路さんとか、鈴木蘭々さんとか岸さんとか)のみで構成されたキャストなので、当然といえば当然ですが。
最近の作品では、出色のクオリティの高さだったと思います。
最後に、宮本亜門さんの演出について。
私、演出についてはまったく分からないのですが、でも今回の舞台は映像を効果的に使っていて、視覚的にも楽しめる作品でした。
特に、白いキャンバスに見立てた壁に、炭で地平線がすっと引かれるシーンはお気に入りです。
渋谷は遠いのですが、そしてチケットは高いですが、でも大満足なお芝居でした
すごく濃密な、素晴らしい舞台でした。
備忘のためにキャスト表(敬称略)を貼っておくと…
ジョージ 石丸幹二
ドット 戸田恵子
老婦人 諏訪マリー
ジュール 山路和弘
イヴォンヌ 春風ひとみ
フランツ 畠中洋
ボート屋 野仲イサオ
看護婦 花山佳子
セレステ1 鈴木蘭々
セレステ2 冨平安希子
兵隊1 岸祐二
兵隊2 石井一彰
ミスター 岡田誠
ミセス 南智子
ルイ 中西勝之
フリーダ 堂ノ脇恭子
こんなキャストの皆さま。そして、全員うまいっ!
この全員で、一幕の最後と二幕の最後にサンデーという歌を歌うのですが、そのハーモニーの素晴らしいこと
体中、劇場中が歌声に満たされて、本当に幸せな観劇でした
ストーリーもとてもよかったです。
ソンドハイム作品は初めてでしたが、不思議な世界ですね。
ミュージカルとストレートプレイの中間、でも歌付きの芝居、というとしっくりこない。歌いあげたり、コーラスするところではまさにミュージカルの醍醐味も味わえるわけで。
「芸術至上主義と現実生活の相克というテーマに新味はない」というのが、読売新聞7月8日の劇評ですが、私は、もっと都会人の孤独という普遍的なテーマが横たわっている気がしました。
街中や劇場で同じものを見ているはずなのに、それについて隣にいる人と話し合ったりすることはほとんどない。
あるいは、興味関心の対象が多種多様になりすぎて、近しい人のはずなのに感動を全く共有できなくて、寂しい思いをしたりする。
そんな現代なら誰でも経験することを、もっと過激に衝突させてしまったのが、ジョージなのかなぁと。
さて、キャストについても少々。
まずは、戸田恵子さん。
本当に素晴らしかったです。一幕のドットはとってもチャーミングだし、二幕のマリーおばあちゃんもやっぱりチャーミングだけど、ほんわか感動させてくれる素敵なおばあちゃんを好演なさっていました
そして、はちゃめちゃ早口も素敵でした
石丸幹二さんは、四季時代の「アスペクツ・オブ・ラブ」、3月の「ニュー・ブレイン」に続き拝見するのは三作目。
相変わらず、かっこよくて素敵です特に今回はおひげがって、ミーハーな感想はさておき。
劇中で何度もジョージは変人だと言われますが、でも変人に見える行動はすべてジョージにとってはごく自然な行動なんだということが、すっと分かる演技でした。
でもだからこそ、変人だと言われて、ドットともすれ違ったまま去られてしまうジョージが切なくて、一幕最後は訳もわからず涙が出そうでした。
二幕は若いお兄ちゃんで、こちらはちょっとコミカルなのもまた素敵でした。
あとは…畠中さん、歌が少なくて悲しかったです。
あとちょっとひどいシーンもあり…
その他の皆さま(一括りですみません)
とにかく、上手い 演技も歌も。
オペラ出身の方々と、ミュージカル俳優の中ではとっても上手な部類に入る方々(山路さんとか、鈴木蘭々さんとか岸さんとか)のみで構成されたキャストなので、当然といえば当然ですが。
最近の作品では、出色のクオリティの高さだったと思います。
最後に、宮本亜門さんの演出について。
私、演出についてはまったく分からないのですが、でも今回の舞台は映像を効果的に使っていて、視覚的にも楽しめる作品でした。
特に、白いキャンバスに見立てた壁に、炭で地平線がすっと引かれるシーンはお気に入りです。
渋谷は遠いのですが、そしてチケットは高いですが、でも大満足なお芝居でした