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ときどき、新日本風土記を見ています。 比叡山の回を見ました。

2018年03月24日 | 応援してます!
BSプレミアムで放送の
新日本風土記を、ときどき見ています。

先日、比叡山の放送がありました。

比叡山で暮らす僧侶の皆さんや
お寺の仕事をする人
お寺に訪れる人々
比叡山の麓で暮らす町の人々の
日々の様子に寄添うような映像で
とても良かったです。

今でも、比叡山は修行のお山なんですね。
比叡山で修行をする若い僧侶の方たちが
四種三昧という行に入る
というところが映りました。

四種三昧
「摩訶止観」に説く天台宗の教説。
三昧をその動作によって常坐三昧・
常行三昧・半行半坐三昧・
非行非坐三昧の四つに分けたもの。
(大辞林)

だそうです。

90日間、沐浴とトイレ以外は堂外には出ず
ひたすら坐禅を組む、常坐三昧
仏様の周囲を歩き、礼拝する常行三昧の
様子が紹介されていました。
その行の間は横になって寝たりしないそうです。

○○三昧って、イメージとして
自分の好きなことばかりとか、
自分にとっていいことばっかりしている
というイメージですが
○○三昧…、
ほんとは厳しいものなんですね。


また番組の中で
千日回峰行を満行した阿闍梨が御所に
土足参内する様子を紹介していました。

土足参内
千日回峰行の祖で今年1100年遠忌を迎えた
相応和尚(そうおうかしょう)(831~918年)が、
病気平癒の祈祷のために参内したことにちなむ。
江戸時代の大名ですら浅沓(あさぐつ)に
履き替えて入った宜秋門を
草鞋(わらじ)のままで入ることを
許されたことから「土足参内」の
呼び名が付いたという。
千日回峰行を満行した者だけに許される。
大阿闍梨、京都御所に土足参内 戦後14人目

千日回峰行
比叡山で7年に渡って行う回峰行のこと。


千日回峰行というすごい修行があることや
それを満行した人を阿闍梨と呼ぶことなどは
ほかの番組でも見たことがあります。

すごい修行を行う人が
今でもいるんだなぁと思いました。



阿闍梨…といえば思い出すことがあります。
今回の番組とは関係ありませんが
学生時代、こんなことがありました。


母は、コレが○○に効くとか
これは健康にいいとか言われると
つい買ってしまったりする人でした。

それで私は高校生くらいの頃から
そういうのを勧められた時は
買ったり、始めたりするのは
私に聞いてからにしてね!!
と母に言っていました。


ある日、私が家に帰ってくると
ご近所の母友さんが家にいました。

いつものおしゃべりしてるんだなぁと
思ったら、

お姉ちゃんは神様の勉強してるんだから
詳しいわよね?と、母友さん

神様の勉強…
う~ん、ちょっと違うけど
説明するのも面倒だからまあいいか、
と思ったら

お姉ちゃんにも一緒に来て
大阿闍梨さまの法話を聴いて欲しいわ〜
きっと勉強になるから〜
なんて言っている…。

大阿闍梨?!
なにそれ!胡散臭すぎる!

聞けば
その大阿闍梨さんはすごい法力があるそうで
人のため、世界平和を祈ってくれている
有難い方なんだと。
大阿闍梨さんは人にとってお水は大事だからと
祈祷を込めたお水を分けてくれていて
そのお水を飲むと
調子いいがいい、健康になるとか
そのほか、魔除け厄除けのグッズもあったり
するようで
母友さんは、すでにかなりハマっている様子。
そのため、母を誘いに来たようでした。

母もその気になって、
そんなすごい人だったら
聞いてみたい、一緒に行こう!
と前のめりでした。

私は

何言ってるの、お母さん!!!

でした。

大阿闍梨って呼ばれる人は
歴史上、そんなにたくさんいないんだよ
今なんか数人しかいないはずだよ。

阿闍梨と言われるのは
千日回峰行をした人とかで
死にそうなほどの
すっごい修行しなきゃいけないんだよ。

その人、いつ頃、どこで
修行して、阿闍梨の上の
大阿闍梨と呼ばれるようになったって
言ってるの!?
だいたい、死にそうなほどの修行した人が
祈った水だとかいって
売ったりするわけないじゃん!
お母さんもそんなの人の話なんか
聞きに言ったらダメだよ!!

と、
母や母友を叱り飛ばすように、
全否定してしまい
母友さんは、私の剣幕に
しどろもどろ。
早々に帰っていきました。

母は、母友さんに、
ごめんねー、ごめんねー
うちの長女がああ言ってるので
行かれないわ〜と、謝っていました。。。

その頃、私はテレビで見た番組の印象から
千日回峰行をしないと
阿闍梨と呼ばれないと思い込んでいたので
そんなことを言ったのですが…
呼称については、必ずしもそうではないです。
だから、その阿闍梨さんも
阿闍梨ということ自体にウソはなかった
かも、しれませんが…。

でも、今思い出しても、
その「大阿闍梨」は
断然、胡散臭かったと思います。


ただ、母達2人に、あんな風な言い方を
しないでもよかったなぁ、
悪かったなぁと思います。

その後、母友さんは、しばらく大阿闍梨に
ハマっていたようですが
やっぱりオカシイと分かったようです。

そんなことがあったなぁと、思い出しました。


あと、阿闍梨といえば
阿闍梨餅ですね。

阿闍梨餅、美味しいです。
餅という名前ですが
お餅やお団子ではなく
しっとりとモチモチっとした皮
甘すぎない餡がたまらない
おまんじゅうです。

お抹茶に合います。
お煎茶にも合います。
コーヒーにも合います(笑)

京都でしか売ってないかと思ったら
横浜の高島屋でも置いていました。
さすが阿闍梨餅です。


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