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モスクワ プーシキン美術館 展覧会と美術館

2017年06月12日 | 日々のこと
以前、スペインに行くのにシベリア鉄道で
行った思い出について書きました。

シベリア鉄道の思い出の思い出とともに、
ロシアの思い出は今ひとつですが
でも行って良かったと思うことが一つあります。


モスクワでプーシキン美術館を見学したことです。
収蔵作品も数も、美術館自体も、
とにかく私が日本で見た美術館の比でありませんでした。

プーシキン美術館に行った時
美術館の建物自体お城のようで
展示品以外でも、どこもかしこも
美術品のようで、これが美術館かと
圧倒されました。

そして、そこで初めて浮世絵や日本画を
ちゃんと<鑑賞>しました。

そのあと、ロシアを通ってドイツ、フランス
スペインに行っても、
プーシキン美術館のような、美術館全体が
美術品のような美術館ばかりでしたし
絵画だけでなく、彫刻や陶磁器、出土品、
民芸品のようなものなど、いろいろな分野の
美術品を目にする機会がありました。


日本で、絵を見る機会としては
美術館や百貨店の展覧会でした。

その中でも美術館で見る機会は少なかったです。
また、美術館も百貨店や自治体のものが
ほとんどです。
そして、その美術館もプーシキン美術館のような
建物自体、廊下も壁も天井も美術品!
みたいなところは…??です。

全てが美術品のような美術館でなければ
いけないというのではありません。

日本の美術館は、展示品以外はシンプルなので
展示してある作品を鑑賞することに
集中できる、ような気がします。

ただ、ヨーロッパの美術館は違うなぁ
と思ったわけです。

違う点といえばもうひとつ。

百貨店の展覧会に行くと、
展覧会に出品されている絵だけで
他の絵はないので、
もちろん他の絵は見れません。

日本の美術館へ行く時も、まず特別展などを
見て、余力がれば、常設展を見る感じでした。
特別展以外の絵を見る機会はありますが…。
常設が充実している美術館は
それほど多くないような…。

日本の絵画鑑賞の環境は
目的の絵以外に触れる機会、
今まで見たこと無かったし、
興味もなかったという絵に、
触れる機会というのが、
日本の絵画鑑賞の環境は少ないように思います。

海外で初めて見た日本画の作品で
印象深かったのが東山魁夷の絵でした。

その時の私は東山魁夷の名も知らず、
それまで、日本画などを
ちゃんと見たこともありませんでした。

東山魁夷の絵の青が…
洋画の油絵とは、色も、雰囲気も違うもので
なんてきれいな!と思いました。
それで日本美術にも興味が湧きました。

普段、自分の興味の範囲では出会わない絵に
出会うことがある、という点で
ヨーロッパにあるような美術品は
いいなあと思います。

でも、広過ぎて、あまりにたくさんの作品で、
遭難しそうになりますけど(笑)







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