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「幻のコレクション 100年前 夢の美術館 」とても良かったです!

2017年11月28日 | 応援してます!
先日、たまたま見た番組

幻のコレクション 100年前 夢の美術館

とても面白くて、見入ってしまいました。

西洋美術館に松方コレクションという名の
コレクションが収められているのは
知っていましたが
松方という美術愛好家が、寄贈したんだね
くらいにしか思っていませんでした。

きっと、美術館には松方コレクションに
ついての説明書きがあるだろうと思いますが
読んだこともなかったので
この番組を見て、松方コレクションが
どのようなものか、知りました。

松方さんは

国が美術館を作れないなら
自分が作って寄贈しよう!

と考え

それで、絵画を集めて準備を始め
夢の美術館を考え始めたそうです。

すごい!
言葉で言うととても陳腐になってしまいますが
なんて立派な志しだろうと、思います。

でも、その志しも関東大震災や戦争などで
松方さんが生きているうちには遂げられず
戦後、コレクションを接収していた
フランス政府が一部を返却してくれて
今の西洋美術館ができた
という経緯だったようです。

松方さんの存命のうちに美術館が
できなかったのはとても残念なことですが
それでも、夢は叶った、願いは通じたんだな
と思いました。



松方さんは、
コレクションは自分のためではない
日本の、日本人のためだ
と言い続けたそうです。

人のため、世の中のためと頑張って
途中まではできていたのに
天災、政情、経済状況によって
道半ばで諦めざるを得なかったこと
夢が命あるうちに叶わなかったこと
松方さんはどんな思いだったかと思うと
…胸が痛みますが

それでも、松方さんが収集した
コレクションの一部でも戻って
夢だった美術館が日本にできたこと
松方さんためにも、良かったなぁと思います。


松方さんのことだけでなく

どれほどの善なる思いや行動でも
必ずしも、事の成就に繋がらないことがある

と思いますが
それでも、思い続けた力が先に繋がり
そこへ思いを向け続け
行動することをやめない限り
それは、いずれは叶うものなのかもしれない
と思います。
ひとりでは、無理なことでも
思い考え、共感する人が続くなら。


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