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くるみと一緒に過ごす時間

霜月のお稽古に行ってきました。

2017年11月20日 | 日々のこと
先日、今月のお香のお稽古に行ってきました。
鎌倉駅近くの円覚寺門前
朝から、待ち合わせの人や、すでにお参りされた
方らしき皆さんで、賑わっていました。




東慶寺はまだ静か


11月に入ってかなり寒くなってきましたね。
お茶室内には基本、暖房がないので
冬は厳しいです。
特に午前中のお稽古は…寒くて…。

お茶室の方は、窓も障子一枚。

でも、障子一枚の隔てでも
かなり違います。
障子ってすごい、和紙って偉い!
と思います。

お茶室に備えつけの暖房はありませんが
全くないわけではありません。
お水屋の方には暖房があって
そちらを使ったり、また、
延長コードで線を伸ばして
オイルヒーターをお茶室の中に置いています。
オイルヒーターも大変、有難いものです。
ニオイも出ないし
やわらか〜に空気を暖めてくれます。

寒くなってくると、いつも
昔の人は、今より冬の気温が低かった上に
暖房って、火鉢くらいだったと思うので
本当に寒かっただろうなぁと思います。

お稽古では今回も組香をふたつしました。
そのひとつは
系図香という組香をしました。

系図香は
源氏香のように、お答えを図のように書きます。

源氏香の図は、文様やデザインとして
昔から着物や帯の柄、小物など
いろいろなものに使われてきたので
目にしたことがあるかもしれません。

棗や、お茶碗など
お茶のお道具などにも使われていたりしますね。

ウィキペディアの香の図に
源氏香の図がありました
源氏香
こんな図です。
ひとつひとつの図が組香の答えで
名前というか銘があります。

この図、源氏香は5回お香を聞くので
このようにお答えは5本の線で書きます。

系図香は4回お香聞いて、お答えを書くので
4本の線で書きます。

源氏香と同じように、試し香はありません。
ただ4回お香を聞いて、その異同を答えに書きます。

例えばこんな風です。

まず一つ目の香炉のお香を聞きます。
お答えの紙に、線を縦に1本引きます。
この香りと次に回ってくる香炉のお香と
同じかどうか?

次に回ってきた香炉を聞きます。
違うなと思えば、隣にもう1本線を引くだけ。
同じ場合は線と線の上の部分を繋げます。

3つ目に回って来た香炉の香りを聞きます。
先に聞いたふたつの香りと、同じか違うか?

違うと思えば、また線を1本引くだけ
ひとつ目と同じと思えば、ひとつ目と繋げる
ふたつ目と同じと思えば、ふたつ目と繋げる
みんな同じと思えば、3本とも繋げる

という風に
それまで聞いた香りと、回って来た香炉の香りを
比べて、違うか同じかを答えて行きます。

源氏香は5個香炉が回ってきて
系図香は4回
もう一つ3回回ってくる
三種香という組香があります。

今回ば、うまく聞き分けられず
ふたつしか当たりませんでしたが
とても良い香りを聞けて、楽しかったです。


お香は香りを聞くので
室内にお花は飾りませんが
私達が午前中、お香のお稽古をしたあと
同じお茶室で、お茶のお稽古になったようで
お花が活けられました。

霜葉は2月の花より紅し
2月の花というのは、桃の花のことだそうです。

お香のお稽古のあと、続けて
古今和歌集を読む会で
1人一首、和歌を読み
この日の会はお開きになりました。

今年のお稽古もあと1回です。


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